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2010年03月31日

「為末基金」の問いかけ

■ソース
http://allatanys.jp/B001/UGC020005920100329COK00515.html?from=yoltop
■概略(スポーツジャーナリスト吉井妙子)
陸上世界選手権の400m障害で2個の銅メダルを獲得した為末大選手らが音頭を取り、
活動資金に苦しむマイナー競技の選手らに資金援助などをする非営利団体
「アスリート・ソサエティー(仮称)」を設立するとの計画だ。
◇選手が選手を支援
「現役、又は元選手が1人3万円ずつを出し合って設立。企業・団体・個人からの寄付金を、
支援金として当初は若手1〜3選手に一人約200万〜400万円を貸し出す」という。    
日経は「“世界で戦える”などの条件に照らして選定し、プレゼンテーションを通じて     
企業や一般からの寄付を募る。企業などには従来より少ない負担で選手を応援できる   
点を訴え、スポーツ選手支援の端緒にしたい狙いもある」と伝えている。            
そして両紙とも「“頑張りますからお金を下さい”だけでなく、まず選手自らがお金を
出し合ってから、協力を求める方が社会に納得してもらえるはず」(読売)など、
選手側の努力をも強調する為末選手のコメントで記事を結んでいる。

バンクーバー五輪後は、金6個を含むメダル14個の韓国の活躍に刺激されたのか、
文部科学省がスポーツ基本法の策定に向け関係者などのヒアリングを始めた。
しかし、2011年度予算に反映されるかは不明。
国の決定を待つより、自分達で行動しよう。そんな決意が為末選手らから見て取れる。
活躍が期待される選手であっても、競技によって貧富の差は驚くほど大きい。
裕福な競技の筆頭はプロ野球。2009年に年棒1億円を超えた選手は71人。
チーム平均年棒は2軍を含めると阪神が5794万円、ソフトバンクは5273万円、
巨人は4676万円。一軍だけに絞れば7000万円近くになるはずだ。
一方のオリンピック選手は、社会人であれば所属する企業の給料にほぼ準じている。
300万円前後が相場。だが、仕事をしながら五輪を目指すには満足な練習が出来ない為、
時間の自由が利くアルバイトに精を出す選手も多い。
もちろん、オリンピック系選手の中でも、スポンサーなどに恵まれ潤沢な活動資金のある
選手もいる。だがそれは、人気のあるごく一部。国の強化費配分も人気選手に集中し、
これから芽を出そうという選手は一向に報われない。

◇汗の量は同じなのに
私が彼らを食事に招待できるのは、居酒屋に毛が生えた程度の小料理店が関の山。
ブランド物で身を固めて現われる野球やサッカー、プロゴルファーなどは、店構えに身を
引いた態度を示し、ジャージ姿のオリンピック系選手は目を輝かしながら食事をほおばる。
彼らのそんな態度の違いを見ながら、しみじみ思う。
国民に期待され、汗をかいている量は同じなのに、競技の違いで
これだけ差が出るものなのかと。
むしろ、汗の量からすればオリンピック選手の方が多いくらいだ。

仕方のない面もある。その競技がプロであるかどうかが大きな要因だし、毎日のように
試合のある選手と、4年に1度だけ国民の注目を浴びる選手では、ギャランティに差が
出るのも当然。しかし、オリンピック系選手だって、毎日練習に励んでいる。
彼らの現状を目の当たりにしている私からすれば、プロ選手たちが毎年買い換えている
高級車を1年我慢し、その資金をオリンピック選手に回してやれないものかと思う。
彼らが食事に使っている店をワンランク落とせば、オリンピック選手の1年間の活動資金
にもなる。あるいは飲み代をちょっと節約すれば、多大なお金が浮くはずだ。
1度だけ、年棒数億円の野球選手に、オリンピック選手の現状を訴えたことがあった。
こんな答えが返ってきた。
「彼らに比べたら僕らは恵まれすぎているとは思うけど、僕が援助したら彼らはどう思う
でしょうか。支援する人とされる人という上下関係が出来てしまう。
スポーツ選手は競技に関係なく、尊敬したりされたり精神的には対等であるはずです。
そこにお金を注入することによって立場の違いを作ってはいけないと思う。
かえって、彼らのプライドを傷つけることになるんじゃないですか」

