http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20090915ddm035050170000c.html
■概略
逆風の中で:第6部・働き方の選択/8 大学院で修士号
◇経験と理論を還元
北京五輪陸上男子400mリレー銅メダリスト、朝原宣治さん(37)は現役引退後も
大阪ガスに所属しながら、講演などで全国各地を飛び回っている。
時間を見つけてはノートPCを開く。10月末に開設する陸上競技「塾」の準備が佳境だから。
朝原さんが頻繁にやりとりする相手が、人事部の石井智さん(49)。大阪ガス野球部出身で、
同志社大に社会人入学し、企業スポーツのビジネスモデル研究で博士号。
現役引退後のトップアスリートを企業や社会が生かしきれているか疑問に思ったことが動機。
同志社大先輩の石井さんの勧めで朝原さんが大学院に進んだのは06年春。当時33歳。
スポーツ選手は引退後、会社の業務に専念するか、退社するのが一般的。
午前中は大阪の職場に出社して午後は練習、夜は京都の大学院で勉強する生活が始まった。
今月、晴れて修士号を手にする。
論文のタイトルは「企業における新たなスポーツサポートシステム」。
石井さんの研究を基に、アスリートが企業の価値を高める「仕組み」を考察。
スポーツ医学や生理学、指導理論などを研究するトップ選手は珍しくないが、
政策論のような社会とスポーツのかかわりを研究するケースは少ない。
指導する横山勝彦教授(スポーツ政策論)は「スポーツには現代社会の様々な問題を解決する
ヒントがある。トップ選手がそれに気づき、スポーツの持つ価値をもっと生かせる」と期待。
小学生と高校生以上が対象の「NOBYトラックアンドフィールドクラブ」が、研究成果の第1弾。
「この試みが、衰退する企業スポーツで生かされて、社会全体でスポーツ選手をサポートする
仕組みができればいい」。
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アスリートが企業価値を高める「新たな仕組み」?
それを10月末・開設の陸上競技塾=クラブで実行?
自分も、選手のスポンサー獲りをサポートする事を主に、
スポーツサポートのベンチャービジネスの企画戦略をしている立場なので、注目させて頂きます。
ドクター取得で、論理だけでなく、現場で実践されるようですから、かなり興味があります。
これまでにない、画期的な「新たな」仕組みのようなので、
陸上競技だけでなく、全競技から注目されるべきでしょうね。
アクティベーションに絡めたシステム?
コーズ・リレイテッド系のシステム?
セカンドキャリア系?
CSR系?
政策論だから、政治の仕組みを使う?
税金をうまく引っ張る???
ビジネスモデルなのだから、金が回る仕組みですよね?
スポンサー協賛金をいかに獲得するかを研究している立場としては、
早く知りたいですねえ。
10月末にはわかるようなので、それまで待ちますか。
NOBYトラックアンドフィールドクラブ・・・まだサイトも無いようですが、かなり期待しますよ。