99%の選手がPush型企画書・価格不相応で成約できない→ここを改善すれば獲得率は上がる!
2010年01月05日
冬季パラリンピック日本代表、表千家がスポンサー
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100104-OYO1T00731.htm?from=main2
■概略
冬季パラリンピック・バンクーバー大会出場のノルディックスキー・バイアスロン選手8人に、
茶道表千家がスポンサーとなり、300万円を助成。
選手の姿を見ることで「茶道を志す障害者の方にも、負けずに次の一歩を踏み出してほしい」
との願いも込められており、表千家の本格的なスポーツ支援は初めてという。
障害者スポーツはスポンサー探しが課題で、
ノルディック代表選手は年間200万円近くを負担。
荒井監督は「不況のなか、支援者が見つかったのは心強い。いい滑りで恩返ししたい」と感謝する。
選手らは、ジャパンパラリンピックや海外遠征で「表千家」のワッペンをつけたユニホームを着用。
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おお、茶道屋さん(この表現は正しいのか?)がスポンサーとは珍しいですね。
確かに、カナダで日本文化を広めるというメリットもありそう。
記事では、理事長が、ひたむきな姿に心打たれて支援した・・・という形になっていますが。
障害者スポーツのスポンサー獲りの現場は、中々報道されないですし、
確率的には難しいという側面もあるでしょう。
しかし、他スポーツよりも差別化要素が明らかなので(障害など関係なくスポーツを楽しむ)、
他との差別化でポイントを訴求するという点からは、交渉をしやすいかもしれません。
頑張って下さい。
2010年01月03日
アマチュア選手にもプロ意識は必要
これをスポーツに置き換えて読んでみて下さい。
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■ソース
http://news.livedoor.com/article/detail/4530687/
■概略
マック、本部が指示する競合店差別化のための仰天マニュアルとは
外食業界では生き残りをかけ、競争激化が進む。
マクドナルドがサービス面で競合店との差別化を図る為に採用しているマニュアルとは?
商品はもちろん、サービス面でも競合店との差別化を図りたい同社だが、以前発売された
書籍『100円マックのホスピタリティ』ではマクドナルドの現場で行われている競合店
差別化のための以下の5つのサービスが紹介されている。
1. 客や通行人から道を尋ねられたら快く対応する
2. マクドナルドの店舗の住所録を用
意しておく
3.「お冷をほしい」と言われたら差し上げる
4. ハンバーガーを半分に切ってほしい(とくに子どもなど)と頼まれたら対応する
5. 哺乳瓶にお湯がほしいと言われたら差し上げる
これらに加えて驚くのが、客が他店のクーポン券を持ってきた場合の対応。
客の中にはマクドナルド以外のクーポン券を間違って持参することもあるが、
同社ではその場合、「他店のクーポン券も受け付けよ」と指示されているという。
店員はまずクーポン券を持参してくれたことに対して感謝の意を表し、
「これはマクドナルドのものではありませんが、特別にお引き換えしましょう」と応え、
同等の商品を渡すことにしている。
サービス面の差別化を図るためにここまでして取り組んでいるのだ。
不況により商品の魅力だけでは経営を維持できない今、
ファーストフードでも従業員のサービスの質がきびしく問われる時代になってきている。
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これのどこがスポーツに関係するのか?と言う選手もいるかと思いますが、
まず、時代を読むという事ですかね。
スポンサー獲得という観点からの読み方ですが、
過去、アマチュア・スポーツ選手は、
戦績を上げさえすれば、タニマチやスポンサーが来てくれる・・・という認識だったはず。
確かに、バブルの頃等は、企業の方からTOP選手に近づく例もありました。
しかし、近年の不況下で、
あなたに投資してあげましょうか等と、企業サイドから選手にアプローチする等は皆無。
どんなに戦績が高くても、スポンサー獲得は保証されません。
マクドナルドは、お金を払ってくれる消費者を最優先した、
マーケットイン的な考え方で、ビジネスをしています。
単に安くて美味しい商品を作っても売れない事を知っているから。
ハンバーガー以外でも、
まだまだ日本の中小企業でも、世界に通用する技術開発をする零細企業もあります。
商品は完璧。世界一。
しかし、売れない・・・・。
それは何故か?
