元陸上日本代表の為末大氏は危惧している。
「このままでは、東京五輪後に半数のアマチュア競技団体が破綻してしまう」
それはなぜなのか。
それはなぜなのか。
政府は、メダル有望視される競技団体を支援するため、2015年度に選手強化関連の予算を
前年度比39%増の116億3896万円と、大幅に増額。東京五輪が開かれる2020年度までは、
毎年のように予算は増える見通し。
日本スポーツ振興センター(JSC)のスポーツ振興くじ「toto」を財源とする選手強化費と合わせて、
アマチュア競技団体にはかつてないほどの規模の補助金(助成金を含む)が流れ込む。
政府は東京五輪で、金メダル25〜30個、金・銀・銅メダル総数70〜80個獲得を目標に掲げる。
金メダルも総メダル数も過去最多だった大会の約2倍という、意欲的な目標に向けて、大盤振る舞い。
問題は東京五輪後だ。予算は一転して減額される見通し。
為末氏は「競技団体は、一時的に潤うだけ」と冷静に分析。
国の厳しい財政事情が、選手強化費の「高止まり」を許さない。
水膨れした団体は五輪後に体制を維持できなくなり、競技力も低下していく。
そんな運命をたどらないためにも、補助金に頼らず、自力で選手強化費を獲得する努力が求められる。
為末氏は、「自分たちで資金を得るという発想が必要だ」と強調する。
スポンサーを開拓し、大会の入場料収入や放映権収入を得て、「自主財源」を増やす取り組みだ。
■衰退招く「強化費依存症」
だが為末氏は、「五輪に採用されているアマチュア競技団体であっても、
多くは自力でお金を稼ぐノウハウを持たない。何とかしなければ」と危機感を募らせる。
実際、多くの競技団体は「補助金漬け」の状態にある。
例えば日本ウエイトリフティング協会の2014年3月期収入=1億2101万円。半分以上が補助金。
全日本アーチェリー連盟の2014年3月期収入=1億1410万円。3分の1以上が補助金。
2020年に向けて、政府の選手強化費が増える過程で、多くの団体が補助金依存度をさらに深めていく。
全日本アーチェリー連盟の2014年3月期収入=1億1410万円。3分の1以上が補助金。
2020年に向けて、政府の選手強化費が増える過程で、多くの団体が補助金依存度をさらに深めていく。
補助金への依存度が高い競技団体ほど、成長性が低く、競技力が弱まる傾向にある。
東京・渋谷に本部を置く、ある球技の団体を率いる専務理事は、
「スポンサーを開拓したくても、私は教員出身なので、営業の仕方が分からない」と率直に語る。
この団体は、戦後五輪で一度もメダルを獲得したことがなく、競技力は低迷したまま。
狭い事務室には、専務理事本人と、もう一人の事務員がいるだけだった。
大半の競技団体は、このように学校の部活顧問を務めた元教員や、元選手が専務理事に就いている。
大半の競技団体は、このように学校の部活顧問を務めた元教員や、元選手が専務理事に就いている。
その下にもやはり、教員や選手出身の事務員が数人いるだけだ。
ビジネスの経験がほとんどなく、自力で稼ぐ力は弱い。これが日本のアマチュア競技団体の実情だ。
・・・・・
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普段から、
アスリートに向けて企業スポンサー獲得法や、もっと広い視点での資金調達法を講義し、
成功事例を挙げているつもりだが、
対象者は、これまでは選手や民間団体(クラブ・チーム)等に集中してきた。
