■ソース(2009年04月09日Number)
http://number.bunshun.jp/other/column/view/3711/
■概略
好調スキー陣を悩ます深刻な資金難
チェコ・リベレツ世界選手権のノルディック複合団体で金メダルを獲得した
メンバーが3月中旬に帰国。金メダルは14年ぶり、来年2月のバンクーバー
五輪に向けての手ごたえを語った一方で、アンカーの小林範仁はこう口にした。
「スポンサーがついてくれれば」・・・それこそ最大の不安材料かもしれない。
金メダルの裏にはスポンサーの援助あり
スタッフとの契約、強化活動に資金は欠かせない。
だが今年3月、スポンサーとの契約が終了し、来季への新規スポンサーのめどは
立っていないのが現状。海外の強豪国に比べもともと資金の少ない日本は、これまでも、
夏場の雪上トレーニング一つとっても量は少なかった。
このままスポンサーがなければ、強化はさらに厳しい状況となる。
バンクーバーで勝つために資金集めの方策を
ノルディック複合にかぎらず、冬の競技は、一部を除けば資金不足に悩まされている。
日本代表選手でも海外遠征は全額〜6、7割を自己負担している事は少なくない。
Jリーグのクラブのように、広く資金を募るサポーター制度を導入する選手、メディアなどの
知人に相談をもちかけるスタッフもいるが、なかなか解決の糸口は見えない。
この冬の世界選手権で、ノルディック複合の金、ジャンプ団体の銅、上村愛子の2冠など
成果をあげたスキー競技だが、バンクーバー成功は、どれだけ資金を集められるかに
かかっている。
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うーん、厳しいですね。
スポンサー募集等を、マスメディアに載せる事も有益ではありますが、
この御時世で、単に頑張っているので金を下さいは通用しないですよね。
他競技の選手も五輪目指して頑張っている訳ですから。
プロ域なら、五輪大会時のメディア露出効果を金額換算してアピールする依頼も
ありますが、もっと、交渉先に突っ込んだ提案をするべきです。
いわゆるセールスシート形式では中々売れないのでは?
スポンサー獲りには、本来、協会・連盟が率先してフォローしてあげてほしいのですが。
海外遠征費用を自己負担している、日本代表クラスの選手は山ほど存在します。
そういう中で、スポンサー必須の状況であれば、
やはり、他選手と違ったアプローチ(いや、それが当たり前の時代になるでしょうが)で、
競技同様に、スポンサー獲りという勝負をしなくてはなりません。
待っていてもスポンサー企業は来ないものと認識して、
自分から攻めるスポンサー営業をして頂きたいと思います。
(学生選手でもやっている選手はやっていますから)
頑張って下さい。