■ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101013-00000047-mai-spo
■概略
08年北京五輪の競泳男子200mバタフライ銅メダリストで、
スポンサー探しが難航していた松田丈志(26)=東海(とうみ)SC=が、
九州を中心にドラッグストアをチェーン展開する「コスモス薬品」と契約。
13日に発表し、17日に福岡市内で会見を開く。
松田は、北京五輪当時はミズノ所属
→2009年末レオパレス21・スポンサー契約解除
→約400社の企業に手紙を送るなどして、スポンサー探し
コスモス薬品は社長が松田と同じ宮崎県延岡市出身だった縁から契約。
12年ロンドン五輪まで、メーンスポンサーとして年間活動費の半分を負担。
そのほかは延岡商工会議所が中心となり、宮崎県内企業などから支援金を募る。
松田は「ロンドンへの本当のスタートが切れる。ギアを入れ替えて頑張りたい」。
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当ブログでも、何度か取り上げて、松田選手と接触したい位でしたが、
メインが決まったようで、良かったですねえ。
ブログ読者のアマチュア選手には、
契約へ至る入口が何かを、記事から読み取ってほしいです。
これって、非常に小さい事のように思えますが、実は非常に大きい。
入口さえ掴めれば、後はスムーズに行くケースも多いですしね。
99%の選手がPush型企画書・価格不相応で成約できない→ここを改善すれば獲得率は上がる!
2010年10月14日
競泳・松田丈志、スポンサー獲得
スポンサー企業とファンの関係
■ソース
http://www.topnews.jp/2010/10/13/news/f1/drivers/kamui-kobayashi/25403.html
■概略
日本GPで活躍を見せ、世界中で評価を高めている小林可夢偉(ザウバー)に、
日本企業からの支援が増えることを、日本中のファンが期待している。
ザウバーは、昨年までBMWがオーナーになっていた。
しかし、BMWは昨年限りでF1を撤退。
急きょチーム創設者のペーター・ザウバーがチーム代表に復帰し、
なんとかチームは存続。
だが、いまだスポンサー数は少なく、財政的には苦しい状態が続いている。
来季はメキシコ大手通信会社テルメックスがパートナーになるものの、
日本GPでの可夢偉の活躍を受け、チーム首脳陣も日本からの支援が
増えることを期待するとのコメントを残していた。
また、数日前からは大手家電メーカーのパナソニックがザウバーと
可夢偉を支援するとの報道を出始めた。
パナソニック側からの正式なコメントは出ていないが、すでに日本のファンは
日本企業による大規模な支援を期待。インターネット上ではパナソニックによる
支援を求める意見も増えきた。
Yahoo!ニュース内のコメント欄にも「これからは、優先的にパナソニック製品
を購入致します」や、「もしカムイのスポンサーについてくれたらパナソニック製品
買っちゃうよ!」、「可夢偉をよろしく」など、パナソニックへ向けたファンからの
メッセージも書き込まれている。
パナソニックによる支援発表を、日本中のファンが待ち望んでいる。
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応援する選手のスポンサー企業製品を買おうとするファン心理は大事です。
特にコアファン程に、その反応が強いですから、
どれだけコアファンが選手の裏側に付いているか、、、、
これは企業が気にするポイントの1つ。
ファンクラブや後援会がある選手は、その数が可視できますし、
コア以外の人数もある程度読める。
企業にとっては、大きなマーケティング対象。
そこからの広がりを展開できるし、
広告費を払わなくても、広告効果を生んでくれるケースも少なくない。
(ちなみにアスリートエールは、あえてファン数を見えるようにしています)
ファンを増やすには、ただ単に黙々とストイックに競技をしているだけではダメで、
自分を情報公開するというか、競技への取り組みや目標や試合速報など、
応援してくれる人達に関係性を持つ事が必須。
ファン・コミュニケーションの一環ですよね。
有名選手やチームであれば、マネージャーや専門スタッフがこなしてくれるので、
選手は何もしなくても良い・・・というケースもありますが、
最近、よく気付くのですが、これは逆効果になっているケースが非常に多いですよね。
何でも周りがやってくれるので、プロ意識が備わらないですから。