受講者に共通するのは、危機意識の高い者と言える。
成功事例を挙げているつもりだが、
対象者は、これまでは選手や民間団体(クラブ・チーム)等に集中してきた。
受講者に共通するのは、危機意識の高い者と言える。
そう、そもそも論として、勝つ為にはもっと競技環境が必要で、それには金が必要、
又、もう競技資金が尽きそうで、このままでは引退せざるを得ない、、、、、
と言った、切羽詰まった選手は、当然ながら、危機意識を持ち、
トレーニング以外に時間を作り、資金調達法をゼロから学ぶ事になる。
又、もう競技資金が尽きそうで、このままでは引退せざるを得ない、、、、、
と言った、切羽詰まった選手は、当然ながら、危機意識を持ち、
トレーニング以外に時間を作り、資金調達法をゼロから学ぶ事になる。
現状維持でとりあえず運営が回っているNF関係者に、ぶっちゃけ危機意識は生まれにくい。
NF関係者にも、セミナー開催等の情報は送っているが、来るのはほんの僅か、、、、、
という事が、スポーツ界全体の未来への危機意識の無さを物語っている。
という事が、スポーツ界全体の未来への危機意識の無さを物語っている。
▼▼▼
自分は以前から、上記の為末氏と同じような事を言ってきた。
アスリートの多くは、東京五輪をきっかけに、社会にスポーツ心が広がり、
アスリートの多くは、東京五輪をきっかけに、社会にスポーツ心が広がり、
スポンサーも取り易くなり、マイナー競技にもチャンスが来ると言う・・・・
あの〜それ、全く逆なんですけど・・・・(笑)
為末氏の短い記事文章では、スポーツ界を俯瞰した的確な意見が記載されているが、
スポーツを超えて、更に日本の社会を俯瞰すれば、
まず、2050年に競技スポーツ年齢層(10〜25歳)の人口が半分に成りますから。
競技間での子供の奪い合いは既に始まっているし、会費収入が入ってこなければ、
準備をしていない(危機意識の無い)NF程に破綻する事になる。
これは、2050年を待たずして、東京五輪直後からじわじわ進む。
だって、社会にも投資者にも燃え尽き症候が起こるしね。
先日も、シンクタンクやらリサーチ機関から、東京五輪までスポーツ関連・市場規模は
ウナギ登り(?)的な記事が出ましたけど、
これから東京五輪だぜーって時に、その先を予測する人は少ないと思いますが、
マーケッターやプランナーやリサーチャーなら、簡単に予測できてしまう。
(これから東京五輪ってタイミングで、そんな、事後のリスク予測はメディアも出さないでしょう。
そういう意味では、上記の記事を載せた日経新聞さんをリスペクトする。)
▼▼▼
という訳で、
資金難のアスリート個人は勿論、
そろそろNFの方々も気付いた方がいい、そうじゃないと本当に手遅れになりますよ。
5年後、10年後、20年後は関係無い?
公務員の方々だと、特に自収入に関係無いから現状維持で良いのでしょうし、、、
もっと国が金を投下せい、って話になるのかな?
申し訳ないけど、そのような思考の方が多いNF程に破綻するでしょう。
あるNFで、企業スポンサー獲得法を講義した時も、
やはり、小中高の教諭の方ばかりでした。
皆さん、教育者ですから、頭の良い方ばかりなので、講義内容自体はすぐに習得して頂ける。
しかし、知識と実行は別物。
頭に入っても、それを実行するのは、世の常の8:2の法則になってしまう(いや、0.5:9.5だな)。
「知識→実行」に何故スムーズに行かないのか???
