■無料PDFレポート(A4*8頁)=資金難&NG続きの選手は必見
99%の選手がPush型企画書・価格不相応で成約できない→ここを改善すれば獲得率は上がる!
アドレス

2009年01月11日

テニス界はどうなる?(構造的問題)2/2

■ソース(テニスナビ)
http://www.tennis-navi.jp/news/pickup/colum/008092.php
■概略
・海外観戦は行きやすくなる
日本に目を向けて見ても、いい影響は感じられません。円高で海外に
観戦に行きやすくなる、というのはあるかもしれませんが、
欧米の景況が悪化すれば当然、現地の治安は悪くなるもの。
観戦以外の部分での危険度は増します。

・景気に左右されるテニス人口が、テニス界全体に影響
日本のテニス人口の推移は、景気動向に素直に左右されているという
データがあります。日本の景気が悪くなると、テニス人口は減る傾向
があるわけです。
となると、テニス用品の売上も期待できなくなる可能性があります。
日本のテニス界を支えているのは、テニス用品メーカーや、コートを
提供するスクールやクラブ。
つまり、愛好家層に対して何らかのサービスを提供して利益を上げて
いる企業(テニス関連企業)がその基盤になっているわけです。
ここが弱くなってしまうと、全体に影響が出ます。

・日本のテニス界の構造的な問題
日本のテニス界の構造的な問題として、テニス関連企業が中心な分だけ、
テニス人気を盛り上げる=オンコートプレーヤー、愛好家を増やす、
ということにエネルギーが使われます。

サッカーや野球でも、競技普及や若手育成はもちろんやっていますが、
テニスほど必死に愛好家を増やすことが、テニス界を盛り上げること、
と考えているプロスポーツ・カテゴリーを持つ競技はなかなか
ないのではないでしょうか。

野球もサッカーもまず、観客動員を考え、テレビ放映を考え、
スタジアムでのホスピタリティを考え、ファンと選手の交流について
心を砕き、そこにスポンサードしてくれる企業を募ります。
とにかくまず人気を上げることを考えるものです。


ところが、テニスはまず愛好家を増やすことを重視します。
専門メディアも結局、それに流されやすくなっていて、逆に新しい
ファンに、敷居を高くしてしまっている
部分もあるような気がします。

・資金を広く、様々な業界から集めやすい環境を作ること
プロ野球は新聞社が大口のスポンサーだったり、サッカーは自動車会社
が親会社だったり、大会のスポンサーに大手飲料ブランドがついたりと、
その業種とは関係ない企業がついていることが多いのですが、
テニスの場合、あくまでもテニス関連企業が中心であり続けてきています。


もちろん、サッカーとは関係ない自動車会社の不振で、サッカークラブ
が傾いたりする可能性もあるわけで、テニスのように愛好家が支える
構造というのは逆に強くもあると言え、それ自体は決して悪い構造では
ないのですが、

この構造は、正直に言って、マイナー競技の構造のままと言っていいでしょう。

資金を広く、様々な業界から集めやすい環境を作る事。
今後の日本テニスの課題はそこにあると個人的には考えます。


・チャンスをモノにしよう
資金を広く、様々な業界から集めやすい環境を作るためにも
せっかく錦織選手や伊達選手で話題が出てきたのですから、それらを
最大限に利用して範囲を広げ、経済的な基盤を拡大した方がいいと
思うのですが……。
日本のテニス界はどうも、テニス界の外に目を向けない体質があるよう
に思えます。

視野を広げ、大きな戦略を立てていかないと、
せっかくのチャンスをモノにできず、
また10数年前と同じことを繰り返してしまうのでは、
と危惧
してしまいます。

伊達、松岡の活躍で賑わった80〜90年代。日本はまだバブル景気で、
テニス界にも色々な企業がやって来ましたが、
当時でさえ、テニス関連以外の企業で言えば、時計会社、食品会社、
タバコ会社、生命保険会社ぐらいではなかったでしょうか。
もし、あの時期に長い視野を持って、巨大なビジネスとしてテニスを
マネージメントする人や、考え方がしっかりとあって実行されていれば、

