東京マラソンを株価影響面から見る

■ソース
http://www.nsjournal.jp/column/detail.php?id=142565&dt=2009-02-25
■概略
東京マラソン２００９、３月２２日号砲、都心が市民ランナーの新たな聖地に
3月22日、再び首都が大封鎖される――。

世界屈指の大都市を舞台に、3万5000人が健脚を競う巨大イベント。
世界陸上の男子代表選考会を兼ねるため、トップアスリートが多く出場するほか、
市民マラソン大会として市民ランナーから絶大な支持を集めている。
2007年の第1回大会は申込者数9万人超
2008年の第2回大会は15万人超
2009年の第3回大会は26万人超にまで増加。

人気の背景は昨今の「健康ブーム」。それに加え、普段は人ごみであふれている
東京都心のど真ん中を長時間封鎖して走る爽快感と、著名人が多く参加すること。

関連銘柄だが、共催と協賛が筆頭にくる。
共催はフジ・メディアＨＤ（4676）傘下のフジテレビジョン、日本テレビ放送網（9404）など。
両社が隔年でテレビ放映をするが、今回はフジテレビが担う。

協賛には上場企業がずらりと並ぶ。
アシックス（7936）、セイコーＨＤ（8050）はおなじみの顔触れ。
鎮痛消炎貼付剤「サロンパス」の久光製薬（4530）や車両提供のトヨタ（7203）も納得。

アシックスはシューズやウエアなどの需要喚起が見込まれる。
「銀座ランナー」向けランニングショップとして話題の「アシックスストア東京」はまさにご当地。

テレビ露出でコース上にあるビルなどランドマークも広告宣伝効果が期待できる。
中でも、日比谷や銀座、日本橋などはランナーが2度通る為、今回も注目度が高いエリア。

日比谷では帝国ホテル（9708・2部）が目立ち、隣接する有楽町にそびえ立つ
有楽町センタービル（有楽町マリオン）は東宝（9602）、松竹（9601）などが所有。
銀座ショッピング街では松屋（8237）や三越伊勢丹ＨＤ（3099）の三越が象徴的だ。
松屋は浅草でもテレビ露出が多そうで存在感大。
日本橋では高島屋（8233）や協賛企業のスターツコーポレーション（8850・ＪＱ）の
本社前を2度通過する。

ちなみに、ゴールの地、東京ビッグサイトの株主は三井不動産（8801）、東芝（6502）、日立（6501）、三菱電機（6503）など。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

証券情報サイトに東京マラソン記事があったのでチェックしてみたのですが、
スポンサー企業やコースでの露出企業の株価影響を、
競技大会から読むというのは面白いですね。

メディア露出クラスの選手は、
このようなスポンサー企業や周辺露出企業の株価と競技の関係も
少し考える事を推奨します。
プロ・セミプロなら必須ですかね。
それらを考慮したスポンサーターゲットも沸いてくるでしょうし。

アマ選手も少し参考にして下さい。
アマ選手はメディアの広告露出効果は二の次で良いと、
当ブログでは伝えてきましたが、
将来プロを狙う選手は、競技がもたらすメディア効果として、
上記記事のように株価影響なども有り得る点を勉強してみて下さい。