まず、その商品を世間にうまくPRする事が大事ですし、
商品を採用した後のベネフィットを伝える事も大事ですし、
2番煎じとは明らかに違う差別化要素も必要。
そして、ホスピタリティを含めた、サービス精神でしょうか。
アマチュア選手に置き換えれば、
マックが消費者に歩み寄る姿勢のように、
選手は企業に歩み寄る必要があります。
これは、単にペーペー頭を下げろという意味ではなく、
50:50で対応せよという事です。
通常は、50:50になっていないケースが殆んどですよね。
例えば、選手は500万をスポンサー依頼する、
しかし、企業にとって500万の価値はない・・・それでも熱意に協賛してしまう・・・
これは、企業の負担が膨大で、選手のリスクはない関係、
つまり50:50になっていないという事です。
50:50にする為には、まずは自分の価値換算額を知れという事になりますが、
とにかく、熱意&根性でスポンサーを取ろうとする。
これは、上記記事のマックの逆を行く行為とも言えてしまいます。
相手企業をリサーチし、
何をすれば喜ばれるだろうかと考えて、
それをスポンサーメリットにする。
胸にロゴを貼る事が、どれだけ企業にとってメリットになっているのか?
それは、もしかしたら10万の価値もないのでは?と考えて、
真に、相手の土壌に入っていかなくてはならないという意味です。
例えば、企業サイドから、他選手ではなく、君に協賛する差別化要素は何?
と聞かれた場合、答えられるでしょうか?
即答できなくてはなりません。
そこは自己アピールを最大限話すべき。
しかも、自己情報だけでなく、あくまでも御社に貢献できるのだというポイントを
伝える必要があります。
これまで選手は、戦績UPだけを考えていれば良かった。
しかし、これからは、
戦績と同時に、企業情報や社会の動きや自分でできるサービス等、
複合的な情報武装をしていないと、スポンサー獲得が難しい時代に入っています。
企業に歩み寄る・・・
決して、低頭にしろという意味ではなく、
企業メリットを深く考える事、キチンとアプローチする事、
こういった50:50の関係を作れる(情報武装する)選手が、
この厳しい時代に生き残るのだと思います。
つまり、大きくまとめると、
それらは「プロ意識」。
アマチュア選手にもプロ意識は確実に必要です!
単に強いだけではダメ。
人格や行動力や思考力が必須な、アマチュアスポーツ環境になっているという事です。
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更に言えば、
あなたの顧客である企業は、誰を見ているか?
それは企業の顧客(消費者)を見ています。
つまり、あなた(選手)は、顧客(企業)の顧客(消費者)をよく研究する必要が有り、
顧客の顧客、つまり消費者に貢献する事こそ、
真の顧客メリット(スポンサーメリット)になります。
2010年01月02日
バンクーバー五輪、マイナー競技・女性選手の涙と金欠
http://news.livedoor.com/article/detail/4526809/
■概略
2月12日〜バンクーバー五輪は、無名で、バイトをしながらカツカツで競技をつづけてきた
マイナーな女性選手が結果を出し脚光を浴びる大会になりそうだ。
◇リュージュ女子一人乗りの安田文(27)
安田は02年ソルトレーク、06年トリノと過去2回の冬季五輪出場をあと一歩で逃し、
今回もエース原田窓香(24)に次ぐ2番手で、代表入りも難しいと見られていた。
ところがシーズンが始まるや、W杯でポイントを稼ぎ出場2枠獲得に貢献。
12月のアジアカップでは6連覇のかかる原田を退け、6年ぶり3度目の優勝。
遠征費約150万円を札幌の家電量販店で派遣販売員をして稼ぎ、それでも足りず、
公立保育園を09年に定年退職した母親に援助してもらってきた。
大手スポンサーのついた有名選手とは五輪にかける気合が違う。命がけで臨むだろう。
◇スノーボード女子大回転の家根谷依里(25)
18位のトリノから4年、W杯でエース竹内智香(26)を上回る好成績をたたき出している。
時給1000円のホテル配膳係で遠征費を稼ぎ、足首のじん帯をけがした時も足を
ひきずって働いた頑張りが競技での結果につながっているのだろう。
◇ボブスレー女子2人乗りのパイロット桧野真奈美(29)
金欠のみならず、「今回が最後」との覚悟で五輪にかける。
五輪で血眼になって戦う彼女たちの姿は必見だ。
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五輪前になると、必ず、金欠でも頑張っている苦労話が美談としてメディアに取り上げられる。
少しでも、感情移入をと考えるメディアもあるだろうし、
こういう時でないと、マイナー競技記事を書く枠が無いというメディアもいるだろう。
新年早々、メディアに一言もの申す。
何故、マイナー競技選手が皆、競技資金不足で、メダリストでさえも、
時給千円以下のバイトに頼るような状況なのか、原因を書いてほしい。
先日の事業仕分けでは、
スポーツ予算がカットさせられると、五輪選手達を使って、陳情記者会見が行われた。
メディアはそのまま報道するだけ?
