http://news.livedoor.com/article/detail/4061510/
■概略
給料カットを恐れる広告業界 華やかさの裏側で格差拡大
業界最大手の電通は平均年収が1300万円台、2位の博報堂は同1200万円台と
高給を誇る広告業界。しかし業界の成長は過渡期を迎えている。
毎年増加を続けてきた日本の総広告費は、2008年に5年ぶりに前年実績を下回る
6兆6,926億円(前年比95.3%)。媒体別では「新聞広告費」(前年比87.5%)が大きく減少。
「テレビ広告費」(同95.6%)も減少して、「マスコミ四媒体(テレビ・新聞・雑誌・ラジオ)広告費」
(同92.4%)は4年連続して前年を下回っている。
北京オリンピックの効果も限定的で、その後1ヶ月あまりで勃発した世界金融危機により、
09年も広告費は落ち込むとみられている。トヨタ自動車などの国内の大企業が赤字に転落
したことで、広告費はコスト削減の一環として縮小傾向にあり、業界も今後の展開に戦々恐々
としている。これまで高給を維持してきた大手広告代理店の給料にもメスが入る恐れもある。
広告業界で唯一明るい話題がインターネット広告費(媒体費+広告制作費)の伸びだ。
08年は前年比116.3%の6,983億円で、総広告費に占める割合は10.4%となっている。
ネット広告が伸びている背景にはインターネットの普及に加え、
閲覧者が実際に広告主の企業のサイトにアクセスしたかどうか
わかるなど、効果が測定しやすいことがあげられる。
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■ソース
http://moneyzine.jp/article/detail/131010
■概略
崩壊前夜の新聞業界、ついに始まった「コスト削減の嵐」
高給で有名な大手新聞社。しかし売上や広告費が減っているなかで、ビジネスモデルの
限界が囁かれている。新聞業界のビジネスモデルは崩壊寸前だ。
パソコンや携帯電話などからインターネットによって情報を取得し始めた若者を中心に
新聞離れが進んでおり、購読者の減少とともに広告費も縮小傾向、さらに用紙代の上昇
や金融危機も業界による不況も深刻な影響をおよぼしている。
昨年末には産経新聞社と毎日新聞社が08年9月の中間連結決算で、営業赤字に転落
したことが明らかとなったが、全国紙・地方紙を問わず、売上は右肩下がりだ。
相次ぐ夕刊廃止の要因は、収益の2本柱である購読者数と広告費が減少だ。
広告出稿は10年前の水準より2割ほど減少しており、電通の調査によると07年の
新聞広告費は、9462億円(前年比94.8%)と推定、2年連続で1兆円を下回り、
広告費の減少傾向は歯止めがきかなくなっている。
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広告業界が揺らいでいるようです。
(とは言っても、前年比5〜10%程度ですが)
アマチュアスポーツ選手に関連する事は、
世の中の広告というもののポジションとその傾向を掴んで頂きたい点。
プロスポーツの世界では、スポンサー社名ロゴをテレビ・新聞に
いかに掲載させるかが使命。
視聴率や購読者数が重視される訳ですが、
その広告の効果そのもののが問われる時代に入っているとも読めます。
確かに今の広告業界事情は、昨年末の世界金融危機がきっかけになって
いますが、果たして、根本の要因はそこにあるのか?
もっと根が深いはず。
スポーツに絡めた視点では、
プロ選手はスポンサーの広告露出効果を謳ってきましたが、
そのレスポンス率=視聴率リーチ等からのスポンサー商品購買率への反応・・・
これが非常に曖昧な世界であった事は、
広告+メディア業界にいる人程に認知しているはず。
反応率が高いからプロスポーツ広告費が高いのではなく、
マスメディアに載せる為にプロスポーツ広告費が高かったというのが
現実ではなかろうか?
広告のみのROIを追求すれば、
ネットの方がクライアントを説得しやすいのは以前からわかっていた事であり、
TOPメディアが落ち込んで、ネット広告が増大すると言われてきた事が
如実に現実化してきただけのこと。
又、消費者の広告に対する反応が鈍くなり、
1wayの情報発信でなく、
双方向、又は、第三者を介した情報発信となるPRという手法が
台頭してきているのも関係がありますよね。
このような状況下、
確かにテレビ・新聞にも掲載される可能性がないアマチュアスポーツ選手には
全く関係ない話ではありますが、
だからこそ、アマ選手が競技ウェアやマシンにスポンサーロゴを掲載する事を
スポンサーメリットとする事が意味のない事かが理解できると思います。
それは最初からわかっていること。
それはスポンサーメリットとしてカウントできないこと。
では、アマ選手は広告というものをどう捉えていけば良いのか?
どう捉えてスポンサーメリットを組立てるべきなのか?
ここを習得する必要があります。
ブログ読者なら、もう御分かりかもしれませんが、
最初からアマ選手の広告露出効果は期待されていないのですから、
それ以外の効果をスポンサーメリットとする。
これだけです。
それ以外の効果=スポンサーメリットとは?
過去ブログをチェックしてみて下さい。
スポーツと広告の関係。
ここが明確にならないと、
スポーツスポンサーシップは非常に曖昧なものになります。
企業依存スポーツが弱いという話題がこの時期に多く語られているのにも関係しています。
広告露出効果に頼らないアマチュアスポーツ(プロも含む)を目指す為にも、
スポーツと広告の関係を、
アマチュア選手には勉強してほしいですね。