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2012年06月28日

高戦績とスポンサー貢献は必ずしも一致しない

■ソース
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0627&f=business_0627_122.shtml
■概略
マニュライフ生命、車いすマラソントップアスリートとのスポンサー契約セレモニー
マニュライフ生命は、車いすマラソン副島正純選手、土田和歌子選手とスポンサー契約。
同社とのつながりは、グループ企業がスポンサーを務めるボストンマラソンで
2011年度には男女アベック優勝し、日本で祝勝会を開催したこと。

副島選手は「競技を通したくさんの人に出会い、様々な言葉や刺激をいただきます。
アスリートとしての存在価値を最高に評価していただいたものだと感じています。
競技結果はもとより、活動を通し『伝える』ことで、マニュライフ生命様と共に、
誰かのためになる存在を目指して頑張っていきます」、
土田選手は「大変光栄に思います。今後は国内外レースでさらに活躍できるよう精進し、
この競技を通じて多くの方に勇気を与えられるような走りをしていきたい」とコメント。

両選手は、8月末から開催されるロンドンパラリンピックでの金メダルを目指す。
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オレンジ色の発言に注目。
スポンサードされる立場として、副島正純選手は的確な発言をされています。
企業視点で言えば、
つまりアスリートにとって、「相手の立場」で考えれば、
協賛契約をする上で、出資側(スポンサー企業)を喜ばせる発言。

多くの選手は、「高い戦績を出す事=企業のためになる」と考えますが、
企業視点で考えれば、戦績も重要だが、シビアに言えば、
戦績以上に重要な事がある・・・それはスポンサーメリット。

企業は何故スポンサーとなるのか?
無論、高い戦績を出した方がいいに決まっている。
しかし、それ以上にスポンサーメリット達成こそが、出資金を回収する事となるのだから、
スポンサーメリットの方が重視されるのは、ビジネス上、当然の事だ。

多くのアスリートは、高戦績=スポンサーメリット達成は一体と考える。
良いリザルトを出せば、同時にスポンサー貢献できているはずと考える。
つまり、リザルトとスポンサーメリットは比例していると考える。
しかし、これは必ずしも一致しない。
戦績が悪くても、スポンサーメリットを実行・達成する事はできる。
故にアスリートは、
スポンサーシップ観点から述べると、
@良いリザルトを出す事と、Aスポンサーメリットを達成する事を、両方追求すべき。
この2つは似て非なるものだ。

だから、@の良いリザルトを出す=頑張ります=良いリザルトで恩返しします、、、
との発言だけでは、スポンサーシップを得たアスリートとしては不足となる。
良いリザルトを出してもスポンサーメリットを達成できないケースがあるから。
例えば、殆ど観客のいない大会でTV中継も入らない場合、
胸にでかいロゴを出して優勝しても、企業のロゴ露出効果は殆ど無い。
スポンサードする企業にとって、当然優勝はうれしい事だが、
それでは投資額を回収できない。
この場合、企業は別の観点から投資回収しようとなる。

だからこそ、@だけでなく、Aの内容を追求する旨を宣言する事は
非常に重要な意味がある。

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セミナー等でも上記の事は常に伝えているつもりだが、
スポンサーを得ようとするアスリートは、
何故企業が投資するのかを深く考えるべきで、
そこがキチンと筋が通れば、戦績下位でもスポンサー獲得は可能という事になる。
事実、広告露出効果の全く無いキッズでもジュニアでもスポンサー契約者は沢山いるし。

スポンサーシップはビジネス。
100万受けたら、101万のメリットを返さなくてはならない。
1000万受けたら、1001万のメリットを返さなくてはならない。
こういう意識で望む必要がある。

前者で言えば、優勝すれば101万のメリットを返せる・・・という事は無い。
優勝する事で、101万分の露出効果が出ればいいのだが、
マイナー競技の場合はそうはならないケースが殆ど。
(故に、優勝しても、企業への貢献=出資リターンにならない)
故に、優勝報道が10万の価値にしかならないのなら、残り91万分のメリットを
別の事でリターンさせなければならない。

繰り返すが、
@のみのように、アスリートは競技結果を出していればいい、という事にはならない。
Aを加えて、
副島正純選手がスポンサーPR(=顧客開発等に繋がる可能性=スポンサーメリット)を
実践しようとする発言をする事は、
出資企業を喜ばせ、期待させ、更には継続的投資に結び付ける可能性を生む。
高い戦績を出しても、それがスポンサーメリットに直結しないケースが多い為に、
@&Aの意思・追求が必要。

これは、マイナー競技選手にとって、非常に重要な事。


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ここから更に一般論
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上記のような、スポンサーシップのそもそも論を理解できていないアスリートは、
キチンとスポンサーメリットを実行しないケースが非常に多い現実がある。
優勝さえしていればいいんでしょ的な発想がある。
優勝さえしてれば企業も目立って投資回収できたでしょ、といった鼻天狗は多い。
(全然、回収できてませんから(笑)、その回収額を計算できないなら、
 回収したでしょなんて、とてもとても言えないですよね。)

又、企業の投資回収(スポンサーメリット)を殆ど考えない選手がいるのも現実。
契約直前だけ企業寄りの言葉を述べて、
ぶっちゃけ、契約後は適当・・・・というアスリートがアマチュアには非常に多い為に、
企業はアマチュアに投資しない、という傾向ができても反論できない。
こういうアスリートを発見した時は、事細かく説教する事となる。
御金が絡む事なのだから、ないがしろにできる訳が無い。
アスリートにとっても、この程度の知識が無ければ、継続的投資を受けるのは無理。
最初は良くても、1年で切られる。
(と言うか、そういう基礎知識も無い選手は、逆に投資を受けたら危険。
 スポンサーメリット不実行で損害賠償請求されるから)

だからアスリートは、資金難で協賛金が必要と言うのと同時に、
自ら最低限のスポンサーシップ知識を習得すべき。
まあ、アスリートがそれらを学ぶ場がないのだから、
アスリートの非ではなく、スポーツ界全体の非と言えます。
(せめて自分の目が届く範囲では、できるだけ良い状況を作る努力はします。
 但し、何度言っても改善しない=スポンサーメリット不実行の選手がいるのも事実。
 申し訳ないけど、そういう選手はブラックリストです。
 それを多くの企業に情報公開します。
 キチンと契約遂行する選手がいるのだから、遂行しない選手は罰せられて当たり前。
 スポンサーシップは契約書を交わすビジネス。
 不履行は法律上罰せられる。
 アスリートは、単に御金をもらえる、なんて考えないで、
 究極まで「相手の立場」で物事を考えて、スポンサーメリットを追求すべき。
 これができないと、継続的投資は受けられないし、ましてや損害賠償まで払う事に
 なるから、スポンサーシップというビジネスに対して、緊張感を持つべきだ)



posted by sports777 at 06:58| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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