http://www.asahi.com/business/update/0118/TKY201001170292.html
■概略
世界保健機関(WHO)は、アルコールが健康や社会に与える害を防ぐための
規制指針案をまとめた。酒類メーカーの広告やスポーツイベントのスポンサーを規制、
安売り制限などを含む。20日のWHO執行理事会で合意される見通し。
具体化は各国の自主性に委ねるが、
WHOがたばこに次いで対策に乗り出すことで、
アルコール害への意識が国際的に高まるとみられる。
この指針は「アルコールの有害な使用を減らす世界戦略」。WHO事務局案は
「年250万人の死因に関係する」と警鐘を鳴らす。
指針は、WHO加盟国への法的拘束力は持たない。各国は地域性や宗教、文化など
に合わせて対策を選べるが、その進展について定期報告を求められることになる。
WHOは1980年代、「健康への脅威」として、たばこ規制に乗り出した。
米国でたばこ会社に賠償を求める裁判が相次ぎ、広告規制や価格引き上げに繋がった。
アルコール議論は、「たばこ規制枠組み条約」が採択された2003年ごろから勢いづいた。
日本でも、ビール業界がテレビCM自粛に動いている。
・小売りする日や時間の制限
・酒の広告内容や広告量、メディアの規制
・スポーツ・文化イベントのスポンサー規制
・若者を対象にした販売促進の禁止や制限
・値引き販売、飲み放題の禁止や制限
・アルコール課税、最低価格の導入
・非アルコール飲料への価格誘導
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こりゃ大変だ。
日本のスポーツ界に大いに影響を及ぼす事でしょう。
KIRIN、ASAHIさん達はどう出るか?
かつて、タバコ規制で、F1スポンサーが大混乱になった事が、
他競技でも起こるということか。
各国の自主性、法的拘束力は持たないとはいうが、
欧州・欧米が先行して、アジアも追従という流れになるのかな?
こりゃ、大事ですわ。
イベントスポンサーという言い方だが、
チームスポンサー等もいずれ含んでくるのでしょう・・・
酒がスクリーニングされると、
ちょっと困りますよ・・・