◇社会的な貢献を広げたいが・・・
プロ野球選手の名誉の為に言うなら、社会貢献活動を秘かにしている選手は多い。
ソフトバンク和田毅選手は、途上国の子ども達にワクチンを贈り続けているし、
西武の中島裕之選手は野球道具をキューバの子ども達に毎年プレゼントしている。
プロの選手たちは、社会のために何か活動をしたいと考えている。
しかし何を、どんな形でやればいいのか分からない。自分の行為を美談ととらえられたく
ないという選手もいる。 選手同士のプライドを考えれば、他の競技の選手を支援するなど
出来るはずもない。
そんな複雑なプロ選手の心理を、為末選手らが構想している「アスリート・ソサエティ」が
受け皿になることによって、名目が立つかも知れない。競技の垣根を超え、選手同士の
相互補助という基盤が出来れば、新たな交流も生まれ日本スポーツ界の活性化にも繋がる。
いずれにしろ、選手の支援に選手が名乗りを上げる発想がいい。
しかし、日本人選手が国際舞台でなかなか結果を出せないという理由を、身をもって
体験している切羽詰った行動であるのは事実。
文部科学省も為末選手らの行動にならい、スポーツ基本法の具体策を早く討論して欲しい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

言いたい事はわかる。
素晴らしい記事である。
記載事項も事実に基づいているし、
こういう事実を知らない世間に、もっともっとメディアは報道してほしい。

が、しかし、もう一歩先を見ると、
寄付でいいのか?という点である。

チャリティ先進国UK、NPO先進国USA等のような、寄付文化に比べたら、
御存知、日本の寄付感覚は遅れている。
98年NPO法が施行されて、多くのNPOができた。
USAのNPOは事業収入主体だが、日本のNPOは寄付収入を主とする傾向。
多くのNPOが生まれている裏側で、寄付収入を掴めずに、
解散するNPO数がどれだけあるか。
うるるん滞在記で東ちづるが、国際平和村をテーマとした番組が放映された翌日から、
日本からの寄付金が3000万集まったという。
しかし、寄付を継続的な傾向がある海外に比べて、日本は、非常に短期的。
番組を忘れれば、寄付もしなくなってしまうのか。

そもそも寄付とは何か?
リターンの必要のない、善意ある金と言える。
日本では、地域文化の祭りに、周辺住民から多くの金が集まり、
スポーツの世界では、相撲においてタニマチが金を出す。

日本企業においても、経団連1%クラブのデータを見れば、
様々なテーマに企業は寄付金を出しており、
そのテーマの1つにスポーツも入っているが、これがまた少ない。
スポーツはプライオリティが低い。
何故か?もっと優先すべき人権・環境・福祉等のテーマがあるから。
これは、NPOの世界を見るとわかりやすい。
NPOは社会の課題に直結した形で活動しているケースがほとんどで、
人の命に関わっているケースもある。
それにスポーツを比較されると、どうしてもスポーツというテーマは弱い。
それはある意味、当然とも言える。

寄付金を何のテーマに対して出すか?
それは個人の自由であり、最も関心のあるものに出せばいい。
だから、スポーツにも寄付金が集まる事実も、
今後のポテンシャルも認める。

だが、スポーツは、そこに位置していいのかと、若干疑問が残る。
金の卵のアマチュア選手が育つには金が必要。
だから、寄付という金も有り・・・とするのは、否定も肯定もできない。
というのは、
環境問題や福祉問題などと同じ位置付けで、気持ちの入った金を
得る事をベースにしていいのかという疑問である。

企業スポーツの休廃部、スポンサー撤退というスポーツ界のマイナススパイラルの中で、
欧州のような総合型地域スポーツクラブの国の推奨も出てきた。
企業に頼らず、市民からの会員収入で運営を回す形も、
時間は掛かるが、広がりを見せるかもしれない。
という中で、
スポーツ界の資金調達の次の一手は何なのか?
寄付なのか?

