明けましておめでとうございます。
本年も多くの御関係者からの御指導を宜しく御願い申し上げます。
2013年1月5日
潟Xポーツゲイン
岩田
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久しぶりのブログとなりました。
最近はすっかりfacebookのみとなっており、
あえて自分本位(?)の当・長文ブログが滞っており、
メルマガもmixiも置き去りになっている事、申し訳なく思います。
(fbもtwitterもブログもメルマガも、それぞれの良さがあるのですが、
どうもイカンですね、楽なfbに逃げてしまってます・・・)
で、fb小野寺さんから良い課題を頂きましたので(勝手に課題と解釈(笑))、
プロとアマの意識の持って行き方と言いますか、違いと言いますか、
その辺りを書いてみようと思います。
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プロゴルファー・プロ野球選手・プロサッカー選手、、、、
プロ選手と言うと、どうしてもTV中継競技を連想するのが一般社会ですが、
実は、プロサーファー・プロテニスプレイヤー・プロ格闘家・プロレーサー(?)等、
非TV中継競技や非五輪競技の選手にもプロと名付くアスリートが多くいます。
テニスのようにプロ資格を取ればすぐにアマからプロを語る世界に入れるケースも、
別に宣言も無くプロを名乗れる格闘技界もあります。
日本におけるプロ&アマの定義は曖昧。
(五輪憲章でさえ、アマという言葉を既に外していますよね)
@日本の2大スポーツ(野球・サッカー)や大金スポーツ(ゴルフ等)のプロ選手
Aそれ以外のプロ選手(特に非TV中継競技や非五輪競技)
Bアマ
こう区分して考えた場合、それぞれの違いは何か?
実質的な大きな違いは・・・
やはり専門分野から言わせて頂くと、アスリートの使命は競技継続でTOPを取る事だから、
それを支える「競技資金(当記事では生活費も含める)」ではないでしょうか。
@のアスリートはある程度、最低限の生活ができます(全てとは言いませんが)、
しかし、ABは競技だけでは生活できない、というアスリートが殆どですよね。
統計データが無いので何とも%までは語れませんが、
ABの選手は、親が競技資金を投資していたり、アルバイトでギリギリ生活をしていたり、
借金を作って競技継続している等、
このようながケースが非常に多い(うちに入ってくる相談内容は99%これ)。
そこでスポンサー(協賛金)が必要という事になるのですが、、、、
よってスポンサーを獲得する為に、獲得法を教えて下さいという流れになる。
勿論、気持ちは分かるのだけど、
その前に、あなたはスポンサーを獲得する意識を既に会得できていますか?と問う。
Bのアマ競技なら、1番でなくても、
晩年2位選手でも、世間から凄い・強い・速いと称えられていい。
但し、Aの選手には、
プロと名乗る限りは、万年2位ではスポンサーも獲れないし、
世間から凄い・強い・速いと称えられる資格は無いよ、と敢えて厳しく言う事が多い。
今、100位でもいい。但し、何年何月に1位になるという具体的計画も無いのに、
1番はそう簡単に獲れない。今、2番以降であっても、1番を目指すプレゼンも無しに、
企業スポンサーは難しいよと跳ね返す事もあります。
アマは2番以下でも素晴らしい、
しかし、非TV中継競技でも「プロ」というワードを背負う限り、
1番以外は考えられない。
(現実的に2番以下なら、せめて1番になる計画位は人に語れないと)
いつもこのように、Aの選手達の心にメンタルを植え込んでいます。
そう、意識改革ですよね。
(結構厳しく、あえて心を折るケースもあります、本人の為に。
甘ったれた思考をぶち切り、プロ仕様にする為です。
涙を流す選手も居ますが、監督・コーチ・トレーナーが行わない社会視点で
最終的にはメンタルを強くしているつもりです。)
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これらは、最終的に2つの狙いがあって行っています。
