http://www.chosunonline.com/news/20090223000044
■概略
未来アセットが申智愛のスポンサーになったワケ
昨年韓国の女子ゴルファーの中で最も優秀な成績を挙げながら、
スポンサーを見つける事ができなかった申智愛(シン・ジエ)選手が
未来アセット資産運用をスポンサーに迎えました。
未来アセット資産運用は今月6日、年俸10億ウォン(約6700万円)、
出来高最高5億ウォン(約3350万円)の5年間の公式スポンサーを契約。
申選手は昨年末に以前のスポンサー契約が切れた後、新たなスポンサーを
見つけることができずに苦労しました。
その最大の理由は、申選手の年俸が跳ね上がったにもかかわらず、
世界的な金融危機で企業の経営事情が苦しくなったからです。
苦しい家庭環境の中で世界のトップ選手に飛躍した申選手ですが、
韓国系米国人のミシェル・ウィー選手に比べて広告収入が少ないことから、
周囲の人々は残念がりました。ウィー選手は昨年、獲得賞金の面では7万ドル
(約640万円)と申選手とは比べものになりませんでした。
しかし広告収入のおかげで、女子ゴルファー中トップの700万ドル(約6億4000万円)を
稼ぐことができたのです。
未来アセットの関係者は「逆境を乗り越えて海外進出に成功した申選手の姿は、
未来アセットが目指す目標にぴったりで、今回スポンサー契約を結ぶことになった」と説明。
同社は最近、米国や英国、ブラジル、インド、香港などに現地法人を設立し、
海外進出に積極的に乗り出しています。こうしたことから、同じような境遇にある申選手を
後援すれば大きな広告効果が得られると判断したようです。世界的な株価暴落で苦戦を
強いられている同社が今年、申選手のように世界に羽ばたく事ができるのかが注目されます。
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アマチュアスポーツ選手にここで学んで頂きたいのは、
スポンサー企業が契約に至る理由を事前によく考えようという事です。
上記記事からは、イメージマッチングの存在がわかりますよね。
企業は自社イメージにマッチした選手をサポートしたいと思うのは当然であり、
自分自身のブランド・イメージ・状況・境遇等をよく考えて、
企業にマッチングできるかをシミュレーションすることをお勧めします。
言い方を変えれば、マッチングできる企業のみをターゲットにするという事です。
無論、広告効果等のスポンサーメリットがキチンと提示し、
ROIを事前チェックしておく事は最重要です。
更に、数値以外のブランド面、イメージ面を合致させれば、
スポンサー獲得率は上がりますよね。