http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/20090804t12017.htm
■概略
サッカーJリーグ2部(J2)ベガルタ仙台が地域にもたらす年間の経済効果は41億円と、
シンクタンク・日本経済研究所が発表。
雇用面のほか、税収効果も高い数値が出ており、仙台市、宮城県に対するベガルタの
一定の貢献度が実証された。
調査はJリーグの委託を受け、仙台・J1川崎・J2甲府など計6クラブを対象に実施。
各クラブや自治体、スポンサーからのヒアリング、産業連関表の分析などから算出。
その結果、仙台の経済効果はJ1のG大阪と並ぶ最高額にランクされた。
年間の雇用効果374人は全国最多。税収効果8000万円もG大阪9000万円に次ぐ。
仙台の経済効果が高い理由として、
(1)クラブに出資する宮城県や仙台市の手厚い支援
(2)ホームタウン協議会、市民後援会など多数の支援組織
(3)熱烈なサポーターの存在―などを挙げた。
観客輸送による仙台市地下鉄の赤字軽減や、スタジアム周辺の商業施設での買い物など
の相乗効果もあったとしている。
一方で、クラブを取り巻く脆弱な経済基盤も指摘した。県内に地元オーナー企業が少なく、
後発組のプロ野球東北楽天ゴールデンイーグルス、男子プロバスケットボールbjリーグの
仙台89ERSとスポンサーを奪い合う現状を課題に挙げた。
調査した小原爽子主任研究員は「仙台は総収入における入場料の割合が約4割と、
Jリーグの36クラブで最も多い。特定のスポンサーという『点』ではなく、広い『面』で支え
られている」と評価の理由を話した。
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仙台が、G大阪と並ぶ経済効果・最高額。
ほう、凄い。
レッズ辺りが1番かと思いましたが(調査対象に入っていないのかな?)、
仙台かあ、なるほど。
地域密着性が証明された結果でしょうか、頑張って下さい。
それにしても、地域でのスポンサー獲りのバッティングが始まっていますね。
企業争奪戦は、必ず起こりますし、
プロではなく、総合型地域スポーツクラブでも同様な争奪戦が起こるでしょう。
それはスポンサーだけでなく、会員の争奪も。
少子化が進むほどに、リスクは高まりますので、
中長期での資金調達(スポンサー収入・会員収入)を行ってほしいですね。