個人的には、もっと個人からの協賛金を広めてほしい。
これは何も新しい発想ではないが、うまく整理されていない世界と考えられる。
協賛金とは、通常、企業からのものと認識されている。
だが、プロチームのファンクラブや後援会など、
寄付金のように見えて、特典というスポンサーメリットが返される事を考えれば、
これは立派な個人からの協賛金とも言える。
これをもっと整理・総括して、スポーツに結び付ける事はできないのか?
各チームごとに行われているこの仕組み。
金の卵の個人選手には運営が難しい。
しかし、そういう仕組みがあれば、
寄付金という、環境・福祉などの真に金が必要な世界とぶつからず、
税金を頼らず、企業を頼らず、
自らの力で資金調達できる世界がキチンと確立されるかもしれない。
ここではあえて言わないが、結構な額を集めているアマチュア選手も実在する。
そういう手法があるにも関わらずに、それを実行せずに
金が無い、金が無い・・・というのは、
あえて酷な言い方をするが、選手サイドの甘えと言える。

むしろ、スポーツ界の資金調達面での課題は、
資金調達の手法を、スポーツ選手がほとんど知らない点であると断言する。
何故、今まで誰も教えなかったのか?
誰が教えるべきなのか?
日本のスポーツの歴史の中で、何故、ここに誰も注力しなかったのか不思議である。
毎年、毎年、資金難で選手が消えて行く事実。
夏冬2年に1回は、五輪前に、資金難の苦労話の報道される。
マイナー競技なら尚更だ。

メディアの力を使って、寄付金を募り、それを投資していく考え自体は素晴らしい。
何もこれを否定している訳ではない。
でも、スポーツ界の未来を考えれば、もっともっと、安定的で持続可能な仕組みが必要。
その答えの1つに、もっと身近な関係者を使った、
個人からの協賛金集めがあるはずである。

また、これとは別に、社会問題に対応するNPOを支援する為に実施されている、
CauseRelatedMarketingが存在し、
これもスポーツに応用できる。
海外では盛んだが、日本でも、しかも日本のスポーツにおいても導入が始まっている。
これも、支払者から見れば、寄付金の一種。
ビール1缶飲めば、150円のい内の10円程度が自動的に徴収される。
これがスポーツに割り当てられるのであれば、応援者なら進んで購入するはず。
寄付金を感じさせない、寄付収集の仕組みだから、これも普及が望まれるが、
テーマ性において、NPO課題とバッティングするので注意が必要。
それに、大手企業の商品程に、会計上や業務推進上、色々な壁が出てくるから、
そんなに簡単なものではない。
むしろ、中小企業の鶴の一声の方が、速く確実に実行されやすい。

いずれにしても、スポーツ界の資金調達は、もっと深く議論されるべき。
色々な手法が現れていい。
但し、それが社会でどのような意義を持っているのか、
未来性があるのか、持続可能なのかを見極めないといけないはず。

評論家ではなく、これまでもこれからもプレイヤーなので、
上記を示す回答策の1つを、近々社会に対して提示するつもりである。









posted by sports777 at 05:33| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

コンサドーレ、JAグループがスポンサー

■ソース
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/consadole/223269.html
■概略
サッカーJリーグ2部(J2)のコンサドーレ札幌は28日、今季のオフィシャルパートナー
(主力スポンサー)としてJA北海道中央会やホクレンなど5団体でつくる
「JAグループ北海道」(札幌)と新たに契約を結んだと発表した。

単年度ごとの契約で、期間は3年間。3種類のトレーニングウエアの袖部分に、
それぞれ「ホクレン」「JAバンク」「JA共済」のロゴを入れる。
金額など詳細については今後詰める。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

良かったですね、頑張って下さい。

posted by sports777 at 04:13| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

駒沢女子大学、日テレ・ベレーザのスポンサーに

■ソース
http://www.jsgoal.jp/official/00098000/00098882.html
■概略
駒沢女子大学(学校法人 駒澤学園)と日テレ・ベレーザ(東京ヴェルディ1969フットボール
クラブ株式会社)は、双方が所在地(ホームタウン)とする稲城市を中心とした地域社会
への貢献、そして、人材やリソースの交流による教育機会創出を目的とした連携を
推進していくため、「パートナーシップ提携協定」「ユニフォームスポンサー契約」を締結
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お〜、また学校スポンサーですか。
多いですねえ。
その真意はどこにあるか、ブログ読者のアマチュア選手ならわかりますよね。

