■ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090602-00000737-yom-spo■概略
米自動車最大手のゼネラル・モーターズ(GM)が経営破綻したことで、米スポーツ界
への影響も不可避となりそうだ。
スポーツ関連のテレビ広告だけで、一昨年はトヨタの倍近い5億7800万ドル(約550億円)
を費やしたと伝えられるが、今後、広告宣伝費は圧縮される可能性が高い。
GMの破綻を受け、関係団体は確認に追われた。GMカナダ社と8年6700万ドル
(約63億円)相当の契約を結ぶバンクーバー五輪組織委員会は「支援を再確認した」
との声明を発表。ワールドシリーズMVP等のスポンサー契約がある大リーグ機構(MLB)も
「関係は続けると聞いている。莫大な数のファンがおり、販促に有効」と、楽観的な見方。
GMはこれまで、広告宣伝費の20%削減を打ち出し、9年続いたタイガー・ウッズとの契約
を始め、大リーグのヤンキースや米五輪組織委との契約を打ち切っている。
日本の民事再生法に当たる米連邦破産法11章の適用を申請したことで、さらにコスト削減
が求められる見込みだ。
バンダービルト大の経済学者ジョン・ブルーマン教授は「規模を縮小し、
ブランドイメージの
向上を目指す長期的なものより、短期的な販促につながる広告宣伝にシフトする。
テレビ広告費だけでも半減するのでは」と見る。契約見直し、破棄の可能性は否定できず、
ペンシルベニア大ワートン校のケネス・シュロプシャー教授は「再建計画策定の過程で、
債権者から削減を求める横やりが入ってもおかしくない」と語る。
破綻前の契約更新で大幅にスポンサー料を縮小されたパイレーツは「ほかの自動車産業で
その穴は埋まらず、大変な苦労をした」という。現在、球団レベルで契約のあるフィリーズや
アストロズなどは、影響を被った場合、
不況の中でのスポンサー探しに頭を痛めそう。
男子ゴルフは、冠スポンサーとなる2大会の契約は来年まで残るが、先行きの保証はない。
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そりゃそうですよね。
テレビ協賛だけで550億を使っていた企業が破綻とは・・・。
現契約を結ぶ大会・チーム・選手の心配は高い・・・
大きな影響は今後発覚していくことでしょう。
ジョン・ブルーマン教授はわかりやすい言い方をしていますね。
中長期でのブランド戦略よりも、短期での回収戦略にシフトすると。
それはそうです。
企業はそもそも何の為にスポンサーシップを行うのか?
この原点が、今、そして今後も問われる事になります。
広告露出効果?
それにモノサシはあるのか?
視聴率と言うならば、コンバージョン率との関係を語れる人は何人いるのか?
経済不況が進むほどに、スポンサーシップの意義よりも現実効果を求められます。
しかし、逆に言えば、その現実効果=ROIを説得できれば、
不況であろうが、赤字であろうが、
単発会計でプラス収益ならば経営者ならばOKを出します。
そのような攻め方が常識化するのでは?
スポーツスポンサーのあり方を再考する岐路に来ていると思います。
特にプロ界は。
posted by sports777 at 00:57|
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