http://www.chugoku-np.co.jp/sports/Sp200907180187.html
■概略
▽スポンサー探し・自治体支援募る
フットサル中国リーグ所属するクラブチーム・広島F・DOが、来季にもFリーグ入りを目指す。
新規加入にはチームの法人化が条件。
スタッフや選手はスポンサー探しや自治体の支援取り付け等に奔走し、
中四国地方初のFリーグチーム誕生に向けて準備を進めている。
F・DOは1996年のひろしま国体のサッカー成年2部を制した選手たちが99年に創設。
中国リーグでは3度の優勝を誇る。選手は元日本代表の冨広洋平たち16人。
昨季、約10社のスポンサーを確保したが、法人化手続きが間に合わなかった。
更に、広告代理店と契約して地元企業スポンサーを集め、
自治体には練習や試合の際に公共施設を低料金で使えるよう求めている。
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以下、広島に限らず、一般論として書きますのであしからず。
最近、この御時世への対応として、
チーム選手にもスポンサー獲得活動を指示するフロントが増えていますね。
それ自体は賛成。
選手もスポンサー獲りの難しさを共有できますし、自己マネジメント力の向上にもなる。
どんどん地域を回って、地域民に顔を売ると同時に、
少額でもいいのでスポンサーを引っ張る事に慣れた方がいい。
しかしながら、少し注意が必要。
フロントの選手への説明が十分とは言えないケースが多いですよ。
選手は何もわからずに、結果的に足で稼ぐ飛び込みスタイルに成らざるを得ない。
飛び込みは絶対NGとは言いませんが、
飛び込みをするなら、飛び込みの方法を教えるべき。
飛び込み営業は誰でもできる簡単な手法と誤解されていますが、
コミュニケーション力、質問力、心理戦、対応力、思考力を要する最も難しい手法ですよ。
営業に長けたプロ営業マン程に、非常に神経を使う手法。
これをやらせるならば、
詳細に教育してから実行させるべき。
確かに、何も言わずに、自分で学べというスパルタ的な教え方もあることでしょう。
しかし、競技と違って、
スポンサー獲得活動はビジネス。
ビジネスならビジネスを教えてから進めるべき。
それと、内容については、
自分の売る商材を自分で説明できなくてどうするのか?・・・というケースも有りますよね。
広告露出効果を売るのに、その効果を説明できない・・・
つまり自分の売るモノを説明できずに、売ろうとしている・・・
例えば、胸ロゴ協賛が¥500万として選手が営業交渉し、
企業から「¥500万の広告価値の金額換算根拠は?」と質問されて答えられない・・・とか。
¥500万で売ろうとしている商材(商品)なのに、その商材は¥500万の価値が
ある事を説明できなければ、自分の売るモノを理解せずに売ろうとしているという事。
ビジネス上、営業マンとして恥ずかしい事です。
これは選手の責任ではなく、それを教育できていないフロントの責任。
注意して下さい。