2輪レーサー:X氏より
「はじめまして。
スポンサーが付かず、引退を余儀なくされそうな一人です。
これから、色々アドバイスお願いします。」
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X様 from sports777
引退を余儀なくされそう?・・・・それはよろしくありませんね。
HPを見ますと、サプライヤーは付いていますよね。
@このサプライヤー群の中で、
経営者へのコネクションはお持ちですか?
企業の経営規模に関係なく(むしろ零細の方が話が早い)、
コネクションを作れますか?
手っ取り早く、既に信用を得ているサプライヤーから、
物資だけでなく、資金提供を模索してみましょう。
重要ポイントは、サプライヤーが何をすれば喜ぶか考えて下さい。
小規模経営企業程に、競合企業に追いつけるように、
販路拡大を考えているはずです。
Xさんは、HPを持っていますよね。
Xさんのネットワーク(関係者・知人・ファン)の中で、
自サイト・自ブログを持っている方は何人位いますか?
例えばそれが100人の場合、100サイトに協力を願って、
その企業の プロダクツキャンペーンを行う事はできますよね?
100社に広告を出す費用を換算してみて下さい。
但し、ネット広告だけでは、大して効果が出ませんから、
競技大会場で、リアルなプロダクツ・キャンペーンを
知人ライダー達と一緒に仕掛ける事はできますか?
バーチャルのネットと、リアルな現場(大会場等)を組合せ、
バイクファンに向けたキャンペーンやプロモーションを
提案してみて下さい。
そのプロモーションを広告代理店に依頼したいくら請求されるか?
その価格の一部を、資金提供額としてGETできる可能性があります。
もちろん、その中に制作コスト等が入りますが、
人件費は皆に協力して 頂いて下さい。
「ライダー:Xさん」のサポートプログラムであるという事で。
1社掴めたら、実績を企画書にまとめて、2社目を狙って下さい。
最初の1社目は小規模サプライヤーで構いません。
最初の1社が肝心です。
ここで協賛金を大きく取ろうと思わないで下さい。
少額でもいいのです。
実績を作る事が肝心で、2社目以降に額を上げて下さい。
Aサプライヤー以外の資金提供者(社)を探す上で、
Xさんは、どのような方ですか?
ライダー・レース・バイク等の要素を外して、
自分自身を30秒でプレゼンして下さい。
これは良く考えて頂きたいのですが、その30秒で語られる内容が
Xさんの強み(人と違う所)になるわけですが、
その強みから、企業の為に使える要素をピックアップして下さい。
最初から、企業の為、企業の為・・・と考えると
行き詰るはずですから、順序良く。
まずはその辺りを分析して、
どんな企業とマッチングができるかを考える必要があります。
闇雲に協賛企業を探すのではなく、
自分の強みとマッチングができて、
しかも、ライバル達がアプローチしていない企業を探しましょう。
人は、100人いたら100通りの異なる人格・人種があります
ので、Xさんの唯一の特性を決定つけましょう。
スポンサーから資金を引っ張る作戦を考えるのは、その後です。
大丈夫です、この世には、腐る程の企業があります。
必ずマッチングできる企業がありますから。
近年、モータースポーツは人気が低迷していますよね。
しかし、そうは言っても、少ないながら確実に観客はいますし、
そういう場で商品訴求を作戦立てる経営者や宣伝部部長はいます。
バイクの世界もそうだと思うのですが、
30年前にバイク車体広告に強かった企業と、
20年前と10年前と今を比べてみて下さい。
企業は移り変わっているはずです。
ですから、今強い企業は、もう視野に入れず、
これから強くなる企業を狙っていく事が重要です。
以前は、たぼこメーカー等が広告力を独占していました。
しかし、今は スクリーニングされて、
たばこや賭け事系の企業は広告を出せない方向になりますよね。
(たばこは広告規制で困惑。逆に見れば予算が余っています。)
今後はどうでしょう?
例えば、環境系の企業がもっとアピール力を持つかもしれません。
又、ネットショップとかも可能性ありますよね。
Xさん程の全日本クラスの方なら、
スポンサーを獲得する為の仕掛け方は、いくらでもあるはずです。
企画書を精査して、プレゼン力をmaxにする。
その前に、記載内容・表現内容をよく戦略立てる・・・これが重要。
まずは自分分析から始めませんか?
その次にマッチング企業を探す。
そして、その企業からYESをもらう為の作戦を徹底的に練る。
これが基本だと思います。
ちなみにXさんのマネジメント会社はどちらですか?
そのマネジメント会社は動いてくれない???
それと協賛金の必要額は?500単位?1本単位?