有明テニスの森レベル以上の大きさを持つ、NTCがJTA独自の
資金で作られていてもおかしくなかったのではないか、と今になると
思います。

・戦略を
少し高めのテニスクラブに行くと、駐車場には高級外車がズラリ、
というのも日本のテニス界のもう一つの側面。
財界にはテニスのシンパは意外に多いと聞きます。
しかし、テニスになかなかお金が回ってこないのは、「テニス人気は
プレーヤーに限定的で、効果が薄い」と見なされているからでしょう。
海外のテニス雑誌には自動車広告、しかも高級車の広告が並びますが、
日本ではまったくそのような環境になりません。

この辺りについて、日本のテニス界の上の人たちの目には、どう映って
いるのでしょうか。
「予算がない」という言葉は何度も聞かされましたが、それを確保する
手段についてはあまり聞いた記憶がありません。

予算がないなら作るための戦略や、必要な人材、
手段を高ずるのが普通の考え方なのでしょうが……。

育成に回す予算も結局、テニスの人気が出なければ回らないでしょう。
そういうことについて、そろそろ考えられてよい時期だと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まさしく。

まず、競技種類に関係なく、
各競技の連盟・協会が、視線を外へ向ける事が重要ですよね。
マイナー競技程に、その競技の関連会社しかスポンサーになって
おらず、内側へのスパイラルにはまっています。

マイナーだから関連企業にしかスポンサーが付かないのだ、
と考える時点で、マイナススパイラルが始まっています。
それは明らかな言い訳であり、
マイナー競技でも、競技外のスポンサーを獲得している競技が
実際にありますからね。
交渉失敗をマイナー原因に当てつけないで頂きたいです。
大丈夫。キチンと説得できれば獲得できますから。

その為にも、上記にも記載されている通り、
短期・中長期の戦略を立てて、
それが現実的なのか、非現実的なのかを検証し、
全体的なマネージメントを行う必要があります。

仮に選手1本で生きてきて、
マネジメント知識がないのであれば、
知識のある人材を使えばいいだけ。
採用する金が無いと、また言い訳するのであれば、
既存予算を削ってでも採用するべき。

それもできない???
そんなに危機感がないのであれば、
もう勝手にマイナススパイラルへ落ち込み下さいという事になります。

ただ、良く考えて頂きたいのは、
協会・連盟の方々は、
その競技の何十万人・何百万人という愛好選手の
気持ちを背負っているという事を再認識して頂きたいですね。

posted by sports777 at 11:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まさしくその通りです。
大半の協会や連盟は、中長期の計画がなさ過ぎです。
協会はそのレールをしっかりと作って行く事が仕事なんですがね…
Posted by つじむら at 2009年01月12日 01:44
そうですねえ、
企業に例えれば、
各競技の協会・連盟の理事は社長(取締役)に相当し、
TOP選手は社員に相当し、
競技人口の何万人、何十万人が顧客に相当します。

無理のある例えですが、言いたい事は、
顧客を見よという事でしょうか。
モノサシは市場(顧客)にあり、
ここを基準に全体像を考えないといけないはずです。
そうなると、
シガラミとか予算とか派閥とかと言っている
場合ではないですよね。
社長は、全体を見て、策を打って、
結果を出さないと〜。
Posted by sports777 at 2009年01月12日 11:07
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
スポンサー獲得講座マニュアル.jpg
『スポンサー獲得講座・マニュアル教材』
◆このような企業が獲得しやすい!=ターゲット選定法
◆このような企画書が成約しやすい!=Pull型企画書構成法
◆このような交渉が成約しやすい!=ベネフィット・プレゼン法
◆その他、習得ポイント多数の全220ページ

数十社に交渉しても獲得できなかった選手が
¥数十万〜数千万の資金スポンサー、サプライヤー獲得の実績!