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2009年10月30日

ROS(Return On Sponsorship)

トランスインサイトの鈴木代表のブログ「スポーツビジネス from NY」より、
ピックアップさせて頂きます。

◇米国におけるスポーツマーケティングの現状
http://www.yhmf.jp/activity/adstudies/24.html
こちらでPDFで読む事ができますね。
スポンサーシップやアクティベーションの事が記載されていて面白い。

当ブログでは、
スポンサー協賛金の投資回収率を選手サイドが重視せよという事で、
ビジネス的な「ROI(Return On Investment)」表現をしていたのですが、
実際には「ROS(Return On Sponsorship)」ですね。
鈴木氏のレポートで気付きました。

この他の話題でも、鈴木氏のブログは、非常に勉強になります。
posted by sports777 at 04:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スポーツファイナンス

このような書籍を見つけました。
スポーツビジネス面からの資金調達を学ぶのに、いいかもしれませんね。
ちょっと固そうですが、スポーツクラブ経営者は必須かも。

ページ内容で、面白そうな項目を青字にしてみました。
おっ、結構読みたい項目があるなあ、買ってみようっと。
参考に。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「スポーツファイナンス」武藤泰明著/2008年4月大修館書店
「スポーツビジネスは、単なる「商売」や「金儲け」ではなく、
企業と消費者双方の価値向上や、国や地域社会への価値還元といった、
ビジネス提供者と顧客(住民)の間にウィン・ウィンの関係を導くものと
位置づけられる。本叢書は、スポーツビジネスの科学的研究のため、
この漠々とした概念に特定のテーマを与えて、学ぶべき知識体系を整理したもの。
スポーツ産業における財務のすべてがわかる 。
スポーツファイナンスは、ファイナンスという普遍的な枠組みの中にあるが、
命名権や移籍金といった固有の領域も生み出されてきている。
本書は、Jリーグの経営諮問委員長を務める著者が、スポーツビジネス全般に
おける資金調達と財務運営について、さまざまな実例を挙げながら、
その基本と実際を解説するものである。」

 

第1章 スポーツファイナンスとは
 1.スポーツをめぐるお金の流れの変化
 2.本書が取り扱う範囲
 3.他の研究領域との関係: applied2 としてのスポーツファイナンス
 4.広義のスポーツファイナンス
第2章 財務諸表の構成と基本概念
 1.法人格の類型
  [1]法人格の有無について
  [2]法人格の類型とスポーツ組織の例
   (1)株式会社、合同会社(2)財団法人(3)社団法人、NPO法人(4)法人格のないもの
 2.財務諸表の構成と相互関係
  [1]株式会社の財務諸表
   (1)損益計算書(2)貸借対照表(3)損益計算書と貸借対照表の関係
  [2]財団法人、社団法人(およびNPO法人)の財務諸表
   (1)正味財産増減計算書(2)貸借対照表
第3章 スポーツ組織の収入構成と収入特性
 1.スポーツ組織の収入構成
  [1]スポーツ組織の収入科目の例
   (1)(財)日本相撲協会(2)プロサッカーチーム(3)(財)全日本スキー連盟
  [2]収入源、あるいはカスタマー(顧客)の数
   (1)スポーツ組織における「取引先」の類型(2)一般事業会社との比較
   (3)マイクロ・コングロマリットとしてのスポーツ組織
 2.スポーツ組織の収入と特性
  [1]会費収入
  [2]登録料
  [3]資産運用収入
   (1)資産運用の三つの原則(2)インカムゲインとキャピタルゲイン(3)ポートフォリオと分散投資
  [4]協賛金収入、スポンサー収入
   (1)協賛と後援(2)経済取引としての協賛(3)協賛金収入の問題点とリスク
  [5]放映権料
   (1)放映権料の上昇(2)マイナースポーツと放映権
  [6]移籍金
  [7]物品販売等(マーチャンダイジング)
   (1)物品販売の類型(2)損益分岐点について
  [8]補助金
  [9]現物給付、費用減免
  [10]入場料収入
第4章 事業計画と予算(収支計画)
 1.事業計画と予算の関係
 2.収支計画の策定プロセス
  [1]プロサッカーの計画策定プロセス
   (1)プロサッカーの事業サイクル(2)支出は収入に先行する
  [2]組織特性による差異
   (1)企業スポーツと大相撲(2)リターンの拡大可能性がリスクテイクを決める
第5章 資金調達
 1.債務者としてのスポーツ組織の特性
  [1]借入れの基本的な論理
  [2]スポーツ組織の特性
   (1)任意団体(2)法人格のある組織(3)法人設立と債務の承継
 2.資金調達手法の類型
  [1]一般的な融資
  [2]社債、団体債
   (1)直接金融と間接金融(2)スポーツ組織による債券の発行
  [3]プロジェクト・ファイナンスと証券化
 3.資金供給者の類型と審査プロセス
  [1]民間の銀行等
   (1)自己査定と債務者格付(2)与信枠とローン・コミットメント(3)銀行からみたスポーツ組織
  [2]政府系金融機関、地方自治体
  [3]ノンバンクと信用金庫・信用組合
 4.担保と信用保証
  [1]担保
  [2]個人保証
   (1)個人保証の意味(2)スポーツ組織の法人化と個人保証
第6章 キャッシュフロー・マネジメント
 1.キャッシュフローと損益の違い
 2.スポーツ組織のキャッシュフローの特性
  [1]固定費と変動費、収入の予見可能性
  [2]スポーツ組織のキャッシュフローの特性
 3.月次計画の重要性
 4.キャッシュフローの改善策
  [1]入金を早める方法
   (1)シーズン・チケットと前売券(2)ファンクラブの会費等の前払いの優遇
   (3)前払い期限の早期化(4)協賛金・スポンサー収入の入金時期の確定と早期化
  [2]支出を遅らせる
第7章 財務管理
 1.管理会計
  [1]事業ごとの成果の把握と評価
   (1)相撲協会の事業別収支(2)プロサッカーの事業別収支
  [2]収入と支出の関係の明確化
 2.特別会計、あるいは会計の区分
  [1]公益法人が会計区分を必要とする理由
  [2]特別会計の例
 3.予実管理
  [1]実績に基づく計画の修正
  [2]予実管理による行動の修正
  [3]当初予算との対比の重要性
第8章 資本と資本政策
 1.資本金と純資産
  [1]資本金
  [2]純資産
 2.株式の種類
  [1]普通株式
  [2]種類株式
   (1)配当優先株式(2)黄金株
  [3]転換社債(新株予約権つき社債)
  [4]株式の譲渡制限
 3.資本政策
  [1]自己資本比率(純資産比率)
  [2]株主構成
   (1)株主類型(2)地元株主と地域密着(3)持株会(4)株主構成と経営権・経営責任
   (5)株主破綻のリスク
  [3]株主資本コスト――借入との比較
 4.株式の上場
  [1]上場の意義と目的
   (1)上場とは(2)スポーツ組織にとっての上場の意義
  [2]各国の状況
  [3]上場の影響と問題:日本の場合
   (1)日本の上場市場と制度(2)連結による実質的な上場(3)上場の問題点
第9章 決算と情報開示
 1.決算の資料構成と承認
  [1]決算資料の構成
   (1)株式会社と公益法人の決算の位置づけの違い(2)決算資料の構成
  [2]決算の承認
   (1)株式会社の場合(2)公益法人の場合
 2.情報開示の方法と対象
  [1]株式会社の情報開示
   (1)情報開示の目的(2)情報開示の方法
  [2]社団法人、財団法人、NPO法人の情報開示
   (1)情報開示の内容(2)情報開示の対象と目的
  [3]スポーツ組織の決算情報開示
   (1)プロサッカーの場合(2)スポーツ組織の特性と決算情報の開示
第10章 財務リスクのマネジメント
 1.財務リスクの類型と影響
  [1]入金の遅延
  [2]取引先の倒産・破綻
   (1)取引先の事業不振と連鎖倒産(2)固定資産の毀損
  [3]他の入金機会損失
  [4]エージェントの契約の不履行