その競技1本で英才教育を受けて、就業経験も無いという選手に多い。
(だから、キッズ&ジュニア選手を英才教育する親には、なるべくアルバイト等を許し、
社会ルールやマナーを学ぶ機会を作って下さいと頼んでいます。
そして、ファンが固定化されていった時に、できるだけ本人がファンと接触して、
間違いが起こらないように、親がすぐそばでチェックする・・・プロ意識を育てる
最初の1歩です。)
英才教育から日本トップクラスとなり、
自分ではファン対応などの間接業務をやらなくてもいい(周辺がやってくれる)選手は危険。
又、トップを目指す余り、競技さえ極めていればいいのだという考えの選手も危険。
人それぞれだから、考えは自由だが、
危険と表現したのは、いざという時にリスクを持つ事になる・・・という意味です。
例えば、実業団が廃部になって次のチームが見つからないといったケース。
小さい頃からトップ成績で、応援者がとにかく多いと見える状況が続く・・・
両親やコーチが全ての間接業務をやってくれるし、競技資金も出してくれるので、
何も心配無く競技に専念できる。
アルバイトも社会就業経験も無い状態で、実業団に入れば、更に周辺業務は周りが
やってくれるので、とにかく優勝を目指していれば良い・・・
そして突然の廃部で、移籍話も進まない・・・
競技資金がなく、スポンサーがほしいと相談されても、
まずは言葉遣いからでしょ・・・となってしまう。
そう、ファンを想う気持ちもなく、プロ意識もない状態で、企業と良い関係を作るのはきつい。
結果、セカンドキャリア問題になる。
(人間性は良いからと、周りが協力して働く場を作るケースもあるが、その選手に必要なのは、
就業の場では無く、社会経験を学ぶ機会・・・という事になる)
ブログも無いから、ファンとオンラインでさえ接触した事がない・・・
マイナー競技だから、観客は少なく、ファンを意識した事もない・・・
関係者にはチヤホヤされてきたが、一般対応は未経験でサインもない・・・
トップを維持しなければ、マスコミもソッポを向く・・・
こういう時こそファンが支えてくれるはずと言っても、ファンも数も誰かもわからない・・・
これではまずい。
上記はレアケースですが、通常の試合後などの対応で、即わかります。
試合後に、真っ先にスポンサーに挨拶に行く選手もいますし、
その場で、結果報告動画を撮ってブログ掲載する選手もいますし、
年に何回かオフ会を主催している選手もいますし、
様々な形で、ファン・コミュニケーションを行なっている選手が昔から存在します。
その選手達に共通するのは、営業力というか社会適応性というか、
大きく言うと、ファン(ソーシャル)・コミュニケーション力と言えるのではないでしょうか。
ただ、全ての選手がそういった事に長けている訳ではないので、
それを進める基盤が必要です。
やはり学校かな。
しかし、選手本人は、それらの必要性を自ら認識するのは、
通常、ある程度の年齢に達してから。
だから、アスリートの両親やコーチに、まずは危機意識を持ってもらう事から
スタートするのが先決なのかもしれない。
競技だけ極めていれば良い・・・と考える選手が何%か調べた事はないですが、
社会適応やファン・コミュニケーションの世界が疎かになっているのは、
誰の目から見ても明らか。
スポーツ界はこれを修正しなければならない。
この根本を変えなければ、セカンドキャリア問題は解決しないし、
長い目で見た時に、スポーツ界を変革できない。
話が脱線したので、記事に戻すと・・・・
是非、日本企業には手を上げてほしいですね。
可夢偉は、GP2から注目していましたが、F1はグローバル企業や、
今後、世界に商品を進出させたいと考える中小企業にも使える場。
無論、F1だからこそ、協賛額は高いが、
それが回収できれば、借金してでも投資していいはずです。
国内では、協賛額に対する回収度などはほとんど情報公開されていませんが、
欧州には、そのようなデータがあります。
社長同士、貴族同士が、そのようなデータを語りあう文化もありますしね。
1億出して10億の売上が出たとか、10億投資して○倍の売上効果・・・・等の話は、
その企業の経営データですから、中々外に公開されない。
無論、全企業が投資成功とは言えませんが、
効果を予測できるのであれば、借金してでも投資する・・・経営者の戦略次第でしょう。
可夢偉への投資は、投資額以上になる予測計算を組み立てられるはずです。
世界的なアスリートで、日本人のコアファンが多い中で、
うまくビジネスに繋げる企業が現れてほしいものです。