何かおかしいと思わないのだろうか?
特にスポーツ記者なら、何十年も前から、その原因がわかっているはず。
JOC、文科省は、現状でもきついから予算カットはやめてくれと訴えていた。
しかし結果は、選手強化費は維持、いや維持どころか全体額は増えた。
この増額分は、このようなマイナー選手の現場に落ちてくるのだろうか?
いや、決して落ちてこない・・・・その理由をメディアは突っ込むべき。
スポーツ界内部から改革できないのだから、
メディアという外部から改革のきっかけを投入してほしいですね。
もう一言もの申す。
選手達も資金調達をもっと真剣に考えればいいのでは?
モータースポーツでは、高校生でもスポンサーを獲得している選手がいるのに、
25を超えた、メダル候補の五輪選手が何故獲れないのか?
何故獲れないのかという原因を追求しているだろうか?
誰に獲り方を指導されたのか?それは正しい指導法なのか?
そういう間接的な事を情報武装してほしい。
そして、毎年毎年、このような競技資金不足が生まれる中で、
協会・連盟は、どういう指針と対処法を持っているのか?
資金調達法を選手に指導しないのは何故か?
お涙頂戴の陳情では、企業は金を出さない。
それは協会・連盟ならわかっている事のはず。
上記3人の事例は、まだ続けられている成功例に過ぎない。
この裏側に、既に競技資金不足で辞めていった選手が何人いることか?
そういう報道も全く無いから、
スポーツ界以外の一般人は、アマチュア選手の資金不足など、知らぬ人も多い。
このような現状は、スポーツの構造的問題です。
改革しなければ、今後100年経っても、1000年経っても変わらない。
いや、その前に、少子化で選手の奪い合いが始まり、
権力の弱い競技は破綻する。
ここで言う権力とは何か?考えてほしい。
・・・・・・・
全般論で書かせていただいたが、
上記3人は、とにかく頑張ってメダルを獲り、
関係者の目を引っくり返してやってほしい。
箱根駅伝の裏舞台
http://npn.co.jp/article/detail/72648795/
■概略
今や正月の国民的関心事になっている『東京箱根間往復大学駅伝』、俗称・箱根駅伝。
10年大会は第86回目を迎える伝統ある駅伝だが、意外にもメジャーになったのは最近。
日本テレビが完全中継を始めた87年(昭和62年)からと、まだ20数年でしかないのだ。
前回大会(85回)での裏話。
解説者の瀬古利彦が往路で母校・早稲田大学ばかり肩入れした解説で、放送終了後、
大手広告代理店『博報堂』幹部から、瀬古は「早稲田ばかり応援するな。平等に解説する
ように。それができないのなら、来年から解説を外す」と厳しいお叱りを受けていたのだ。
だが、この『博報堂』の指摘は、物凄く矛盾がある。マスコミ関係者の7〜8割は早稲田出身。
箱根をバックアップしている大手企業の“エライサン”も大方、早大OB。
放送している日テレスタッフ、制作会社、スポンサー企業…早大偏重番組は無理もない。
陸連関係者が実に興味深い話をこう語る。
「2日間で約14時間の放送中、“早稲田枠”が約2時間。CM直前。」
具体的には「“2号車です。今、7位の早稲田に付けています。前も後ろも誰もいません。」
というような実況を聞いたことがあると思います
次に、順天堂大のエピソード。
毎年10月、箱根予選会。出場選手上位10人の平均タイムが早い大学が本戦へ。
が、03年(79回)から順大の“天皇”沢木啓祐が「陸上競技普及のため」を強く推し進め、
その年の夏に行われた関東大会(関東インカレ)の成績をポイントに。そのポイントを時間に
換算し、予選会の平均タイムから差し引くことを提案。それが“ルール”となった。
「そうすることで、短距離や投てきといった陸上全般に力を入れている学校がチャンスと
なったのですが、よく考えてみると、日体大や順大という体育大がありがたい条件になっただけ。
