アスリートエールで物販がスタートした事を御知らせします。
http://www.spo-navi.jp/goods.html
まだテストスタートしたばかりですが、
先行で以下の4選手に先に走って頂きました。
(池本誠知選手がもうすぐスタート)
【Athlete Yell】平井美鈴
【Athlete Yell】中野佑美
【Athlete Yell】河原千尋
【Athlete Yell】笹原右京
ここに掲載されている図柄は、各選手・自らデザインしたもの。
この売上の一部が、各選手の活動費となります。
今後、全選手に、自らデザイン図を描いて頂き、
ファン向けに商品化して行きます。
皆さん、選手の活動費捻出の為にも、よろしく御願いします。
PS・右京画伯の「うT」の左下は、「虎」ではなく「フレンチブル」です(笑)
このTシャツ、結構受けていますよ。
99%の選手がPush型企画書・価格不相応で成約できない→ここを改善すれば獲得率は上がる!
2010年08月08日
アスリート自らデザインしたTシャツ販売開始
2010年08月07日
SHOOT見に行くべし!

http://gbring.com/sokuho/result/result2010_08/0807_sb.htm
立技総合格闘技シュートボクシング「ヤングシーザー杯」
次世代アスリートを観てきました。
皆、ストイックで強いテクニシャンばかり。
アスリートは、単に強いだけじゃダメだが、
シーザー会長の指導方針で、皆、礼儀正しく、強さ+義を持っている。
菅原悠次選手は、なんと16歳。
高島龍弘選手は18歳・・・
若いのに、試合後に自らスポンサー対応まで行ない、
非常に好感が持てる、しかも将来が開けそうな次世代ばかり。
会場は、台東リバーサイドスポーツセンターで、
特殊演出装置無しの、明るい照明の下の試合だから、逆に新鮮。
地元・台東区の応援団が非常に多く、身近な存在がリングに上がっている感覚で、
なんと、幼稚園児が試合が終わるまで、黄色い声援を上げている。
19歳の伏見和之選手に「カズ、がんばれ〜」等と。
まさに、「地域」密着・「人」密着の、スポーツの原点。
会場は7〜8割の入りで、意外と高齢者が多い(もちろんキッズや家族も)。
照明グルグルの特殊演出装置なんていらない、
特別な花道なんていらない、
入場曲が聞こえなくたっていい、
幼稚園児も子連れもお母さんグループも、おじいちゃんもおばあちゃんも・・・
1人単独で観戦に来ていた60代後半の男性。
身なりから、格闘技ファン、SHOOTファンと言うよりも、地元の選手ファンと見受けられた。
知人の選手を入場料を払って応援に来る。それが観客数となってチケット収入となって、
選手が競技を続ける為のプロのギャラとなり、SHOOT自体の盛り上がりに繋がる。
当たり前の構造だが、その当り前さが崩れてきているスポーツが増えているからこそ、
ファン・コミュニケーションの原点を見た。
メインの島田洸也選手は危うい場面をもらってしまってしまったが、
そんな時こそ、地元ファンの声援がピークとなる。
SHOOT関係者とは思えない、明らかに地元知人ファンと見受けられるファンが、
椅子から身を乗り出して応援している姿を見ると・・・
自分の名前を声が枯れるまで叫びつつ、
真に「気」が入った応援者の姿を選手がビデオ等で見たら、
それはそれは、モチベーションが10倍になる事でしょう。
総合系ファンだったので、立ち技・打撃系はK-1を数回、
それ以外はテレビ観戦程度でしたが、
立ち技系もいいですねえ、改めて良さを知りました。
これがK-1だったら違った見え方だったかもしれない。
SHOOT、しかもヤングだったからこそ、
しかもしかも選手達の地元・浅草だったからこそ盛り上がり、
飾りっ気無しのオペレーションだから、丸裸の試合そのものを見せられたからこそ、
スポーツの原点が見れて、非常に良かった。
スポーツビジネスをやっていると、どうしても、現場に慣れてしまい、
大体こんな感じであろうと、変な予測を付けてしまい、試合を見ずにオペレーションや
スポンサーシップのチェックに行きがち。
ただ、今日は、あえてそういったビジネス視点を伏せて、
純粋なスポーツを見てみた。
面白いか、面白くないか、ぶっちゃけ論で判断して、
こちらも真に応援心を持てるか持てないかで見ないと、ファン・ニーズが見えてこないので。
その結果・・・SHOOT BOXING、goodです。
皆さん、一度、会場での観戦をお薦めします。
バシバシと打撃音が聞こえ、血が降ってくるかもしれない。
骨が折れる音が聞こえてしまうかも・・・
ただ、それが『リアル』です。
PCニュースやテレビでは絶対に伝わらない本物感。
確かにどの競技も、会場でリアル感は伝わるかもしれないが、
格闘技系は、生身の人間が直接ぶつかり合う、画・音・匂い・感情・殺気が伝わり、
ちょっと他競技とは異質と思います。
特に格闘技を見た事が無いという方にお勧めです。
格闘技と言うと、グレーな印象を持つ方が多いのも事実。
ただ、SHOOTは明るいですよ〜。健全な観客しかいませんし、
親が子供だけで観戦に行かせても、ノープロブレムな世界。
(シーザー会長の思想が行き届いていますし)
仕事を止めて観戦に行って良かった。
Sさん、ありがとうございます。
現場を見せて頂いて、SHOOT盛り上げ隊に参画します!
