ツインリンクもてぎ
全日本ロードレース選手権・観戦記A
JSB1000高橋巧選手、ST600稲垣誠選手、GP250高杉奈緒子選手の3人体制。
高橋巧選手の話を・・・
(インタビュー記事は後日お披露目します)
小園氏の秘蔵っ子、19歳。
高校在学中から、小園氏の指導を受けて、
1年ごとに戦績を上げて、昨年18歳で、08年度GP250を制覇。
最年少記録とのこと。
2輪に初めて乗ったのは、なんと3歳の時。
父上の厳しい練習指導で、ここまで上がってきた。
真面目で無垢な巧選手、まだあどけなさも残る。
グリッドに着いても談笑が終らず、
タイヤが動く瞬間まではレースに集中しないという肝っ玉の大きさ。
緊張などした事がないと笑う。
しかし、いざ、タイヤが動き始めれば、戦闘態勢爆発という、
切り替えの早さと深さ。
とにかく負けず嫌い。
08年度シリーズチャンピオンにも満足していないと言う。
王者なのに何故?
全戦優勝ではなかったから・・・との事。
完全優勝しないと納得できない。
今年はJSBに上がって、途中の怪我の影響もあって、
TOPからは遅れている・・・
全くもって納得いかない様子で、
初カテゴリーだろうが、周りがベテランばかりだろうが、
そんなものは全く関係ない・・・・見るのは1位のみ。2位はいらない。
2輪を知らない人に説明するならば、
2輪レース界の石川遼と言えばわかりやすいだろうか。
同い年で、競技での期待度やポジションは同じ。
石川選手の開花が少し早いだけ。
高橋選手も、石川選手と同じステージに立てる資格がある。
レースが終れば普通の19歳。
ファンにも優しく、
父上の教育からか、非常に真面目な人間性が伝わってくる。
小さい頃から支援者に恵まれて、恩師にも恵まれ、
世界を狙えるTOPアスリートになった。
2輪を極めてきた結果が、夢の舞台を射程距離にしている。
さあ、世界を目指せ!
頑張れ、高橋巧!