企業の狙いが分かれば、スポンサー交渉がしやすくなる。
ヒントになりましたか?
頑張って下さい。
posted by sports777 at 03:59| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

C大阪・bj大阪のスポンサーがマルチ商法

■ソース
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100330098.html
■概略
虚偽説明でビジネス教材を販売する連鎖販売取引(マルチ商法)をしたとして、
京都、大阪、兵庫3府県は30日、教材販売会社「インフィニットクリエーション」に
特定商取引法に基づき31日から9カ月間の業務停止を命じた。
同社は男子プロバスケットボールbjリーグの大阪エヴェッサとサッカーJリーグの
セレッソ大阪のスポンサーで、運営するインターネットサイト「えある」の広告を両チームの
ホームページに出している。
大阪府などは、同社がプロチームの知名度を会員獲得に利用したとみている。
大阪府などによると、同社の会員は知人に50万〜70万円で教材購入を勧誘。
収入を得られる保証がないのに「1人紹介すると3万円の収入になる」「何もしなくても金が
入る」などと説明した。
支払い能力のない大学生や若い会社員には消費者金融を紹介し、金を借りさせて代金を
支払わせていた。昨年10月までに解約分を除き延べ900件余りの契約が結ばれた。
3府県には同社について計139件の相談が寄せられていたという。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

スポンサー企業が選手やチームを監査するのと同様に、
選手やチームも、企業をチェックしなければなりません。
金をもらえるならどこでもいいという発想はダメ。

以前、漢字検定絡みで、Fポンチーム(スーパーGTだったかな?)が不正資金を
受けていたとの報道があり、その時も上記のような事を書きました。
コメントでは、財団程の機関なのだから、悪さをしているなんて、
チーム側はわからないだろ・・・とのコメントが入っていたのを覚えていますが、
それは、有り得ないですね。
普通に考えれば、その時点で噂や裏情報は入ってくるものです。
それは、受け取った方も悪い・・・という事になります。
お互いに気をつけないと。

若者に人気のあるスポーツ・チームを利用するとは、
いつの時代も、不正をやる人達は、よく考えますよね。
posted by sports777 at 03:54| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さくらジャパン、ビジュアル作戦でスポンサー募集

■ソース
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/ballsports/news/20100329-OHT1T00263.htm
■概略
日本ホッケー協会は29日、ロンドン五輪に向けた男女代表チームの強化方針などを
都内で発表。3大会連続出場を目指す女子の「さくらジャパン」は若返りを図り、
ビジュアル作戦でスポンサー獲得にも乗り出す。
北京五輪後に
スポンサーが撤退した女子代表は、以前の貧乏生活に逆戻り。
ユニホームはつぎはぎだらけの古着で、合宿では岐阜・各務原の廃校となった校舎に宿泊。
協会は「選手の写真やビデオを使って積極的に情報を発信したい」(広報委員会)と、
新主将の駒沢李佳(27)=コカ・コーラウエスト=ら
ビジュアル系選手を“キャンペーンガール”に起用する考えだ。

「強くならなければスポンサーもつかない」と安田善治郎監督(63)。
日本の五輪出場権第1号(2位まで)がかかる11月のアジア大会(中国・広州)に向け、
駒沢は「ハングリー精神で切符を」と話した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以前の貧乏生活って・・・
そこまで書かなくてもいいのに・・・
そりゃあ、資金豊富と資金不足は、選手にとっても天国と地獄なのかもしれませんが。

オグシオにしろ浅尾にしろ、ビジュアルで世間を引き寄せる手法もありますが、
日本代表クラスになると、監督の言う通り、実力が伴っていないと。
しかし、スポンサー獲りという1点に限れば、
別にビジュアルや実力が関係ない所でもスポンサーは付くという事実もありますしね。
頑張って下さい。


うーん、協会HPに広報委員会問合せ先も出ていない・・・
これじゃ、問合せもできない(苦笑)

posted by sports777 at 03:38| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月29日

小口スポンサーを要するアスリート募集

小口スポンサーを要するアスリートへ、
左上2段目の黄色バナーから、メールを下さい。
詳細は、メールで御伝えします。


以下が、今回の募集条件です。

 ・競技種フリー
 ・マネジメント会社無所属の選手
 ・戦績TOPクラスで、以下のいずれか
  ・全日本選手権出場で常時上位クラス
  ・日本代表クラス
  ・チャンピオン経験者
  ・五輪経験者


