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2010年07月30日

プロ選手、人気とファンサービス度は反比例

■ソース(ダイヤモンドオンライン2010年1月19日)
http://diamond.jp/articles/-/2780
■概略
プロスポーツ選手、人気とファンサービス度は反比例する傾向あり
巨人・滝鼻卓雄オーナーが14日スタッフ会議の席上で「選手のファン対応改善」を厳命。
その内容は具体的かつ細かい。「ファンに礼儀正しい姿勢を」、「試合後に握手対応する」、
「帰りバスでも笑顔を見せる」等で、「できない選手は罰でグラウンドで走らせる」とまで語った。
※経営順調の巨人軍でさえファン離れに危機感
かつて断然の人気の巨人も、野球離れを受けている。視聴率は落ちる一方。中継数も激減。
とはいえ、昨年はセ・リーグ3連覇。他球団と比べれば経営は順調といえるだろう。
にもかかわらず、
選手に「礼儀正しく」、「できなければ走って反省」と子どもに言い聞かせるような注意をした。
滝鼻オーナーは、その意図をこう語ったという。
「大衆、ファンに支持される球団にならないと。
人気にあぐらをかいているとファンは離れる」と。

オーナー自身も、選手のファン対応の悪さを見聞きしているのだろう。
練習後、帰る選手にファンが近寄り、プレゼントを渡したり、サインをねだろうとするのだが、
多くの選手がそれを無視するように足早にバスに向かう。
サインに対応したとしても、ファンとは目を合わせず、面倒くさそうにペンを走らせて終わり。
もちろんにこやかにファンと会話しながら丁寧にサインする選手もいるが、大半は無愛想。
※人気が上がればファン対応が悪くなる「反比例の構図」
ファン対応の良さは人気や強さと反比例する傾向。
昔から人気獲得に苦労し地域密着でファン支持を得ようとするプロ野球でも
下位球団にはファン対応の良い選手が多い。評判が悪いのは巨人と阪神。
Jリーグでも地味なクラブは殆どの選手がファンを大切にするが、
J1上位人気チームはファン対応が悪い。
人気が上がればファン対応が悪くなる。反比例の構図がある。
ファンを無視する態度は人気商売のプロスポーツ選手としては問題。
※社会人野球出の選手はファン対応が良い
ファン対応が悪い選手は、なぜ自分がプロの高額報酬を得ているのかを
深く考えた事がないタイプが多い。
総じて社会人野球を経てプロ入りした選手はファン対応が良く、
高校・大学から直接入った選手は対応が悪い。
プロに入るような選手は小さい頃から、所属チームの中心としてちやほやされて育つ。
お山の大将で、活躍すれば何をしても許される感覚が植えつけられる。
学生から人気チームに入れば、それが温存される。
が、社会人を経験すれば、野球がメインとはいえ、それなりに仕事もするし社員教育も受ける。
給料を得る意味や、なぜ野球をしていられるか、
会社がどのようなサポートをしているかも知る。
だからプロになっても、年俸の原資となる入場料を払って来てくれるファンを、
おろそかにできない。
大不況下の今、人気を問わず、どのプロスポーツチームも経営は楽ではない。
加えて、それに代わる娯楽はいくらでもある。
憧れの存在であるはずのプロスポーツ選手が皆、ファンに対して低姿勢になり
営業マン的態度を取るのは夢がないような気もするが、
そうも言っていられない時代になったということだ。

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前記事の延長で、ダイヤモンドさんの1月の記事をピックアップ。
競技に関係なく、プロ・アマ関係無く、
全アスリートに、ファン・コミュニケーションという観点から上記記事を読んで頂きたいです。

上記のように、プロ野球・Jリーグといった日本におけるメジャースポーツなら、
当然の当然の当然として、
マイナー競技選手や草の根アマチュア選手にも、
自分を応援してくれるファン(家族や友人も含みます)との関係をより深める事が重要。