1・アスリートではなく、一人間としてのメンタルを強くする為
2・企業スポンサーを獲得する為の基礎作りとして
1は、単に凄い・強い・速いだけでは、裸の王様になる傾向があり、
社会との関係が判らない事でスポンサーは取りにくいし、
(寄付金と協賛金の違いも判らずに獲得した企業にすぐに協賛を切られたり、
世間知らずが原因で多くの敵を作っていて、後でメンタルが壊れて戦績ダウンしたり)、
又、セカンドキャリアに困るし、社会との溝を作るケースを結構見ています。
関係者には挨拶ができても、社会には挨拶ができないシニアとか、
初対面の者に横柄な態度をとるチャンピオンとか、、、、必ずいつか綻びが表面化し、
戦績ダウンに繋がる。。。
こうならない為にも、プロならプロとしての自覚=プロ意識を持てと。
(自分はAのプロ以外に、Bのアマ選手にも同様に伝えていますが)
様々な観点から、
プロって何?あなたはプロなの?という問いを強烈に押し込む場合があります。
その意図は、最終的には強くなってもらいたいから。
だから、子供的な思考のプロが来たら、激しく心を折ります。
2は、スポンサーシップって何?という事から教えなくてはならない。
企業は何故スポーツに投資するか?を分からなければ、協賛契約は続かない。
これを分かりやすく伝える話に、
1番選手には試合後インタビューのチャンスがあり、TVに出なくても競技雑誌位には出る。
2番は試合後インタビューも無い(実際はあるケースもあるが)。
1番の選手はその競技雑誌でスポンサーロゴを露出できる。
それは後で広告効果換算値を算出すれば、次年度の協賛金をUPさせられるかもしれない。
2番は露出無しで協賛があったとしても切られる。
非常に簡単に言ってしまうとこうだ。
だから、金を人様から頂くAのプロも@のプロ同様に、
2番は有り得ない。常に1番でなくてはならない。
(広告メディア露出効果を例に上げれば一番分かり易いはず。アマは2番でも素晴らしい。)
これはスポンサーメリットとは?を知っていないとできない。
(それを紐解く為にも、Aのプロも、自分の広告露出価値がいくらありますと、
常に言えるようでなければならない。)
多くのAの選手達は、金持ち企業が余ったお金を「くれる」・・・・
こんな感覚でスポンサー依頼をしているケースは少なくない。
プロを語る資格無し。
金をくれる?口座に振り込みさえされれば後は自由だ?
確かに世の中には、今もタニマチがいるから、
そういうとんでも無い感覚者を生むかもしれないが、
それらは見返りを要求されない「寄付金」だ。
(実際にはタニマチも何かしらの見返りを求める場合が多いですけどね)
プロはプロとして生き続ける為にも(継続収入を得る為にも)、
できるだけ寄付金を避け、あえて入手が難しいビジネス的な「協賛金」を狙うべきだ。
それは自意識を高め、結果的に戦績UPに繋がる。
これらの話はプロ感覚・プロ意識がある事が前提になる。
極端な話、2番に発言権も協賛獲得権もメディア露出権も何も無いと思え、
という極論をあえて相談にくる選手には伝えています。
協会や過去スポンサー等を批判する選手も多いが、
それは1番を取ってから言えば?と突き返す。
Aの選手でも、プロを語る限り、2番は要らない、1番だけが社会に認められる。
1番だけに賞賛・栄光が集まり、2番以降にそれはゼロと思え、と伝えています。
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こういった極論に反論する方もいらっしゃるでしょうが、
うち(私的機関)の手法なので、どうか御了承を!
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PS・ビジネスの世界でも、プロの呼称に大いに反対する。
この道50年のプロ?専門家=プロ?
長く特化していればプロと呼ぶ世界観、それおかしいですよ(笑)
プロって、その道を極めた人だけを指す。極めるとはTOP層を指す。
だから5年のプロ、10年のプロが居て当たり前。
50年やってもTOP域で無いなら、それはプロと呼ばない。
様々な業態業種を見てきた者として、ここは譲れない。