PS・菱田剛気選手のいい映像がありました。
http://www.necoforce.com/archives/170
PS・SHOOTサイドではないですが、梅原タカユキ選手、非常に良い人間性を垣間見ました。
アスリートエール・メダリスト対談
2010年08月06日
荻原健司氏が北野建設スキー部監督
http://www.nikkansports.com/sports/news/p-sp-tp0-20100805-662086.html
■概略
ノルディックスキー複合五輪金メダリスト荻原健司氏(40)が、今季から北野建設スキー部監督に就任。
現役引退後は参院議員を務めてきたが、今夏の参院選に出馬せず、政界から引退。
現役時代は歴史的な快挙を達成し、一時代を築いた。
北野建設スキー部には現在、複合選手は所属していないが、モーグルの上村愛子、伊藤みき、
ジャンプの竹内拓と五輪選手も多数在籍。競技は違うが、世界一にまで上り詰めた経験や精神力など、
荻原氏が注入できる部分は大きい。
2月のバンクーバー五輪ではフィギュア、スピードスケートのスケート勢がメダルラッシュに沸く中、
スキー勢は低迷し、メダルゼロに終わった。スポンサー離れが進み、スキー連盟も会長選を巡って混乱
するなど暗い話題が多かった中で、荻原氏の現場復帰は久々の光明。
将来的には複合日本代表での指導も期待される。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
荻原さんが現場復帰。
メダル取りも連盟改革も、頑張ってほしいですね。
ウインタースポーツの選手環境全体を改革してほしいです。
アスリートエールでも御世話になりました。(秘書の方々にも)
http://www.spo-navi.jp/athlete/recommend.html
北野建設チームも御願いしなくちゃ。
2010年08月04日
スポーツチーム経営の新しい龍虎
http://www.nikkei.com/sports/column/article/g=96958A96889DE3E0E2EAE5E1EAE2E2E0E2EAE0E2E3E28781E2E2E2E2;p=9694E0EBE2E3E0E2E3E2E1EBE3E1
■概略
7月27日、福島県須賀川市でバスケ男子の日本代表がレバノン代表と対戦。
人口8万人の地方都市で日本代表戦を仕掛けたのが「リンク栃木」社長の山谷拓志(40)。
さまざまなイベント手掛ける
日本協会から興行権を買い取り、7月7日リンク本拠地・宇都宮市で日本代表・中国戦を開催。
「リンク試合だけでは足りない。代表戦やオールスター戦等のイベントを手掛け、売上を伸ばす」
山谷の前職はリンク親会社のリンクアンドモチベーション社のスポーツマネジメント事業部長。
Jリーグや実業団チームの強化、マーケティングをコンサルティングした実績もある。
昨年まで慶応大でスポーツマネジメント講師も。日本では珍しいスポーツチーム経営のプロ。
今春、創設3シーズン目で日本一。トヨタ・日立・パナソニック等の企業チームが居並ぶJBL
を、地域密着型のプロチームが初めて制した。JBL参加チームの運営費は年3億〜5億円。
企業チームの場合は全額を会社が負担するが、プロチームは自前で稼がなくてはならない。
昨季はJBL優勝だけでなく、初の黒字化。昨年度売上は4億6850万円。
チケット収入1億3280万円、スポンサー収入は2億2400万円。
オールプロのbjリーグの各チームが年間2億程で運営していることを考えると、驚くような金額。
アメフト通じ「組織」を意識
山谷は元アメフト選手。慶応高・慶大で、学生日本代表にも。社会人でリクルートで2度日本一。
ポジションは高校で始めたころからオフェンスのライン。チーム作戦に従って、相手のラインを
体で止める地味な仕事だが、面白くて仕方なかった。
アメフトはチーム戦術によってラインの一人ひとりが足を踏み出す角度まで決まってくる。
「精密機械のように作戦を設計する。それを考えるのが性格に合っていた」
アメフト選手は競技の性格上、すべて理詰めで考える傾向。
「強いチーム、組織を作るにはどうすればいいのか」。
学生時代から、それが人生を通じて取り組むテーマだと意識していた。
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JBL、いや、バスケに限らず、スポーツ界全体を通じて、
レラカムイ水澤さんと、リンク山谷さんは凄い。
様々な競技の御手本を今後も作っていくことでしょう。
(タイトルの、どちらが龍で、どちらが虎かは・・・?)