  [5]事業不振の財務への影響:減損会計
 2.リスクマネジメント
  [1]信用調査
  [2]契約書の整備
  [3]入金時期の早期化

  [4]手形あるいはファクタリングの利用
  [5]コンティンジェンシー・プラン
第11章 中長期のファイナンス計画
 1.中長期事業計画とファイナンスの連動
  [1]中長期の事業計画と資金需要
   (1)中長期事業計画の必要性(2)計画策定期間(3)プロジェクト・マネジメント
  [2]具体的な投資目的
   (1)スタジアム・アリーナ(2)練習場(3)オフィススペース、選手宿舎(4)器材(5)催事・競技会
 2.資金調達の方法
  [1]自己資金の蓄積と基金
  [2]借入
  [3]寄附・募金
  [4]会費
 3.中期的な財務健全性の判断基準と確保
  [1]事業(勘定、会計)別キャッシュフローの把握
  [2]中期計画の予実管理
  [3]リアル・オプションの援用
第12章 パブリック・ファイナンス
 1.財政とスポーツとの関係とその変化
  [1]財政赤字とスポーツ予算の縮小
  [2]スポーツへの財政支出の意味
   (1)目的による財政区分とスポーツの位置づけ(2)中央と地方との役割分担
  [3]財政によるスポーツ支出のポートフォリオ
 2.PFIによる施設整備
  [1]PFIの特徴
   (1)ファイナンス手法としてのPFI(2)PFIの類型
  [2]PFIの意義とリスク
   (1)行政にとっての意義(2)PFIのリスク
 3.指定管理者制度による運営の効率化
  [1]指定管理者制度の概要
  [2]スポーツ、スポーツ組織にとってのメリット
第13章 無体財産とファイナンス
 1.スポーツに関わる無体財産
  [1]無体財産権とは
   (1)無体財産権の類型(2)スポンサードとの違い
  [2]無体財産と権利ビジネス
   (1)権利ビジネスの主なビジネスモデル(2)権利ビジネスの「拡張性」

  [3]権利間の葛藤
   (1)設定された権利に排他性があることによるもの(2)設定された権利に排他性がない場合
 2.ネーミングライツ
  [1]ネーミングライツとは
  [2]日本の命名権の問題点
  [3]日本の施設の商品価値
 
posted by sports777 at 03:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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