つまり、自分の大学が有利になるように働きかけたのです」(東京陸協幹部)
ついでに綴ると、その年から箱根の参加校も15〜20に増えたのだ。
「順大が特別扱いされてばかりなので、業界では“沢木マジック”という隠語がある。」
また、順大は仲村明監督が存在するのだが、実権は沢木天皇。
まだまだ、箱根の美談に隠されたエピソードはたくさんあるが・・・
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へえ、そうなんですか。
まあ、どこの競技にでもありますが・・・
スポーツはスポーツであってほしいですね。
以上
広島20年五輪:五輪招致
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20100101ddlk34050189000c.html
■概略
◇県被団協の坪井直理事長(84)
五輪はいろんなものを含んでいる。人間の限界を出し切る姿を見せる場ならいいが、
勝たんがためにやるのは平和かなあと思う。国境を越えて仲良くなれるこういった機会を通し、
地球人として平和を考える機会にできたらいい。
◇広島市出身の陸上選手、為末大さん(31)
五輪は巨大化し、スポンサー権利を守る制約などで選手も縛られる。広島は地方ならではの
小さな五輪を目指してほしい。広島で開けば、平和の大切さは強調しなくても世界中が感じる。
すべての国・地域の選手が何の利害もなく一緒に過ごす選手村は感動的な場所。
選手がいつでも訪れて、共に過ごしたり練習できる「永久選手村」を残してほしい。
◇「はだしのゲン」の著者・中沢啓治さん(70)
2020年の五輪開催で世界中の人が広島に来てくれて、原爆資料館を見て、被爆証言を
聞いてくれる、ということなら大いにいいことだ。
◇被爆者で墨画家の月下美紀さん(68)
今の形式の五輪には反対。ただ競争して、勝ち負けを決めるのではなく、戦争の犠牲者が
集まって全世界の人が参加できる広島らしい五輪を開くべきだ。金をかけなくてもできる人間の
尊厳を重んじる競技会。地球全体が結束できるようなことを被爆地は提案するべきだ。
◇尾道市出身の映画作家、大林宣彦さん(71)
オリンピックとは、国に元気があり、国が栄えている時に行われるもの。今の日本は、
オリンピックをやることで、逆に元気が出るやもしれません。スポーツには、そういう力があります。
また、広島でやることは、日本でやる意味を持ちます。
オリンピックの理念は、もともと「平和」ですからね。静かで穏やかで、世界に「平和」を発信できる
オリンピックを目指せば、今こそ真に行われるべきオリンピックとなることでしょう。
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一スポーツ事業者という立場で、2020年・広島五輪を支持します。
(正直、16年・東京はコンセプトも説得力も薄過ぎた。微妙だが、支持できなかった)
オリンピックの原点を考えれば、広島という場所からの意義は大きい。
場所以外に望むのは、スマート&コンパクト五輪。
この点も、広島は視野に入れているようで、賛成。
場所とスケール以外に望むのは、アマチュア・コンセプトの復活。
元々はアマチュア選手の世界舞台だったはずが、
いつの日か、憲章が変わり、プロだかセミプロだかアマチュアだか、
何がなんだかわからない単なるスポーツ祭典になってしまった。
リーマンショックがスポーツ界にも影響して、
企業スポーツの休廃部やスポンサー離れが加速し、
政権交代によって、スポーツにも事業仕分けが問われて、
スポーツの存在意義を問う所まで問われてきました。
確かにそうです。
スポーツの生きる価値とは何ぞや?
超不況となり、社会の限界が来た時に、
衣食住以外は何をもって生きるのか?