先日もセミナーの時に指摘したのですが、
例えマイナー競技のアマ選手でも、サイン位準備できていなくてどうする?と伝えました。
アマ選手の気持ちとしては、過去にサインなど求められた事がないから・・・・とか、
自分のサインなど欲しがる人は居ないから・・・・とか、
ネガティブな答えが返ってくる事が多いのですが。
その時点で、プロ意識欠落ではないでしょうかと。
(アマだからプロ意識は必要無しというのは通用しないと思います)

そもそも、ファン接触をどう位置付けているのかクエスチョンという事が言えますし、
自分を高める(アスリートとしてPRする)という点でも、ちょっと意識不足。

ファン・コミュニケーションが、資金不足解決の糸口にもなるし、
スポーツの価値を高める根本となる。
少なくとも、アスリートエール掲載選手には、アマチュアや学生やジュニアであろうと、
プロ意識を持って、ファン・コミュニケーションを深めてね・・・と伝えています。


以前、NASCARレーサーの尾形 明紀選手が非常に良い話をして頂けました。
アメリカNASCARでは、キッズファンが非常に多く、サイン対応は当然の事、
一緒に写真を撮る事にも積極的。
この写真撮影時に、アメリカと日本では決定的なファン・コミュニケーション姿勢の違いがあると。
NASCARレーサーがキッズファンを写真を撮る場合、キッズの目線に合わせる選手が殆ど。
つまり、
外では、選手が膝を地面につけて、子供の目の高さに、自分の顔を合わせるのが通常であり、
肩を抱き寄せて写真に収まる等、キッズファンに対する感謝を表していると。

一方、日本のレーサーはどうであろうか?
あえてカテゴリー名を出さないが、
椅子に座ったまま、子供が大人のレーサーに遠慮がちに近づいて、
微妙に離れていても、レーサーはそのまま座り続けて写真に収まるケースが見受けられる。
レーサー全てとは言わないが、
そういう変な感覚(自意識過剰?超有名人・気取り?プロ意識欠如?)を、
私自身も何度も見てきた。
たかが子供との写真、されど子供との写真・・・
ファン・コミュニケーションに対する姿勢が良く見えます。

まあ、レーサーだけの話では無く、全ての競技に言える事ですが、
どうしてもエンターテイメント国家のアメリカと日本では、そのような差が出てしまうのでしょう。
ただ、スポーツの場合、そんな事を言っていられないですよね。

そもそも、ファン・コミュニケーションは、
ファン拡大はもちろん、スポンサー獲得にも戦績UPにも繋がる事・・・
という事を、キチンと指導できていない、スポーツ界の構造的欠陥とも指摘できます。

今後、少しづつ、アスリートエールにてそれを解決していこうと思います。



posted by sports777 at 14:51| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スポーツ界で始まった一般人の「胸スポンサー」

■ソース(2010.07.30ダイヤモンド・オンライン
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100730-00000002-diamond-bus_all
■概略
プロスポーツのユニフォームと言えば、様々なスポンサーのロゴがプリントされているもの。
特に媒体価値が最も高い胸部分には、有名企業のロゴが入るのがこれまでのお決まりだった。
そんな常識を覆す、新しい企画が始まった。
レラカムイ北海道が、2010年9月開幕に、個人名を胸部分に印刷する「胸スポンサー」の募集。
一般人の名前がスポンサーとして列記されるのは、国内プロスポーツでは初めての試み。
気になるスポンサー料金は、一口2万円(税込)。誰でも応募することができる。
9〜3月までのシーズンを通じて12名の全選手が着用する予定。申込は7月末まで。
試合は地元スポーツ紙はもちろん、テレビ放送も予定されている。
ファンのみならず、スポーツ好きにもちょっと自慢できそうだ。