そうか、山谷さんは元リクかあ、できる訳だ。
小笹さんには優秀な人材が集まりますね、流石、元リク。
アスリートとスポンサー料の税金
http://www.yomiuri.co.jp/column/kenkyu/20100804-OYT8T00345.htm?from=navlc
■概略
北京五輪・陸上短距離3冠ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が、イギリス税制への不満を理由に
8月13、14日に行われるダイヤモンドリーグ・ロンドン大会を欠場。
この税制はかつてUSAテニス、アンドレ・アガシとUK税務当局の争いで国際的に注目された。
税務当局は、ナイキとヘッドからアガシ個人会社に支払われたスポンサー料に対する
1998−99税務年度分の所得税として2万7500ポンドを課税。
アガシはこれを不満として提訴したが、2006年に最高法院で敗訴が確定。
アガシはUSAに住み、個人会社もUSA。スポンサーもUK企業ではない。
しかし、UKは1980年代後半、外国芸能人やスポーツ選手が国外で得た所得でも、
その所得と関連する活動を国内で行った場合には所得税を課す規定を設けた。
アガシは98年ウィンブルドンに出場。大会出場はスポンサー契約と関連する活動にあたると
いうのが最高法院の判断だった。「お金を受け取ったのはUSAでも、世界中で活動して得た
お金だから、UKでの活動分に対する税金はUKに」というわけだ。
アガシ敗訴後、UKでは「ウィンブルドンが国内無名選手ばかりの大会になる」という声も出た。
が、幸か不幸か、その後もウィンブルドンにはフェデラーを含めて世界のトップ選手が集まり、
外国人が優勝し続けている。ウィンブルドンは富と名誉の源泉であり、スーパースターに
とってさえお金を払ってでも出る価値のある大会といえよう。
一方、ボルトが欠場する陸上ロンドン大会はそうではないということになる。
イギリス政府は2011年サッカー欧州チャンピオンズリーグ決勝戦や、
12年ロンドン・オリンピックには適用しないことを決めた。
似たような力関係が、多国籍化する企業と国との間でも顕著になりつつある。
ウィンブルドンは、国でいえばアメリカ、それもニューヨークあたりだろう。
日本の財務省によれば、ニューヨーク市の法人税実効税率45.67%で世界最高水準だが、
それでも世界中から企業が集まっている。
一方、税率の高さを嫌って企業が逃げたり進出を避ける、陸上ロンドン大会のような国もある。
そうならないために法人税率を下げる国が増えている。
しかし、世界には、いくらお金を積んでもスーパースターに見向きもされない大会が数多い。
日本も押っ取り刀で法人税引き下げ競争に加わるだけでは、税収減で消耗するだけ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お〜、イギリスのスポーツ関連税制は知りませんでしたが、
こりゃ、アスリートなら誰でも反発するでしょうね。
2012年ロンドンはどうなる?・・・と思いましたが、特赦ですか、、、
TOPイベントは特赦で、それ以外はUKにスポンサー料さえも金を落として行けと言うなら、
そりゃあ、海外選手は行きたがらないでしょうね。
ウィンブルドンは聖地だから、それでも良しとするテニス界の話はよくわかりますが。
日本人選手が日本のスポンサーを成約させて、ロゴを背負ってUKに臨んだら、
その分も税金を払えって・・・おかしいでしょ。
日本国内税制で完結してるでしょ?
