http://www.kobe-np.co.jp/news/sports/0004132228.shtml
■概略
ヴィッセル若手が営業研修 自らチケット売り込み
J1神戸の若手選手たちが2日、スポンサー企業を訪れ、
チケット売込み等の営業活動を行った。
引退後のセカンドキャリアに役立ててもらおうと、クラブが企画。
選手による実地研修は初めての試みという。
この日は、8選手がグループに分かれて神戸市内で“営業回り”した。
求人広告代理業の「SRC」など、4カ所を訪れたFW都倉賢とDF林佳祐は、
緊張気味に名刺交換した後、チケット購入やまちづくりサポーター協賛を呼び掛けた。
大卒1年目の林は「友人から聞いていたけど大変。試合も営業も準備が大事と実感」と話し、
都倉は「僕たちがお客さんの中でできるのは当たり前ではなく、こうした活動の
積み重ねだと気付かされた」と振り返っていた。
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チケット販売を選手が行うというのは、アスリートにとって1つの勉強になる為、
全競技の選手が一度は体験するべき。
格闘技系選手の場合は、主催者サイドからの要請、
又、自分の応援者を集める為にも、チケットを売るのは当然ですからね。
皆、苦労しています。
(売れた分だけインセンティブが入るケースが多いので、営業力がある選手は、
多少の競技資金にもなるし・・・)
サッカーや野球では、選手がチケット販売で苦労する事もないでしょうから、
今後は、ヴィッセルだけでなく、全Jクラブで、
又、マイナー競技でもアマチュア選手でも体験するべきです。
もう1つ、スポンサー営業も行ったようですね。
これも一度は体験するべきです。
サッカー等は、団体競技で、パーソナルスポンサーを付ける機会に恵まれないから、
スポンサー営業未経験という選手が殆どでしょう。
一方、金のかかるモータースポーツ選手は、早い時期からスポンサー営業を開始。
(その売り方を指導される事が無いから、価格不相応・コネ無し飛込み営業などで、
中々成約できず、中には、不成約を理由に、競技資金不足で競技を去る・・・)
ただ、その失敗経験が後々の成功に繋がるし、
スポンサー獲得活動をどう効率化すればいいか、頭を使うようになる。
ただ営業しても売れない、と言う事に気付き、
どうすれば獲得率を増せるのか、に策を打つ。
野球・サッカー選手は、そういった意味で、恵まれている一方、
マイナー個人競技の選手は大変だ。
以前も、文科省の方に話したが、
スポーツ競技資金調達、つまり、個人アマ選手は、パーソナルスポンサーの取り方、
これをキチンと指導する場を作るべきと。
アスリートカレッジで小規模に進めているが、
これって、スポーツ界にとって大きな課題であるのだから、
国の予算を使ってでも、全競技選手に指導する事をベース化すべき。
選手は、誰も頼れないから、コーチ・監督・先輩を頼るしかない。
又、企画書に関しては、ネットで流通しているプロ用を真似するしかない。
これじゃ、取れない・・・
アスリートは学生時代から、チケット販売やスポンサー営業の難しさを体験し、
その後、キチンとした手法を学ぶ機会を持って、
その後、自らの手でパーソナルスポンサーを獲得できる体制を、
スポーツ界全体で作るべき。