レラカムイは07年にJBLに参戦。チームもフロントもゼロから立ち上げたベンチャー型のチーム。
若い女性を中心にファン獲得し、ホームゲーム観客動員数は3年連続でリーグトップを誇る。
これほどの人気チームにも関わらず、経済状況で大口スポンサーが決まらないのが課題。
運営会社ファンタジアエンタテイメントの水澤佳寿子社長は、
「レラカムイは成績こそ低迷してますが、ファンの多さでは他のチームを圧倒しています。
10連敗しても観客数が減らなかったときに、チームを一番評価してくれているのは
ファンだと気づきました。そんなファンの思いを形にできればと思った企画です」と語る。
水澤氏は、もともと育児支援事業である潟Rティを創業し、
全国展開を手がけ、成功を収めた女性経営者。
その経営手腕を生かし、黒字化が難しいといわれるスポーツビジネスに参入。
様々なアイデアを実践し、今やJBLのみならず、プロスポーツ界から注目を集めている人物だ。
成功すれば、「スポーツを支えるのは企業スポンサー」という、これまでの常識が変わるかも。
新しいことに挑戦するチームを、ぜひ応援してみてはいかが?
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スポーツ関連メディアでなく、ダイヤモンドに掲載してもらっちゃう所が、さすが水澤さん。
オフシーズン協賛取りもアクションしましょう。

ライターの記載通り、企業でなく個人がスポンサーになる仕組み・・・
しかも大事な胸スポンサーにスペースを割くという発想は非常に面白い。
小口でも個人がチーム協賛に関われる・・・
「寄付」や「特典」では無く、あくまでも「協賛」=ここがミソ。
コアファンの応援心を満足させる、goodアイデアです。

似たようなケースで、
アスリートエールにも掲載している、2輪の関口太郎選手の2chサポーターの事例もあります。
関口さんは、マシンのカウルに、個人スポンサーの名前を小さく全員分、掲載しました。

2輪でもバスケでも、どの競技にも共通する事ですが、
金を「もらう」=寄付ではなく、
同じもらうと見えても、全く意味が異なる「協賛」の違い。
つまり、資金提供者に対するリターンを考える、そして実行する事。
資金難のアマチュア・アスリートにとって、これが最重要。

何故なら、スポンサーシップとは何かを学ぶ事になりますし、
プロ意識を再考する事になりますし、
ファン・コミュニケーションの位置付けを明確に習得する事に繋がります。
不況下だからこそ、
確かに、企業スポンサーを成約させるのは難しい
(不況が第一の理由では無いという考えもあるが)。
しかし、そもそもの、スポーツ応援という原点を考えれば、それは「個人ファン」。
選手は、個人の集合体をイメージするけど、紐解けば、全ては「個」の心。
どう満足してもらうかをアスリート本人が考え、実行する事が大事。
そこにアマもプロも関係無し。

ある意味、「ありがとう」と感謝すれば済んでしまう「寄付」は、簡単で便利。
一方の「協賛」は感謝の気持ちを形にしなければならない。
リターンを返すアクションを要するので、ちょっと面倒(?)。
だから、アスリートは寄付を欲しがる。
スポンサーシップ(協賛)と寄付がゴッチャになる。

ただ、スポーツの原点を辿っていくと、やる者、みる者の関係があり、
応援心というものが有り、
その関係性において、金が必要であれば、寄付でも協賛でもいいのだが、
アスリート自身を育て、スポーツ界を育てるには、
より応援者とのシビアな関係を自ら作り、
関係性を深める事で継続的な信用・信頼に繋げる関係を構築・・・が大事。

必ずファン・コミュニケーションが伴うし、それが深まれば深まる程に、広がる程に、
小口は中口、大口に繋がっていく。

多くのアマチュア・アスリートに、資金難を解決する為の、寄付とは?協賛とは?
スポンサーシップとは?スポンサーメリットとは?・・・・・ここを再考してほしい。

これらを実証実験しているのが「アスリート・エール」です。
これは、ミニスポンサーと称する、個人が小口協賛を行なう仕組みをベース化したもの。
ファンコミュニケーションを密にして、個人ファンを選手自ら増やし、小口協賛を得ると共に、
大口協賛を依頼する時の武器にする・・・・
今後、選手をサポートする為の、プログラムを色々発信していきます。