これは大変だ。
bj島根、CRMで小口資金調達
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000901008040001
■概略
◇募金・名入りめん/私設応援団開幕へ結成
bjリーグ「島根スサノオマジック」のシーズン開幕に、様々な企業が支援に乗り出している。
企業は今のところ、地元中心に70社以上がスポンサーとして名乗りを上げているという。
製めん会社「中隆」は「島根スサノオマジック」文字印刷したソフトめんを販売。
社長が社員とチームの話をした際、「地元が盛り上がらなければ」と、売上げ一部を寄付。
飲食店「かばはうす」は「炉端かば」で客が生ビールを注文すると、1杯1円を寄付。
ロゴマーク入り募金箱も12店全てに置く。ビール1杯1円と募金箱の目標は¥30万以上。
鳥取の店舗で昨年、JFLサッカー「ガイナーレ鳥取」を応援する同様の取り組みをした処、
客のガイナーレへの関心が高まった事を受けて企画したという。
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Cause Related Marketingは、色々な商品・サービスに使えます。
今後、更に広がるでしょうね。
¥1と言えども、この不景気に経営に直結するので、
各チームのプレゼン次第と思いますが。
これって、チームスポーツに限りません。パーソナルのアマ選手でも、十分開発できますよ。
実例もありますしね。
ただ、個人アマ選手の場合、寄付ではなく、協賛にした方がベターです。
その理由は・・・今度、セミナーで話します。
スポーツビジネス求職者向けセミナー
潟宴Cトスタッフ河島氏、潟}ーススポーツエージェント腰原氏が、
スポーツビジネス求職者向けの新たなセミナー(スクール)をスタートするようですので、
御知らせします。
そのスクールの前の「無料セミナー」です。
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6ヶ月間にわたるスポーツビジネスセミナーを開催する事となりました!
その名も「マースキャンプ」。
全12回(学生は14回)で30名近くの「現場」で働く方々を講師としてお迎えします。
各回の内容は
「アスリートとお金のお話」
「スポーツメーカー」
「ジ・エージェント」
「スポーツライターになりたくて」
「スポーツメディア生き残り戦略」
「総合型地域スポーツクラブの理想と現実」
「Do Sports! イベント企画運営の舞台裏」
「Dream Job?スポーツチームで働こう」
「スポーツ広告のチカラ」「インターネットで変わるスポーツビジネス」
「企業はなぜスポーツのスポンサーになるのか」などとなります。
マースキャンプの詳細
http://www.mars-camp.com/index.html
このマースキャンプ開講にあたり、私とマースの腰原社長がお話する
無料セミナーを行います。概要は下記の通りです。
【講義】:「スポーツ業界を知ろう!就職・転職・自己成長のヒント」
【日程】:8月は4回開催を予定しています。
■ 8月19日(木)19:30〜(20名限定)
■ 8月21日(土)15:00〜(特別ゲスト登場、120名会場です)
■ 8月25日(水)19:30〜(20名限定)
■ 8月27日(金)19:30〜(20名限定)
【開催場所】:代々木
【主催】:株式会社RIGHT STUFF/株式会社マーススポーツエージェント
【講義詳細・お申し込みはこちらから】:
http://www.mars-camp.com/free.html
【講義内容】
■スポーツに関わる職種を知ろう
■2010 スポーツビジネス就職戦線〜業界の狭き門〜
■スポーツ業界が求める人材像
■ワークショップ〜スポーツ業界に関わっていくためのロードマップ
■就職・転職・自己成長のヒント〜情報はこうやって掴み取れ
■MARS CAMP2010本講義のご案内
■質疑応答・連絡事項・個別相談
少しでも皆様にスポーツ業界で働くためのヒントを提供できればと思っています。
興味のある方は是非ご参加下さい。
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2010年08月02日
アスリートの企業マッチング
http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20100731ddm035050015000c.html
■概略
インサイド:就活するメダリスト 競泳・松田丈志の苦悩/5止
◇選手と企業、結ぶ試み
競泳界では松田丈志(26)のような社会人選手が増えてきたのは、ごく最近。
だが、他競技では学校卒業後に力を伸ばすトップ選手は以前から多い。