以上
posted by sports777 at 19:22| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月28日

スポンサーの、数字で計れないメダル効果

■ソース
http://www.yomiuri.co.jp/column/kenkyu/20100324-OYT8T00323.htm?from=navlc
■概略
バンクーバー五輪スケート競技で銀メダルの田畑真紀、穂積雅子選手が所属する
富山市の地質調査会社「ダイチ」は、資本金3000万円、社員39人の小さな会社。
災害防止・復旧工事が専門だが、公共事業の削減に伴って売上高は10年前の20億円
から9億円に減少。それでも、「税金事業で仕事を頂いているので、地域に貢献したい」と、
会長、社長親子が自らの報酬を削ってスケート部を守ってきた。
メダル獲得後、同社には激励のファクスやメールが殺到。                   
仕事の注文が舞い込むといったことはないが、「社員の士気は上がった。          
これまで以上に気を引き締めて仕事に取り組もうというムードになっている」という。    
数字で測ることができないメダル効果は大きい。           
長びく不況で、スポーツから撤退する企業が相次いでいる。
ICTスポーツによると、98〜02年に約220の企業チームが消滅。
その後、撤退はやや落ち着いたが、リーマン・ショック後再び加速し始め、
08年には8チーム、09年には24チームが休廃部を決めた。
09年末で休部となった日産自動車の野球部は、99年、日産が経営不振に陥り、ルノーと
提携した際にも存続が危ぶまれた。しかし、ルノーから乗り込んだカルロス・ゴーン氏が
実際に試合を観戦し、社員一体となった応援に感銘して、「これは日本の企業文化の象徴」
と継続を決めた経緯がある。
株主資本利益率(ROE)が重視される上場企業では、企業文化とか社員の士気とか、   
数字に表れないものを守るのはますます困難になっている。                   

日本型資本主義の特徴のひとつは、社会保障に対する国の関与が極めて小さいことだ。
日本の国内総生産(GDP)に対する社会保障支出の比率は、かろうじてアメリカは
上回っているが、西欧諸国にはとても及ばない。
宮本太郎・北海道大院教授によると、これは、企業が男性稼ぎ主の雇用を守ることによって、
国に代わって生活を保障してきたからだ。人材確保が最大の課題だった高度成長時代には、
これは企業にとってもメリットのあるシステムだった。
安定雇用と福利厚生の充実に努め、企業スポーツに力を入れることによって知名度UPと 
社員の士気の高揚を図る……。                                    
ところが、企業に余力がなくなり、政府のセーフティーネットが無く安定雇用が崩れた為、 
貧困と格差が広がり、企業頼みのトップアスリート育成も大きな壁にぶつかった。      

社会保障の分野では、国の役割を再定義しようという議論が進んでいる。
スポーツの分野でも、金メダルゼロに終わったバンクーバー五輪の結果を受けて、    
政府は長期的な「スポーツ立国戦略」の議論を始めた。                     
3月10日に開かれた第1回ヒアリングでは、スポーツ庁の創設や引退選手支援など
様々な意見が出たようだが、ポイントは「税金をつぎ込んでトップアスリートを育成する事に、
どこまで国民の合意が得られるのか」という点に尽きるだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アスリートの企業への寄与の1つとしての、ブランディングの一環ですね。
外からの見方が変わると、内部は奮起する・・・企業のインナー効果の1つとも言える。
もっともっと大手企業が、アマチュア支援をするべきだが、
ROE 、ROIなどの重視で、ブランディングさえも後回しになってきた・・・
いや、逆に、ブランドは業績に繋がっているという事を、
もっと多角的に検証すれば、その意義は高まる。
そういったリサーチをしている機関は多いが、
まだまだ社会認知も企業認知も低い。

実業団を手放すのも、経営上、わかる。
が、中小企業や零細企業も頑張ってサポートしているので、
雇用は無理でも、協賛に変えて維持する形をもっと強めるとか、
国が税制優遇する仕組みを作るとか、
大手のスポーツ絡みを維持・助長する仕組みも必要。