個人からの小口協賛の重要性を大事にするアスリートエールは、
上記記事の、レラカムイ個人胸スポンサーの考え方と全く同じです。

レラカムイのファン個人個人への姿勢は、水澤さん中心に深く、北海道で追求されています。
そこにアスリートエールが入る余地が無い程に、
密接にファン・コミュニケーションを行なっていますが、
多様なファン接触機会を広げる為にも、アスリートエールに参加頂いています。

皆さん、レラカムイ北海道をよろしく御願いします。


レラカムイ・チーム http://www.spo-navi.jp/athlete/rerakamuy/
野口 大介選手   http://www.spo-navi.jp/athlete/noguchi_daisuke/
勝又 穣次選手   http://www.spo-navi.jp/athlete/katsumata_joji/
阿部 友和選手   http://www.spo-navi.jp/athlete/abe_tomokazu/
山田 大治選手   http://www.spo-navi.jp/athlete/yamada_daiji/
折茂 武彦選手   http://www.spo-navi.jp/athlete/orimo_takehiko/
伊藤 将伸選手   http://www.spo-navi.jp/athlete/ito_masanobu/
桜井 良太選手   http://www.spo-navi.jp/athlete/sakurai_ryota/
posted by sports777 at 13:43| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月29日

1週間限定のスポンサード

■ソース
http://www.golfdigest.co.jp/magazine/tournament/hotnews/tne000002043901.html
■概略
今週は海外女子メジャーの最終戦ということもあり、注目度は高くなる。
そんなことを見越して、今週だけ露出を図れればと思う企業も少なくない。
そんな企業が今週一週間限定で、有村智恵飯島茜のスポンサードを行っている。
飯島茜の帽子右に「サランラップ(旭化成)」が、有村智恵の左足に
「サッポロ一番(サンヨー食品)」のロゴ。
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アスリートのパーソナルスポンサーと言えば、1年契約が一般的。
ただ、この不景気、スポット・スポンサーシップは今後増えると思います。

私の周辺選手でも、1週間どころか、1日onlyの試合スポットまで用意させていますし。
不景気だからこそ、スポンサーシップにも、あの手この手の工夫が必要です。
スポーツ・スポンサーシップの世界でも、プロとアマのボーダレスが来るはず。

プロ=有名=高い広告効果・・・と、
アマ=無名=メディア露出無し(但し、他の企業ニーズを満足させる効果)・・・を比べると、
必ずしも、費用対効果の曲線は、比例しませんから。
高いメディア露出効果の出る選手は高い、
一方で、メディア露出は無しなので、そこそこの○○効果を出すアマ選手・・・・が
比べられる時代に入っています。
テレビに出ないアマ選手は、悲観する必要は無いです。
相応の協賛金を獲得するチャンスは、以前より上がっていますから。
(たまたま不況という時代にぶつかってはいるが、
 スポンサー獲得率が低い第一の理由では無いし)

頑張って下さい。
posted by sports777 at 14:35| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月28日

秋田ノーザンハピネッツ、CRM自販機

■ソース(2010年07月28日・秋田経済新聞)
http://akita.keizai.biz/headline/984/
■概略
「秋田プロバスケットボールクラブ事務所前に7月23日、ピンク色のコカ・コーラ自動販売機が。
今秋プロバスケットボールリーグ・bjリーグ参戦の「秋田ノーザンハピネッツ」を応援しようと、
売上の一部をチーム運営資金に充てることを目的に「みちのくコカ・コーラボトリング」の協力。
営業企画担当は「自販機利用者もチームのスポンサーになっていただける仕組みとして導入。
設置先も募集しているので、地元の皆さんと一緒にチームを盛り上げていければ」と期待。
今後、年間30台を目標に同自販機の設置を目指す。
秋田ノーザンハピネッツ.jpg
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Cause Related Marketing・・・・最近、バスケで広がってきています。
なぜバスケが主体で広がっているのか?
(他競技でも有り得るはずなのに、アプローチしていないのかな?)