「日本のスポーツは企業が支えてきた。この構造はすぐには変わらない」と、JOC専務理事。
ただ、松田の例を見るまでもなく、企業の支援態勢が揺らいでいるのも事実。
JOCが計画する「ワン・カンパニー、ワン・アスリート」構想は、その打開策として生まれた。
スポーツに関心ある企業を掘り起こし、各企業が選手に求める役割、支援限度額等を調査。
支援を求める選手側からは雇用形態、年間経費等の要望を集め、条件が合致するカンパニー
(企業)とアスリート(選手)を結び付けようとする試みだ。
JOCで競技の強化、環境整備を担うゴールドプラン委員会が手掛け、
委員の荒木田裕子理事(56)=日本バレーボール協会女子強化委員長=がまとめ役となる。
3月には「スポーツ将来構想プロジェクト」の中間報告書を提出。企業数社にヒアリングを行った
際は「どこまでお金を出せるか」と突っ込んだ質疑もあり、企業側の本音を引き出している。
荒木田理事は「莫大な費用が必要と、あらぬ誤解を受けていたことが分かった」と苦笑。
年間数千万円程度なら支出できると答えた企業があった。
「女子選手は積極的に支援したい」と、宣伝効果優先の論理も理解。
「会社がある地域に関連する競技は支援しやすい」
「社員のモチベーションUPに繋がる存在に」等、
企業の理想像も明確になった。
この構想自体は以前からあったが、「経済同友会」の岡野貞彦執行役(51)が07年から
メンバーに加わったことは大きい。企業への橋渡し役となり、計画が現実的になってきた。
今年中には成果を出すべく、8月に各競技団体へ強化指定選手を対象にアンケートを送付。
「どういう支援を受けたいか」「引退後も企業で働きたいのか」など具体的な回答を求め、
企業側に打ち返す算段でいる。
岡野氏は「スポーツ界での問題が、それ以外の世界へ十分に伝わっていない」と指摘。
荒木田理事らの企業訪問では、スポンサー探しに悩む松田を初めて知り、関心を示した
企業もあった。契約には至らなかったが、こうした内情が経済界に伝わる効果もある。
岡野氏は「本来なら各競技団体がノウハウを覚えて取り組む問題」
とも感じている。
◇◇◇
選手自身による職探しは競技面でマイナスに働くし、限界もある。
松田も「余計なことに気を使うし不安も感じる」と漏らす。
松田が活動資金に悩むことなく、スタート台に立てる時が来るか。
競泳だけでなく、国内スポーツ環境の成熟度が試されている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ですよね、
今までの企業頼みを、いきなり国に、個人に・・・・・等は無理。
シフトするにも時間がかかります。
経済(企業業績)に左右されるスポーツというのは、
今に始まった事では無く、過去にも危機を何だかんだと乗り越えてきた訳ですし、
まだまだ創意工夫ポイントはたくさんあるはず。
ゴールドプラン委員会の荒木田さんのマッチング・システム(アクション)に期待します。
五輪には程遠いというアマチュア選手でも、スポンサー獲得は十分可能と言い続け、
少しづつ実証させているつもりであるが、
草レベルのアマ選手も、上記オレンジ部分には着目願いたいですね。
Push型の飛込み営業で、年間500社回っても成約ゼロという選手が少なくない中で、
やはり、居る所には居るのです、未開発のスポーツ支援OK企業が。
要はマッチング次第と思います。
そのマッチングが難しいのだから、簡単に一言では言い尽くせませんが、
水面下でエージェント的な動きをしている某○○さんは、
いつも非常にニッチなマッチングを獲ってきます。
お〜、どこでそういう情報を入手したんですか?と、こちらは頭が上がらない。
マッチングというか、リサーチの嗅覚が非常に鋭い。
こういう方のアクションを現場で見ていると、
まだまだマッチング・チャンスはいくらでもあると確信できます。
雇用であれ、協賛獲得であれ、
アクション次第と言う事を証明している○○さんがいるのだから。
経済同友会・岡野氏は、企業周辺情報の宝庫と言いますか、
ある意味、マッチングのプロとなる方でしょうから、
1カンパニー1アスリート・・・成功事例がちょこちょこ生まれるのではないでしょうか。
アスリートエールでは、雇用でなく、協賛の方で、サポートを進めています。
こちらでも、今後、実例が上がっていくはずです。
TOP選手で無くても協賛は獲れる・・・
これを証明して、アマチュアでもスポンサーシップを普及させる・・・
これがmissionですし。
最後の文章は、
まさしく、ライター・堤浩一郎氏のおっしゃる通り。
全体を見渡さなければならないですよね。
アスリートの資金調達
http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20100730ddm035050044000c.html