又、上記記事のような中小企業に、
入札時のポイント付加など、
CSRを考慮した公共事業優遇制(コンペ・入札時)を作るとか、
大手よりも大変な中小企業がスポーツを支援する所に、優遇制を作るべき。

無理に税金投入しなくても、できる方法は色々あると思う。
スポーツ界を整理するには、スポーツ省は必要。
しかし、そこで、また利権が発生して、無駄金が発生するなら、
スポーツ省など必要ない。

posted by sports777 at 03:28| Comment(0) | TrackBack(1) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

朝原宣治、29日、アスリートネットワーク設立

■ソース
http://www.sankei-kansai.com/2010/03/23/20100323-021913.php
■概略
関西ゆかりの五輪メダリストらが中心となり、世界と競い合った経験や技術を次世代に
伝える任意団体「アスリートネットワーク」(AN)を29日に設立する。
理事長にはバレーボール全日本女子前監督の柳本晶一さん(58)が就任。
関西を中心とした自治体や企業、病院などで子供たち向けのイベント開催を計画。

「アスリートが主体となって、子供たちに何か発信できないか」。
AN設立は、柳本さんと北京五輪陸上男子400メートルリレー銅メダルの朝原宣治さん
(37)がアテネ五輪後に交わした会話がきっかけ。
競技の枠を超えて約30人の賛同者が集まった。
イベントの特色は複数競技の指導を同時に行えること。日本オリンピック委員会(JOC)
や各競技団体もスポーツ教室などを開いているが、単一競技の場合が多く、カリキュラム
も画一的だった。そこでANでは、それぞれのアスリートが指導のメニューを考えるほか
、たとえば、背の高い子供たちにバレーボール、バスケットボールの魅力を同時に伝え、
自分がどちらを楽しくできるか気づいてもらうことも可能。

冬季競技やパラリンピックの選手が加入するなど、ネットワークが広がっていけば、
特定のスポーツが盛んな自治体へ、依頼に見合った人材を派遣できる。
競技者として引退後、「第二の人生」に備える社会的な仕組みが整っていないだけに、
副理事長を務める朝原さんは「ちょっとしたセカンドキャリア支援になっていけば」と期待。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

為末選手の一般財団法人「アスリート・ソサエティー」(5月設立)が、
 @選手の競技資金支援
  (企業・団体・個人からの寄付金を若手1〜3選手に¥200〜400万貸出し)
 A現役トップ選手向け勉強会・交流会
 B引退選手のセカンドキャリア支援

朝原選手の任意団体「アスリートネットワーク」(3月設立)が、
 @競技指導イベント
 Aセカンドキャリア支援

どちらもセカンドキャリア支援が入っています。
アスリートが競技を終えた時、
いや、現役中でも、全く未経験の飲食店等を出して失敗するケースが目立つ中、
最近、ようやく、まともなセカンドキャリアの道をサポートしようとする動きが
あちこちで出てきました。
野球のプロ選手等は、高額所得の為に、
各種の事業経営に金を投じる事もできますが、
一般のセミプロ・アマですと、路頭に迷うケースもあります。

競技外の話ですが、この手の策も必要なのでしょう。


posted by sports777 at 02:40| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

為末大、競技資金支援のアスリート・ソサエティー設立

■ソース
http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20100325-OYT1T00651.htm
http://www.sanspo.com/sports/news/100325/spg1003252028000-n1.htm
■概略
陸上・男子400メートル障害・為末大が、生計に困っている若手選手に資金援助をする
非営利団体「アスリート・ソサエティー(仮称)」の設立を、競技の枠を超えたトップアスリート
とともに計画していることが24日、明らかになった。
現役選手たちが集まり、次世代の若手を支える組織を創設するのは初の試み。
今後賛同者を増やし、5月設立を目指す。
スポーツ界は長引く不況の影響で経済環境が厳しく、競技によってはアルバイトをしながら
五輪を目指す選手もいる。こうした選手を助けようと立ち上がった。

構想では、現役または元選手らが1人3万円ずつ出し合って団体を設立。
企業・団体・個人から集めた寄付を基に、支援金として当初は若手1〜3選手に
1人約200〜400万円を貸し出す。
受け取った選手が五輪などに出場した場合や、小学校訪問など規定した社会貢献を行えば、
返済額を減額する方針。また、現役トップ選手のために勉強会や交流会を開く。
為末は「『頑張りますから、お金下さい』だけでなく、まず選手自らがお金を出し合ってから、
協力を求める方が社会に納得してもらえるはず」と話している。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5月ですか、期待します。
中田のTake Actionに続き・・・ですかね。
チャリプラさんと連携?