ロゴも決まったようなので、秋田もがんばって下さい。
ショッキングピンクがチームカラーとは・・・目立ちますね。


1つだけ突っ込みを。
営業企画の方、自販機利用者はスポンサー(協賛者)ではないです。寄付者です。
売上一部が計上されるCRMで、購入者の具体的なリターンは無く、
応援と言う気持ちの問題ですから、これは「協賛」ではなく「寄付」。
(報道側の表現ミスかな?)
posted by sports777 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スポンサー探しに駆け回るアスリートの苦悩

■ソース(毎日新聞 2010年7月27日)
http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20100727ddm035050031000c.html
■概略
インサイド:就活するメダリスト 競泳・松田丈志の苦悩/1
◇400社以上に手紙…未採用
08年北京五輪で競泳200mバタフライ銅メダルの松田丈志(26)が心残りのまま、米国へ。
パンパシフィック選手権(8月・米国)前の日本代表合宿に参加するため。
昨年末にレオパレス21から業績悪化で契約解除されて、半年以上も所属先が見つからない。
2年前の五輪メダリストがスポンサー探しに駆け回る苦悩の姿を追う。
◇北京五輪、分岐に
現在所属は育った宮崎県延岡市の東海(とうみ)スイミングクラブ(東海SC)。
400社以上に企業支援を求める手紙を送付したのはコーチ長女=中山泰代コーチ。
「インターネット広告や新聞の株式欄を見て、片っ端から送った」。
松田と久世コーチの二人三脚ぶりをつづる手紙に関心を示した企業も数社あり、
実際に訪問もしたが、松田らが求める条件となかなか折り合わない。
◇突然の契約解除
レオパレス21と契約した昨年・・・松田、久世コーチに給与保障、年間1500万円の活動費も支援。
現在拠点の東海SCは久世コーチらがボランティア運営。プールも松田の母校の延岡市立東海中
から借り受けたもので、活動資金を捻出する財力はない。
「お金に執着しているようなイメージで見られるのはつらい」と松田はこぼす。
ただ、ロンドンまで現役続行を決めたからには
北京以上の成績を狙う。
その為の練習環境維持には、ある程度の資金が必要だ。

松田は「契約書に印鑑を押し、会社の看板を背負って泳ぐことで緊張感、プライドも生まれる」と。

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インサイド:就活するメダリスト 競泳・松田丈志の苦悩/2
◇「コーチと一緒」が壁に
松田丈志(26)の就職活動が実らない理由の一つ=久世由美子コーチ(63)とセット契約。
2人分の活動費用を、企業が二の足を踏んでいる状況。
◇単身赴任の指導
松田は「コーチと一緒でないと意味がない。そうでなければ、競技をやめて働く」とまで言う。
周囲には経済的負担もかけてきた。
04年のアテネ五輪。まだ松田の実績は乏しく、久世コーチは代表コーチに選ばれなかった。
数百万円を久世、松田家で工面して帯同。地元のカンパにも救われた。
過去国際大会も同じケースがあり、久世コーチは「もう1軒は家を建てられた」と笑う。

育った東海SCへの愛着も「足かせ」になる。
松田が描く理想の競技活動が、どこまで企業の理解を得られるか。
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戦績TOPを狙えるからこそ大変。
涙ぐましい記事・・・
大手新聞に掲載されるだけでも、もしや手を挙げてくれる企業が現れればと考えれば、
他の選手よりも、情報発信で有利。

「松田と久世コーチの二人三脚ぶりをつづる手紙」
=Push型アプローチ400社→反応数社→未成約。
Pull型に変えれば、反応がもっと出るはず。

他の競技でも、コーチと1セットで¥○千万依頼したいという案件が多いが、
これは陳情的に写るが、
別にセットで有ろうと無かろうと、¥○千万の価値があれば企業はYesと言います。
Noという理由は、費用対効果と言いますか、ROI(ROS)と言いますか、
確かに不況下で、出したくても原資が無いという企業も多いのですが、
必ずマッチング相手はいるはず。