感動とか生きる力・・・なんてやわな事を言っていられません。
もっと、必要不可欠な存在にならなければ生き残れません。
そういう観点からも、
地域密着や、CSRと絡めた、スポーツ提案が増えていますが、
その延長上という点でも、
広島で五輪を行う意義・価値は大きい。
賛成します。
野球独立リーグ、増えたが運営基盤に課題
http://www.asahi.com/sports/baseball/npb/news/TKY201001010109.html
■概略
2005年の四国アイランドリーグから、毎年新団体が発足する野球の独立リーグ。
今年はえりちゃんフィーバー、運営難などで関西リーグに注目が集まった。
ただ、各リーグの運営基盤はもろく、既存の野球団体との連携も思うように図れていない。
◇
社会人、クラブチームを統括する日本野球連盟が12月25日、独立リーグへ転籍した選手
が再登録を望んでも、1年間は認めない新ルールを設けた。
春開幕を目指すJFBLは「選手の人権問題だ。移籍は自由にできる方がいい」と首をひねる。
独立リーグは四国九州IL、北信越のBCリーグ、関西、来春は三重・大阪でJFBLがスタートし、
ベースボール北海道も11年開幕。
日本野球連盟には近年、チームから「エースや4番が抜けて存続の危機」と苦情が寄せられ、
9年2月、高校出は3年、大学出は2年たたないと独立リーグに入れないルールをつくった。
独立リーグは「プロ扱い」の為、大学、高校が属する日本学生野球協会も一線を画す。
◇
そもそもプロとはいえ、独立リーグ選手は収入が少なく、アルバイトをしながら生活費を稼いで
NPB入りを目指す。四国九州ILはこれまで20人、BCでも7人がNPBへ巣立った。
◇
JFBLも前途多難。参入予定球団が準備不足で、来年度は2球団でスタート。
選手給与も「月15万円の最低保証」を「月10万〜40万円」に変更。
基本的には私企業なので、地元自治体が公然とは支えづらい現状がある。8月には、明石の
後援会事務局で市職員を働かせたのは違法と、人件費返還を求める住民監査請求があった。
一部の市民には「特定企業に便宜を図るもの」と映った。
11年に2球団で開幕する北海道は「おらが町のチーム」を強調。スポンサー企業ではなく、
会員制サポーターを集めて財政を築く方針で、入場券5枚などの特典付き会員券を年会費
2千円で販売。10年度中に20万人(4億円)を目標に売り上げる予定だ。
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確かに、野球の独立リーグが増えました。
設立する事、増える事自体に反対しませんが、
作る事は簡単ですが、とにかく金が掛かる為に、
維持・拡大するのは、競合が多い程に大変な事。
各地の気持ちはわかりますが、
よっぽど事業計画がキチンと読めていないと、淘汰・破綻します。
これは98年NPO法による、NPO団体の加速的立上げから、
裏側では多くの破綻・解散があるのとダブります。
野球だけの話でなく、
総合型地域スポーツクラブ、つまり、地元密着を謳う全競技に共通します。
特に不安なのが、北海道が2チームを1年間回すという点。
次年度は4チームを目指すそうですが、本当に大丈夫なのか?
1年は観客ゼロでも回せる事業計画になっているのか?