その原因が「危機意識」の有無だ。
どんなに良い武器を持とうが、使わなければ意味が無いし、
そもそも、なんでこの武器が必要何だっけ?なんて思ってる時点で、実行に移る訳が無い。
(これはNFに限らず、民間スポーツ関係機関についても同様だ。
資金調達が必須と言いながら、危機意識が低い事で実行に移されないケースは多い。)
▼▼▼
よって、
自分もリザルト情報も出ない程のマイナー競技に多く関わっている立場なので、
今後は、選手に限らず、NFにも協力したいと思います。
為末さん、同意見だから一緒にやらないかなあ。
TV中継競技等は、確かに、メジャーのプロ野球・Jリーグなどの成功事例を伝える、
いわゆるスポーツコンサルタント系を頼っても良いと思う。
経営コンサル等も出てくる場面かな。
広告スポーツならね。
あの〜それ、全く逆なんですけど・・・・(笑)
為末氏の短い記事文章では、スポーツ界を俯瞰した的確な意見が記載されているが、
スポーツを超えて、更に日本の社会を俯瞰すれば、
まず、2050年に競技スポーツ年齢層(10〜25歳)の人口が半分に成りますから。
競技間での子供の奪い合いは既に始まっているし、会費収入が入ってこなければ、
準備をしていない(危機意識の無い)NF程に破綻する事になる。
これは、2050年を待たずして、東京五輪直後からじわじわ進む。
だって、社会にも投資者にも燃え尽き症候が起こるしね。
先日も、シンクタンクやらリサーチ機関から、東京五輪までスポーツ関連・市場規模は
ウナギ登り(?)的な記事が出ましたけど、
これから東京五輪だぜーって時に、その先を予測する人は少ないと思いますが、
マーケッターやプランナーやリサーチャーなら、簡単に予測できてしまう。
(これから東京五輪ってタイミングで、そんな、事後のリスク予測はメディアも出さないでしょう。
そういう意味では、上記の記事を載せた日経新聞さんをリスペクトする。)
▼▼▼
という訳で、
資金難のアスリート個人は勿論、
そろそろNFの方々も気付いた方がいい、そうじゃないと本当に手遅れになりますよ。
5年後、10年後、20年後は関係無い?
公務員の方々だと、特に自収入に関係無いから現状維持で良いのでしょうし、、、
もっと国が金を投下せい、って話になるのかな?
申し訳ないけど、そのような思考の方が多いNF程に破綻するでしょう。
あるNFで、企業スポンサー獲得法を講義した時も、
やはり、小中高の教諭の方ばかりでした。
皆さん、教育者ですから、頭の良い方ばかりなので、講義内容自体はすぐに習得して頂ける。
しかし、知識と実行は別物。
頭に入っても、それを実行するのは、世の常の8:2の法則になってしまう(いや、0.5:9.5だな)。
「知識→実行」に何故スムーズに行かないのか???
その原因が「危機意識」の有無だ。
どんなに良い武器を持とうが、使わなければ意味が無いし、
そもそも、なんでこの武器が必要何だっけ?なんて思ってる時点で、実行に移る訳が無い。
(これはNFに限らず、民間スポーツ関係機関についても同様だ。
資金調達が必須と言いながら、危機意識が低い事で実行に移されないケースは多い。)
▼▼▼
よって、
自分もリザルト情報も出ない程のマイナー競技に多く関わっている立場なので、
今後は、選手に限らず、NFにも協力したいと思います。
為末さん、同意見だから一緒にやらないかなあ。
TV中継競技等は、確かに、メジャーのプロ野球・Jリーグなどの成功事例を伝える、
いわゆるスポーツコンサルタント系を頼っても良いと思う。
経営コンサル等も出てくる場面かな。
広告スポーツならね。
しかし、TV中継も無い、競技人口も少ない、学校関係者ばかりの理事、、、、、
なんていうNFには、メジャー競技の手法を真似ても無理ですよ。
だって、広告価値が無いのですから。
広告スペース売りを、共通セールスシートで企業交渉しても、成約する訳が無い!
(まあ、東京五輪の社会気運を使う手もありますが、それじゃ持続しない)
故に、超マイナー競技選手には、露出を頼らない資金調達を、と伝達しており、
キチンと成功事例も出しているつもりです。
マイナー競技選手専門で指導している事例は少なく、専門家は日本に10人も居ない。
アスリートエールの選手向けセミナーは、その中でも一番成功事例を出している。
NFの中に危機意識の高い方が居れば、いつでも協力したいと思います。