新聞株式欄から上場企業onlyで400社にアプローチしても、
元々広告予算が無かったり、スポーツ協賛の実績が無かったり、
水絡みのCSRをやっていなかったり、青少年育成がCSRテーマでなかったり・・・
数打てば当たる・・・・・というのは、スポーツ・スポンサーシップにはあまり期待できない。
確かに、心情に訴える「寄付」なら有り得るかもしれない。
(まあ、上場企業がタニマチになる事は有り得ないけど、中小なら有り得る)
「協賛」はビジネスなので、それはそれはキチンと説得材料を用意しないとYesはもらえない。
宣伝部が相手なのか、広報部なのか、経営企画室なのか、役員を直接なのか、
上場企業程に内部体制は細分化されているので、キーマンに声が届かないと・・・

松田選手、アスリート・エールに掲載しないかな?
東海SCやコーチ連絡先をネットで5分程調べましたが、出てきません。
水泳連盟に電話?・・・うーん、、、

http://www.spo-navi.jp/form.php
御連絡、頂きたいですね。

posted by sports777 at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月26日

W杯スポンサー契約に新興国企業が積極投資

■ソース(2010.07.07ブルームバーグ)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=aPUvxjk7NHNs
■概略
W杯・南アフリカ大会準々決勝で、ウルグアイのスアレスが手を差し出してガーナ決勝ゴール
となる可能性のあったボールを防いだ際、英利新能源(インリー・グリーン・エナジー)は、
世界で最も注目されるスポーツイベントのスポンサー企業の価値を自覚。
スアレスのハンドにレッドカードを差し出された場面は世界中の家庭で繰り返し映し出され、
このゴール真後ろには中国の太陽電池メーカーであるインリーのロゴが表示されていた。
これまでのところ今大会中に起きた出来事の中で最も議論を呼んだものの1つとなっている。
インリー広報は「この場面に人々は注目している。当社ロゴが数億の人々に見られたことは驚き。
当社が知れわたるようになるだろう」と語った。
インリーは中国企業で初めてW杯スポンサーとなった。世界中で5億人以上がW杯をTV観戦。

過去W杯では、認知度向上を通じて売上増大を図る先進国スポンサー企業の広告が圧倒的。
世界最大飲料メーカー、米コカ・コーラは06年W杯ドイツ大会直後の四半期売上が14%増加。
外食産業最大手、米
マクドナルドのドイツ大会直後の世界全体の四半期売上は5.5%増加。
いずれもW杯を増収要因に挙げている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コーラ、マックの総売上額を調べていないので、14%、5.5%がいくらなのか知りませんが、
キチンと計算すれば、結果的にW杯スポンサー額は安かった・・・という結果になるのでしょう。
そうでなければ投資しませんし。

これこそが、リーチでなく、コンバージョン追求の考え方。
W杯に協賛すれば、○○億人にリーチできます・・・ではなく、
○○億人にリーチするので、○○億円の増収に繋がるはずです・・・と説明する方が、
協賛が獲りやすいのは当然。

ただ、コーラやマックなどの超企業だからこそ、W杯前後の部分・経営データを公表できて、
イベント単体の増減を伝える事ができますが、
日本の上場企業でさえ、イベント毎の成果データは中々出してもらえない、公表しない・・・
(メディアで売上増加という成果まで、一般に対して出てくるのは、W杯・F1・NBA程度。
 いや、他大会でも発表させるケースもあるが、かなり稀ですし、詳細不明。)

アマチュア選手が中小企業のスポンサー依頼の場面(企画書)では、
中々、このようなコンバージョン(投資に対する結果)をキチンと提示しにくい。
ですが、「予測値」は誰にでも出せます。
選手はマーケティングのプロではないのだから、
その計算値が間違っていてもいい。大雑把でもいい。笑われたっていい。
(わからない場合は、マーケ会社や代理店勤務者を探して聞けばいい)

企業の売上に貢献しようとする、
そういう努力というか、姿勢を示す事が重要である。
間違った計算式なら、プレゼンの場で修正すればいい話ですし。
マーケや経営計算や事業計算のド素人であるアスリートであっても、
自分に投資してもらえれば、こういう結果になるはず!という提案が無いと、
特にアマチュアの場合、スポンサー獲りはきつい。