心配になります。
上記記事では、鰍ネので自治体が支援しずらいとあるが、
真に地域密着を求めるなら、鰍ナはなく、NPOや一般社団で立ち上げればいい事。
対応法はあるはずです。
監査請求が出るのもわかる。
とにかく、各リーグ、頑張ってもらうしかないですが、
もっと成功している他競技を真似てはどうでしょうかねえ。
2010年01月01日
テレビの今後とマイナースポーツ
http://www.cyzo.com/2009/12/post_3495.html
■概略
リーマンショックに端を発した世界同時不況の影響で、「金満」のテレビ局も厳しい年の瀬。
理由は言うまでもなく、広告収入の激減だ。
「スポンサーがいて初めて番組が成立。それが一気に離れ、人気番組でも打ち切り対象。
制作費の高い番組やギャラの高いタレントは真っ先に切られますね」(テレビ関係者)
出演者やスタッフへの弁当はかつての半額になり、使用していない部屋の電気は消す。
こんな一般家庭のような現象がテレビ局でも起きているのだ。
最近では、フジテレビの人気番組『めちゃ×2イケてるッ!』の打ち上げが中止。
芸能プロ関係者は「打ち上げも毎年100万円近く。コストカットを理由に中止。周囲も衝撃」と語る。
来年以降もテレビ局には不況の風が吹き続けるという。
人気番組が突然終了したり、大物タレントをテレビで見かけなくなることが頻発しそうだ。
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これはプロスポーツにも大きく影響します。
視聴率の悪い競技大会等はカットの方向になりますし、
視聴者離れも加速するので、
スポーツにおける広告露出効果(胸ロゴ等)の降下となって、
スポンサー企業を呼び込む価値がどんどん落ちてしまう。
人気スポーツは維持され、テレビ成績の悪いスポーツはカット・・・
プロスポーツも2極分化ですね。
マイナースポーツはチャンスと読む事もできます。
特に、元々テレビ中継のない競技は、
テレビに拘らないスポンサー効果を、企業に押しやすくなりますし。
企業もリスクヘッジで、1極集中協賛ではなく、
もっと地道に、小さく広範囲にと考える企業も増えるでしょうし。
(事実、そういう方向が出ていますし)
マイナー競技こそ、もっとネットを活用するべき。
今後、地デジ化すれば、また新たな情報発信策が生まれる事でしょうし。
まあ、そうは言っても、いまだにテレビはガリバーです。
マイナー競技によっては、1度でもテレビ露出されるだけで、
視聴者からの反応が変わるという事実もあるでしょうから、
それはそれで目指すとして、主眼は他に置く・・・という考えで、
自競技のPRを行ってほしいですね。
スポンサー獲得に関するしがらみ
http://npn.co.jp/article/detail/56403604/
■概略
日本球界は大恐慌時代を乗り越えられるのか? NPB財政破綻差し替え(下)
・・・・・その最たるものが、クライマックス・シリーズ(CS)だろう。
パ・リーグが一足先に04年からプレーオフとして実施。セ・リーグも07年からCSを導入。
が、スポンサー探しはそれぞれ勝手にやっている。
今年は、パ・リーグCSは「クリック証券」が冠スポンサー。
セ・リーグは「セブン&アイホールディング」が冠スポンサーでなく、協賛企業。
「スポンサーはどういう企業でもいい訳ではない。それなりの企業でなければ、
リーグとしてのステイタスがある」というのが、セ・リーグのプライド。
足並みの揃わないCSのスポンサー問題。
元NPB関係者は、「セ、パが一緒に同じスポンサーを付けるようにすれば、大手企業を
冠スポンサーにすることも可能なのに。セ、パ交流戦に日本生命がスポンサーになって
くれているように。実行委員会で何度も言っているのに、セ、パ共に耳を貸そうとしない」と。
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スポンサー獲りにも内部のプライドが絡んでいます。
こういう所がもったいないですよね。
セ・パを俯瞰して見れる組織があるというのに・・・
まあ、それを構成している人も、各企業利益の画策が絡んで、
色々な思考がぶつかっていると思うのですが、
もっと俯瞰して考えると、スポーツ界の為になりませんよね。
そこには、中立的な思考で、スポーツ最優先で、無駄のない戦略を立てられるTOPを
置くしかありません。しかし、メジャー競技程に、そこには利権も絡んでくる。
各チームの親企業の競合社は排除されるでしょうし、
2次的な利益効果のある企業を、どこのチームも押すでしょうし。
一方、マイナー競技も、ここから学ぶ事ができます。
学ぶというか、盗むというか。
気付きましたでしょうか、
いや、それは今度、別記事で書こう。。。
自転車「エキップアサダ」、スポンサー募集
http://www.asahi.com/sports/update/1224/TKY200912240063.html