■概略
インサイド:就活するメダリスト 競泳・松田丈志の苦悩/4
◇雇用支援、新たな動き
個人競技への支援の機運が高まらない中、選手のスポンサー探しは急成長企業に頼りがち。
だが、それは経営状況に左右されやすい。
松田丈志(26)が昨年支援を受けた大手不動産会社「レオパレス21」の例もそうだ。
予想外の経営悪化で、今年の決算は790億円損失となり、73年の創業以来最大の赤字。
同社は昨年末に松田の契約解除とともに強豪だった女子ソフトボール部も廃部に。
◇費用対効果を重視
「企業が求めるものは宣伝効果だが、スポーツは費用対効果が
数字で見えにくい。業績が悪くなるとカット対象になる」。
同社はJリーグ、日本水連とのスポンサー契約は継続。
Jリーグとは営業に結び付くサッカー教室の共催、水連はレオパレスがグアム島に持つ
リゾートホテルを代表合宿で定期利用するなど、投じた費用の見返りが十分に計算できる。
個人競技でもトップ選手の数が限られていれば、企業からの支援も集約できる。
競泳低迷期の88年ソウル五輪。背泳ぎ金メダル鈴木大地は、日本勢で72年以来の表彰台。
だが、その後日本勢は04年アテネで8、08年北京も5種目でメダルを奪った。
皮肉なことに、メダル量産で王国復活も、企業の視点からは、メダル個々の価値を下げた。
松田のスポンサー獲得難航に、鈴木は「日本選手の実力が上がった裏返し」とも言うが、
息が長くなったトップ選手の受け皿探しはさらに厳しさを増した。
選手支援が企業任せでは景気次第で松田のような「浪人生」は避けられない。
では、競技団体は個人選手に手を差し伸べる事はできないか。
北京五輪フェンシング銀メダル太田雄貴の例がある。日本フェンシング協会は五輪後の
支援企業探しへ積極的にかかわり、森永製菓の社員として活動を続ける道が開けた。
◇普及度に比例せず
それに対して、日本水泳連盟への登録団体は今年3月現在で5741(大学など学校を含む)。
水着一つで始められる親しみやすさから、競技団体の規模ははるかに大きい。
だが、その高い普及度が必ずしもトップ選手のプラスになっていない。
連盟の成り立ちには、1964年東京五輪を機に根付いたスイミングクラブの存在は欠かせない。
クラブ単位で成り立つ競泳界の構造上、1人の選手のために連盟が動きにくいのが現状だ。
松田について「大切な人材だが、所属の問題まで水連が面倒を見られない」との立場だ。
一方で、危機感を覚えたJOCで、選手の雇用支援へ新たな取り組みが動き始めてもいる。
JOCゴールドプラン委員会が手掛けるワン・カンパニー、ワン・アスリート構想。
この計画が軌道に乗るかは、松田のような選手にとっても大きな意味を持つ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「1カンパニー1アスリート」が普及したらいいですね、『雇用・協賛』という視点から。
発想としては、2000年頃に企画した、『寄付』という視点からの「1人(個人)1NPO」と同じ。
(NPO数が増える一方で、寄付収入の難しさから消滅するNPOをサポートする仕組みとして、
チームマイナス6%のような国民運動みたいな形で進めたかったが、保留となった。)
個人と法人、寄付と雇用・協賛では全く意味が違いますが、
雇用・協賛という考え方をベースに、アスリートを育成する運動であれば、広げてほしい。
既存TOP選手だけでなく、TOPに行けそうで行けない、あと1歩という選手を救うシステムなら、
是非、JOCに協力したい。
上記では、宣伝効果=広告露出効果のみでROI算出するような方向性が記載されているが、
メディア露出以外でも企業ニーズはありますから、TOP直前選手でも企業マッチングは可能で、
費用対効果は出せます。
現にレオパレスの場合は、Jリーグ・サッカー教室からの販促や、水連のホテル利用費誘引
(販路開拓)という方向から、投資満足を得ている訳ですし、
TOP未満選手でも、そのような構築は可能。
ここに、毎日新聞運動部記者・滝口隆司氏のコラムを見つけた。
「アスリートの「駆け込み寺」が必要だ(2010年5月21日) 」
滝口氏も「トップ選手だけが対象になるようなものでは困る、広告メリットが無く、
五輪に出られそうで出られないような準トップ層の選手を」と述べている。
全く同感。
松田選手はTOP選手。だから報道にも載りやすい。
ただ、準TOP層、準準TOP層、準準準TOP層まで蓋を開ければ、
とんでもない数の資金難選手がおり、
報道にも載らず、資金不足で競技を辞めていく選手が毎年発生している事実もあるのだから、
大規模なスポーツ界の手術も必要。
この、アマ選手の資金不足というのは、
不況などの時代背景ではなく、過去から今も続いている、スポーツ界の構造的欠陥。
地べたから改革する必要がある。