99.9%のアマ選手は、自らのスポンサー営業がNG連続となった時、
不況のせいだと言います。
いや、アマ選手の企画書やスポンサー営業の現場の様子を見ていますと、
その要因は大きく2つ。
 @確かに不況がスポンサー獲得率を下げている事もある。金の存在が少ないのだから。
 Aスポンサーへの交渉の仕方

個人的にはAを改革する事で、これまでギリギリNGを受けてきた選手を、
OKラインに乗せる事は容易であるとデータ化しています。
このAの1つに、上記記事にも関わる、コンバージョンや、売上寄与額の予測値があります。

過去、日本のTOP広告代理店のSP案件でも、この辺りを示して行きましょうよと述べてきたが、
スポーツでも全く同じ。
アマ選手でも全く同じ。
例えキッズ&ジュニアでも同じ。

最終的に、どれだけ企業寄りの考え方ができるか?という所に着地する。
(それは、企業に媚を売れという事では無く、貢献・寄与せよという事です)

これが、マニュアルでも述べている、
「相手の立場に立った依頼の仕方」がスポンサー獲得率を大幅に上げるという基本中の基本。

社会人選手に、他のスポーツ企画書なんて参考にならない、
中小企業の事業計画書を読んで・・・とアドバイスしている理由の1つが、
この基本中の基本にも通ずるものがあります。
(何をやろうとしているか、どういう戦略で行なうのか、いくらになるのか・・・明確にわかります)
アマチュア選手は、
是非、企業の創業時の事業計画書をどうにか入手して勉強してほしいです。

posted by sports777 at 07:52| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月25日

アスリート・エール掲載選手の募集

Athlete Yell3.png

※アスリート・エール掲載選手の募集

 現在82名の選手が掲載されています。
 全日本選手権クラス、世界選手権クラス、プロ選手、将来有望選手・・・など、
 マスメディア出演をしていなくても、各競技界では名が知られているという、
 これからブレイクする選手を主に、選手を募集しています。
 (チーム・クラブ単位も可)

 必ずしも、現在TOP実績とは限りません。
 過去戦績だけではなく、未来戦績も配慮した審査をしていますので、
 自薦、他薦、よろしく御願いします。

 http://www.spo-navi.jp/form.php
 こちらから御願いします。
 (備考欄に「岩田ブログ読者」と記載して下さい)

 8月以降、新たなアスリート・サポート・プログラムが、
 次々に発表される予定ですので、
 選手にとってはかなり有益と思いますよ。


 ・サイト運営統括(開発・制作・管理)=ファイブフォー
 ・アスリート調整(審査・調整・管理)=潟Xポーツゲイン
posted by sports777 at 07:15| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ロンドン五輪、開幕あと2年

■ソース
http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20100724-657421.html
■概略
2012年ロンドン五輪開幕まで27日であと2年、
組織委員会・会長が23日、海外メディア向けに電話会見し「市民の支持は安定し、
厳しい経済状況の中でもスポンサーを獲得できている。」と準備状況に満足感を示した。
会長は組織委が目指すスポンサー収入959億円のうち約822億円を確保し、
五輪スタジアムなど主要会場が配置される五輪公園がある市東部の再開発も順調と強調。
「忘れられない五輪を開催する。どう五輪を楽しむかを考え始めてほしい」と呼び掛けた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ふむふむ、あと2年。
戦いは始まっていますが、協賛金は順調のようです。あと100億か。

アスリート・エール掲載選手に、ロンドンを目指す選手が何人もいますが、
何人が参戦するのか楽しみ。
頑張ってほしいと思います。
posted by sports777 at 05:45| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スポンサーがフランス代表に賠償金要求

■ソース(欧州通信)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0724&f=national_0724_088.shtml
■概略
フランスサッカー連盟の理事会が開かれ、W杯開催中の不祥事で引責辞任した
前会長に代わり、フェルナン・デュショソワ氏(67)が新会長に選ばれた。