■概略
国内最大規模の自転車ロードレース、ツアー・オブ・ジャパン等で活躍していた有力プロ
チーム「エキップアサダ」が、来年はトップレベルレースに出場しない。2011年には復帰。
エキップは06年、実業団監督だった浅田顕氏が日本チームでのツール出場を目指し設立。
日本のトップ選手が集まり、欧州を拠点に活動してきた。
今年、フランスのチームからツールに出た新城幸也も昨年はエキップに所属。
選手11人で、スポンサー名をつけた「EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン」でレース出場。
トップレベルでの不参加の理由は資金面だ。
不況で来年のスポンサー収入が今年より「10〜15%は減りそう」と広報担当の山崎健一氏。
来年はチームとしては出ないから、そのスポンサー収入もいったんは絶たれる。
現在、エキップは国際自転車競技連合で上から三つ目のランクに所属するが、
ツールに出るには最低でも上から二つ目のランクに登録しなければならない。
資金やスタッフ人数の基準があり、必要資金は最低でも約2億5千万円で、現在はその半分。
そこで1年間「休養」し、スポンサーを探す。
選手たちは他チームに移籍。その代わり、有望な10代の選手を集め育てる方針だ。
エキップアサダのホームページ(http://www.cyclisme-japon.net/)には
「スポンサー様を探しています」の文字が目を引く。
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うーん、きついですね。
新城幸也選手が所属していたチームですよね。
多くの競技でスポンサー収入の落ち込みが激しいですが、
一度、休養すると、次年度からのスポンサーがより獲りづらくなるという点では、
何とか資金調達をして続けてもらいたいですが・・・
別に人事のつもりで言う訳ではなく、内部人材のつもりで言えば、
これまでと違う資金調達法を試すとか、資金面での改革を行ってほしいです。
協賛内容を見ますと、1社300万のスポンサーメリットが記載されていますが、
企画書を見ていない為、詳細はわかりませんが、効果がわかりません。
どなたか、エキップアサダさんに直コネのある方がいれば、御連絡下さい。
広島、スポンサー業務外注で経済効果UP
http://osaka.yomiuri.co.jp/sports/baseball/carp/20091231-OYO8T00245.htm
■概略
今春、JR広島駅近くにオープンした広島の新しい本拠地、マツダスタジアム広島。
当初の試算を大幅に上回る経済効果を生み、1年目のシーズンを終えた。
調査研究機関によると、新球場の経済効果は約185億円。
2005〜07年の平均は約116億円で、08年は140億円だから効果の大きさが分かる。
来場者も過去最高を記録。広島市民の1・6倍の約178万人が新球場に足を運び、
地方での主催5試合を含めた観客総数は約187万人。
経済効果の要因は、広島がスポンサー業務契約を結んだ総合商社・三井物産の取り組み。
球場内・看板広告の新スポンサーを開拓。入場券購入でバンド「ユニコーン」グッズがもらえる
キャンペーン等を実施。「様々な企画をスポンサーに提案し、集客・収益UPに繋げたい」と。
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三井物産さん、やりますねえ。
スポンサー営業を外に委託して成功させた1例になると思いますが、
プロ野球・Jリーグに限らず、様々な競技の協会・連盟は参考にして下さい。
特にマイナー競技ですかね。
内省化でコストダウンを図るのもわかりますが、
マーケティング面や企画面では、外部にいくらでも専門家がいますから、
内部の風習や利権構造から1歩前進して、
外の力で改革する思考も、もっと広げてほしいですね。
協会によっては、広告代理店やマネジメント会社の周辺人材を
無給で協力させる手法を取る所もありますが、
放映権絡み等の仕事を出せる競技に限られるでしょうが、
そのバーターで動いている分はいいのですが、
そもそも外部の殆んどは、株式会社。
ボランティアじゃないんだから、本気が出ているとは限らない。
外部の使い方によっては、色々な変化が出るはずです。
広島は、キチンとした契約で、外注的なポジションを明確にした点も良かったのでしょうね。
確かに、様々なスポーツ事業者が、三井物産のようなポジションで動いているものの、
単に球団が作る企画書を売っていても、売れる訳がないので、
そこは責任関係をはっきりさせながら、キチンと金を払う関係を作り、
本気で動いてもらう環境を作ったからこそ、効果が出たのでしょうね。
なあなあでやるのと、明確にやるのとの違いでしょうか。
マイナー競技は金がないから外部を動かせないと良く聞きます。
金が無くても動かせる方法はあると思いますよ。
