http://www.kobe-np.co.jp/news/sports/0003160962.shtml
http://mainichi.jp/enta/sports/news/20100703k0000m050088000c.html
■概略
経営難から運営母体をNPO法人化する方針を固めた野球の関西独立リーグ。
「非営利」に衣替えし、地域との連携に活路を求めた。
ただ、選手はNPO法人の参加者として原則無給でプレーするため、実質的にアマチュア化。
昨年の開幕前にリーグと球団は株式会社として発足。
スポンサー収入として見込まれたリーグからの分配金3千万円を受け取るためだったが、
資金不足を理由に未払い。球団経営は窮地に陥った。
地元行政などとの連携で打開を試みたが、自治体や財団に支援を依頼しても
「一企業は助けてあげられない」と断られるケースが多かったという。
すでに紀州が設立しているNPO法人が、和歌山県から青少年育成事業を委託されるなど
実績があり、リーグとしてNPO法人化に踏み切った。
神戸、明石、紀州の選手は原則無給となるが、コリア球団は韓国選手がアルバイトできる
ビザを持たないため、現状では生活支援のため給与を出す必要がある。
リーグ側は完全なアマ化を否定し、NPO法人化後のコリア球団の処遇は未定としている。
プロとアマのはざまで模索が続くが、神戸の広田和代代表は「独立リーグは定型があって
ないようなもの。まず選手がプレーする場所を守ることを第一に考えたい」と話している。
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正直、反対です。
この状況、どうしても、金が厳しいからNPOにすると見えてしまう。
選手のプレーする場を守るのが第一とおっしゃいますが、
果たして選手の為になるのでしょうか?
最初からNPOとしてのVisionを持ってNPOで進めるのならわかりますが、
営利追求の株式会社でスタートし、金が厳しいから、助成金等を期待できるNPOへ・・・
という流れは、NPO法にも絡んでくる事ではないか?
98年施行以降、NPOは気軽に立ち上げられる法人格として急増。
その一方で、寄付収入を主とする収入源確保ができずに消滅するNPOも多い事実。
日本のNPOは、その文化的背景もあって、ボランティア精神で始まるケースも多いが、
法人格で、年間収入ゼロでも鞄ッ様にmin税金¥7万程は必要。
(活動や会計方法にもよるが)
会員からの会費や寄付収入面では、あまりに多いNPO数に、会員がダブるケースもあり、
会費収入・寄付収入も計画通りに行かない場合がある。
果たして、スポーツは、
リターンの必要無い寄付金や助成金で回して行く事が生きる道なのか?・・・・・
これまで、プロと言われて参画した選手達は、
給与が減り、最後はゼロとなって、今後はNPOですから無償が原則ですと言われて、
それでいいのだろうか?
確かに、NPO化で生き延びられると思います。
しかし、延命処置として、今後のVisionは行政からの資金を前提にして、
その上で、今までの鞄ッ様に、企業協賛金も集めていくということ?
ちょっと変だぞ・・・
鰍ニNPOがゴッチャである。
既存ファンからの会費は、特典付きの協賛金?NPO会費の寄付金?
企業スポンサーは、リターンの無い寄付金を、社会貢献費という財布からNPOに出す?
ボランティアで試合をするなら、入場料は取らない?
NPOは、事業収入はOKだが(これを知らない一般の方も多い)、
営利or非営利という視点では、基本的には営利活動はできない。
設立時の定款には、青少年育成やスポーツ振興と記載されているはずだが、
そこに絡めば活動自体は認められる。
但し、余剰金などは次年度に回して、役員報酬は得られないのだから、
リーグ役員はそこを納得して、今回の話に進んだのでしょう。
役員の頭の中を整理すればいいだけの話ですが、
鰍ナ営利追求したものを、急にNPOの非営利に変えられるものなのだろうか?
私は、この辺りを完全に分離して、小さいながら、鰍ヘ梶ANPOはNPOで頭を区分している。
個人的には、鰍ヘ鰍ナもっと追求してほしかった。
NPOは、そういうものじゃないと考えます。
人権・環境・介護・ワールドピース・・・・・寄付金や税金を求めている世界はいくらでもある。
スポーツは、基本的には民間ビジネスで回してほしいという考えがあります。
(無論、それは絶対では無く、スポーツでも寄付が必要な世界もある事位は認知済み)
通常のビジネス=営利追求の鰍ェ、経営が回らなくなった時、倒産します。
スポーツのポジショニングは、青少年育成やスポーツ振興等のSocial要素を含むから
非常に判断が難しいのは事実。普通の鰍ニは異なります。
しかしながら、鰍ナスタートしたからには、それで決着をつけた方がいいのではと、
余計な御世話を考えてしまいます。
何より、現場の選手が困るのではないでしょうか?
もっと先を言えば、ファンがいないのなら、どこに存在意義を持つか・・・が重要なのでは?
評論してるだけではダメなので、
自分がリーグの立場だったらどうするか?を述べておくと、
倒産まで、鰍ニして営利追求策で進みます。
そこにニーズが無くて、金も集まらない場合は、一度ゼロにして、組み立て直すと思います。
リーグは誰の為に存在するのか?
営利追求の鰍フ役員の為か?
純粋無垢に野球が好きな選手の為か?
ファンの為か?
地域の為か?
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それと、メディアの方々へ
「NPO法人」という言い方、止めませんか?
Organizationが和訳の「法人」だから、
法人を2度繰り返して、「特定非営利活動法人法人」と言っているようなもの。
どうせ言うなら「NPO団体」ではないですかね?
これ、98年の施行時からも、あちこちから指摘があったこと。
NPOの現場では、基本的には「NPO法人」という言い方はしない。
あくまでも「NPO」。法人格を言うなら「特定非営利活動法人」。
NPO法人という言い方はおかしいです。
100歩譲って「NPO団体」ではないでしょうか?