新会長は、組織の抜本的改革に取り組むことになるが、加えて重要な課題はW杯で失墜した
フランス代表のイメージを改善すること。
イメージ失墜は何よりスポンサー収入に直接ダメージを与えるから。

すでに開催中には、監督に暴言を吐いたアネルカの追放、選手たちの練習ボイコットを受け、
メインスポンサーのひとつであるクレディ・アグリコル(銀行)が、選手出演のテレビCMスポットを
早々に打ち切り、他の3社も練習着からロゴを外すよう申し入れていた。
23日、フランス代表にユニフォーム提供のアディダスが連盟に約11億の賠償金を要求と報じた。
これが事実なら、この額はほぼ1年分のスポンサー契約料(約14億7000万円)に相当する。
但し、理事会開催後の記者会見でデュショソワ会長は、各スポンサーから要求されている額は
合わせて「100万ユーロ(約1億1300万円)を少し上回る程度」と報道を否定。
尚、連盟は既に、来年からユニフォームをアディダスからナイキに鞍替えする事を決めている。
アディダスは72年以来フランス代表にユニフォームを提供してきたが、
3倍にあたる年間47億の契約料を提示したナイキに“得意先”を奪われた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アマチュア選手もスポンサー契約の際は、よく契約書を読まないといけません。
どういう場合にどうなる・・・という事や、スポンサーメリットを詳細に決めておかないと
必ずもめますからね。

先日も、ある所属契約をした選手からの相談で、
契約書を読んだ所、肖像権やらマネジメント権やらがガチガチの契約。
選手は契約時にそれを話されていなかったようです。
こういうケースもありますからね。
(このケースでは、契約書を読まなかった方が悪い・・・と言う事に成らざるをえません)

上記は、フランス程の強豪だから、少なくとも、ベスト○まではテレビ露出されるであろうとの
アディダスサイドの読みがあったにも関わらず、あのような事件で・・・という事になります。
やはり、チームサイドに非があるという事になるでしょうから、
賠償金は発生します。

アマチュア選手は、ここも良く認知しておくべきですが、
スポンサーシップはビジネスなので、
契約書に反した事をすれば、謝って済む問題ではありません。
(契約書が無くても周辺状況を証明できれば勝てるケースもありますが)
例えば、¥10万の協賛金を得て、選手が不祥事を起こした場合、
その被害額が¥100万なら、受けた額が¥10万であっても、¥100万を請求される事だって、
無くは無い・・・という事です。

アスリートが、金が無い、金がほしい・・・という気持ちは、
これまで何百(何千では無いけれど)の事例を現場で見てきているので、よくわかる。
ただ、実際にそれを受け取った場合のリスクというのも少しは考えてほしいです。
「大きな責任」が伴うのですから。

¥10万を受けたら、¥10万分の価値を返す。
¥100万を受けたら、¥100万分の価値を返す。
この責任は非常に大きいと言えます。
責任実行の際に、何かしらの失敗・契約違反が生じれば、
受け取った額以上の返還を求められる。
よく考えてみれば当然ですよね。
支払ったスポンサー側の立場に立てばわかると思います。

posted by sports777 at 05:41| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月24日

JOC、選手の雇用支援具体化へ

■ソース
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2010072300899
■概略
JOCは23日、東京都内でスポーツ将来構想プロジェクトの会合を開き、
金銭面等の問題で競技続行が難しい選手を企業に引き合せ、
雇用支援するプロジェクトを8月中に具体化
させる方向でまとまった。
プロジェクトで中心的役割を担う荒木田裕子理事は「スポンサーではなく、選手らの雇用を
考えている。そうすれば引退後のセカンドキャリアにも何らかの道が開ける」と語った。
今後は、各競技団体が推薦する選手の個人情報・遠征費等のデータを集め、
関心を示す企業側に提供。在京企業を中心に働き掛けるが、冬季競技が盛んな北海道や
長野といった地域にも範囲を広げていく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ふむ、うまくマッチングして下さい。
JOCは、キャリア系のプロが多く関わっているから、雇用ならうまく行くのでは。
posted by sports777 at 15:14| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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