posted by sports777 at 02:06| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

選手がTVで話したパラリンピック競技資金不足

■ソース
http://www.j-cast.com/tv/2010/03/25062990.html?p=all
■概略
バンクーバー・パラリンピックで、金銀銅が3、3、5、計11個のメダルを獲った
選手団が3月24日帰国。メダリストが「朝ズバッ」に勢揃いした。
◇補助金の差
アルペンで銅2つ、通算10個目のメダルを手にした大日方邦子(37)はじめ、
金銅の狩野亮(24)、クロカンで2つの金を獲った新田佳浩(29)、

初メダル、銀をとったアイススレッジホッケー遠藤隆行(32)など。
みのが、国の補助金でオリンピックとの格差に言及したことから、
ご祝儀ムードから一転、お金の話になった。
補助金は、オリンピックは文科省から25.9億円、
対してパラリンピックには厚労省から2.6億円。

「この差はなんですか。オリンピックは報奨金もある」とみの。
新田選手は、鳩山首相からの電話で、ロシア選手の補助金が日本と額が違う事を話した。
◇「苦労」1位は費用
「朝ズバッ」が障害者アスリート152人への調査で、苦労していることは?の問いに、
 3位38.8%=「仕事に支障」
 2位42.8%=「練習所がない」
 1位82.9%=「費用がかかる」=その費用は年平均¥110万


大日方選手は「これは夏冬の平均で、一般的は夏の方がかからない」

アルペン森井大輝選手(29)は
「海外遠征費用だけで300万円。用具代等も入れると大変な額」
大日方選手「4年後を目指すなら、年間1人¥800〜1000万位かかる。
自分たちで負担するのは限界」といった。

クロカン荒井秀樹監督(55)のひと言が重かった。
「W杯に出てないとパラリンピックに出られない。W杯で各国は
国が助成している。自費で出ているのは日本だけ」。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

スミマセン、パラリンピックの競技資金不足については、
まだまだ情報収集中で、
厚労省が、文科省の1/10とは認知できていませんでした。

国(政府・行政・官庁)は、企業のCSRを気にする前に、
国自身のSocial Responsibilityを考えてみてはどうか。

障害者雇用促進法:法定雇用率を大幅に下回った7社を公表
このように企業を叩く前に、自分達の考え方ややっている事を再考するべき。

この手の話が出てくると、確かにスポーツ庁・スポーツ省の必要性は感じる。
それと、これまでの自民のスポーツ策が、TOPスポーツだけに集中している事も覗える。
パラリンピックに金は落ちても、W杯には出ない・・・日本だけか・・・

確かにパラリンピックにプロ選手も生まれてきているので、
プロは国の金は関係ない。自ら稼ぐしかない。
しかし、雇用促進法などの法律が存在しているという事は、
障害者を守ろうとする意思が形になっているという事。
生活収入面のみで、スポーツ面は別なのですかね?

健常者も障害者も関係なく、プロスポーツ選手なら(名目上のアマも含む)、
年間競技費は最低でも¥500万はかかる。TOPを狙うならmin¥1000万か。
競技によってmin費用に違いは「ありますが、
パラリンピック選手も、プロに近い選手ならば、
オリンピック選手同様に、自ら資金調達するしかない。
所属契約なのか、スポンサー獲得なのか、形は色々あるけど、
とにかく、言い訳無しで資金調達が必要。

しかし、セーフティネットは存在するべき。
国のセーフティネットは、オリンピック選手よりパラリンピック選手を優先するべきでしょ。
雇用促進法を設定している位なのだから。
厚労省、文科省という監督官庁の違いから課題が出ているのもあるのでしょうが、
健常者も障害者も関係なく、スポーツ省で担当し、
平等に選手に金が落ちてくる仕組み作り、
これが、
日本国の
Social Responsibilityでしょ。

スポーツだけでなく、様々な所で矛盾が多いが、
政権交代では変わりそうにないですね。





posted by sports777 at 01:47| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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