■ソース
http://jp.autoblog.com/2011/03/05/video-german-nissan-gt-r-guerilla-marketing-campaign-borders-on/#continued
■概略
ドイツ日産はGT-Rのマーケティングにアグレッシブな手段を選びました。
それも、ポルシェオーナーのみに向けて...。
GT-Rに乗った女性二人組は、街中に路中してあるポルシェを見つけると、
GT-Rのテールエンドが写ったステッカーをポルシェのフロントウィンドウに貼り付け。
何も知らないオーナーが戻ってきてポルシェに乗りこむと、
あたかもGT-Rが自分の先を走っているように見えるというもの。
つまり、GT-Rのほうがポルシェよりも速い、とアピールしたいようです。
興味深いマーケティング手法ですが、知らない人に愛車を触って欲しくないと思うのは
筆者だけでしょうか?
筆者だけでしょうか?
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面白いけど、さすがにクレームが出るのは最初から計算済みでしょうから、
ゲリラ・マーケでなく、youtubeに乗せるネットマーケの1ソフトでしょ。
海外じゃ笑って済まされる事も、日本じゃ大問題になるから、
この手のゲリラ的な仕掛けって難しいですよね。
(と言っても、これに近い企画等は、広告代理店さんに提案していましたが(笑))
先日の記事にも、パナソニック常務・鍛冶氏の、
以下のような話がありましたが、
「ブランド力=商品力×マーケティング力×業績×CSR・社会貢献力」
・商品力とは選手の持つポテンシャル
・マーケティング力は話題性
・業績はまさに成績
・社会貢献力はスポーツ振興、地域への浸透、次世代の育成
スポーツ選手は、マーケティングの部分を自らも考えられるようになると強い。
それはアマ時代から少しでも習得すべき。
トッププロは、マネジメント会社や広告代理店が、プロとして考えるものですが、
もっと小規模でほんの小さなことでも構わないので、
自分を売り込む企画(ブランド力)を自ら考え、自ら実行(マーケティング)できると、
それはそれはPR面で強い。すぽんさー獲得率も飛躍的に上がる。
そんなものは理想論という方もいるかもしれませんが、
これを実践している選手も実在しますからねえ。
あなた、以前、広告代理店マンだった?・・・と、思わず聞いてしまった事もある。
スポーツ選手だから、スポーツだけ究極に追求してればいいという考え方では、
潰れてしまう・・・という考え方を持つ選手でした。
そう、金が大きなウエイトを占めるモータースポーツ選手です。
モータースポーツ選手(レーサー)は、他競技と比べて、
ゼロが1つも2つも多い競技資金を得なければシート確保もできないから、
スポンサー獲りに関して、非常に敏感な選手もいます。
となると、
マーケティングも交渉力もファン・コミュニケーションもキチンと実行・把握している・・・
まあ、口八丁手八丁の方もいますが(笑)、
そこにROI的な考えを乗せると、鬼に金棒。
人を頼らず、マネジメント会社に所属しなくても、結構、自分でスポンサー企業を
成約させてくる・・・・
無論、金を多く持ってくるので、チームサイドも懸命にマシンを仕上げますし、
本人も関係者が多くなるほどに、自らにプレッシャーをかけるので、
戦績も上がってくる。
無論、アマチュア選手、全員がこれを目指すのは無理でしょう。
教える機関がないから。
しかし、学ぶ気があれば、様々な書籍や新聞やニュースで、
少しずつでも学ぶことは可能。
大事なのは、マーケティングだろうが、パーソナルブランディングだろうが、
スポンサー獲りだろうが、何だろうが、
『考える』事が、基礎の基礎の基礎となります。
競技でも、戦績を上げるには、テクニックなり戦略なりを深く考えているはず。
体だけ、フィジカルだけで勝負してる選手は、やはり限界があるし、
限界を超えてTop of Topに立つ選手に共通しているのは、
やはり、『考える』事が深いと、共通項を見つける事ができます。
色々な競技種のチャンピオンと話す機会がありますが、
ならして共通項を分析すると、やはり最後は、人よりも多く「考えている」。
体だけでなく、脳ミソで闘っている、という感があります。
あらっ、また話が脱線したかな。
まっいいか。